更新日:2022年2月13日

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藺牟田池の泥炭形成植物群落

国指定天然記念物

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指定年月日

大正10年3月3日

所在地

薩摩川内市祁答院(けどういん)町藺牟田(いむた)

概要

藺牟田池は,飯盛山や愛宕岳などの外輪山に囲まれた火口湖で,直径約1km,周囲約3.3kmのほぼ円形をした池です。湖面の標高は海抜295mで,深さは最も深い所で約3.5mほどです。
池の西側と北側の湖岸一帯には低層湿原が発達していて,ジャヤナギやヨシ,マコモ,アンペライなどのイネ科やカヤツリ科の植物が群生しています。これらの植物は枯れると堆積し,炭化して泥炭を形成します。この一部が湖底から離れて水面に浮かび上がったものが浮島で,およそ300個ほどの浮島が点在しています。浮島は北方の寒冷な高層湿原ではしばしば見られますが,低層湿原では極めて珍しいことから天然記念物に指定されて保護されています。
また,この池はベッコウトンボの生息保護地区としても貴重で,ラムサール湿地としても登録されています。

このページに関するお問い合わせ

 鹿児島県立博物館

※当ページは鹿児島県の天然記念物の概要を紹介しているもので,当館は天然記念物の現状等について把握しておりません。天然記念物についてのお問い合わせは,それぞれの所有者または管理者までお願いいたします。

〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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