更新日:2024年1月4日
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日時:令和6年1月4日(木曜日)午前11時00分~正午
場所:5階記者会見室(県庁5階)
「ムーブかごしま」からもご覧いただけます。
(広報課)
ただ今より知事の年頭記者会見を始めさせていただきます。
それでは幹事社の方,進行をよろしくお願いいたします。
(幹事社)
明けましておめでとうございます。今年一年よろしくお願いいたします。
まず始めるに当たってのお願いです。発言される方は挙手をしていただいた上で,お近くのマイクを使って社名とお名前をおっしゃっていただくようお願いします。携帯電話は,マナーモードの設定をよろしくお願いします。
会見の冒頭に知事から発言があるということですので,よろしくお願いします。
(知事)
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
初めに,令和6年能登半島地震についてでございます。御承知のように1月1日に最大震度7を観測し,現在も活発な地震活動が続いている令和6年能登半島地震により,人的被害をはじめ建物の崩壊,火災の発生,道路の寸断,断水,停電など大規模な災害が発生しております。石川県においては,多くの尊い命が失われ,北陸地方を中心に広い範囲で多数の負傷者が発生しています。お亡くなりになった方々に哀悼の意を表しますとともに,被災された皆さまへ心からお見舞いを申し上げたいと思います。一日も早く安らかな日常を取り戻せるようお祈り申し上げます。
また,羽田空港において,被災地を支援するために出動しようとしていた海上保安庁の航空機と民間機による事故が発生しました。お亡くなりになった方々に哀悼の意を表しますとともに,事故に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
現在,自衛隊・警察・消防などの緊急援助部隊が現地派遣され,救助活動や救難物資の搬送など,被災地への支援が進められています。本県といたしましても,全国知事会や九州知事会と連携して情報収集に努めているところであり,今後応援要請があった場合には,速やかに対応してまいりたいと考えております。
(知事)
次に,台湾の屏東県とのMOU締結についてでございます。今月の20日から22日まで台湾の屏東県を訪問し,今後の交流促進に関するMOUを締結することとしております。
台湾は,本県にとって歴史的なつながりが深く,本県から近いという地理的特性や,直行便が就航していることなどから,県が策定している農林水産物輸出促進ビジョンや,県観光振興基本方針においても台湾を重点国地域に掲げ,有望な市場に位置付けて取り組んできております。県としては,台湾での更なる輸出促進や観光客誘致を図るため,台湾での交流を深めたいと考えております。
これまで,台湾の自治体では西郷菊次郎が治水工事等に業績を残した宜蘭県と歴史的なつながりがあり,交流をしてきております。台北の駐福岡経済文化弁事処から,日本の自治体との交流を強く望んでいた屏東県を新たな交流の相手先として紹介されました。
台湾の屏東県は,台湾南端に位置し,豊富な農水産物に恵まれ,また「台湾の南洋」ともいわれる台湾有数の観光地であり,農業・漁業・観光を主要産業とするなど,本県との共通点が多くあります。また本県の政治家であります故山中貞則氏が,屏東県の里港郷で戦時中に教師を務めていたというゆかりのある地であります。
令和2年2月に,屏東県知事から「鹿児島県との交流の可能性について両県で話し合いたい」という申し出がありましたが,コロナ禍の影響もあったことから,令和3年2月になって屏東県知事とオンラインによる会談が行われました。会談では,屏東県知事から「観光や産業・地理的にも類似している鹿児島県と,交流を活発にし関係性を築いていきたい。」という発言がありました。私からは「お互いにコミュニケーションを積み重ねていくとともに,お互いの県民がそれぞれのことを知るということが今後の交流につながっていく。」というようなことを発言いたしました。なお,本県と屏東県の議員連盟の間では,既に令和3年4月に交流に関するMOUを締結しております。
屏東県知事とのオンライン会談後は,コロナ禍でお互い自由に往来ができない中ではございましたが,両県間でオンライン会議などを通じて,コロナ後の交流について協議を続けてきております。
本県においては,県民の皆さまに屏東県を知っていただくため,令和3年度,県庁1階エントランス等で,屏東県のパイナップルなどの物産やパネル展示を行ったほか,令和4年度には鹿児島市内の百貨店で開催された物産展において,屏東県を紹介するパネル展とPRブースを設置しております。
一方,屏東県においては,令和3年度の「屏東クリスマス」に鹿児島県のブースを出展し,更にコロナによる渡航制限解除後の令和4年12月と昨年7月には,屏東県で開催されたイベントに鹿児島県のブースを出展し,屏東県の皆さまに本県のPRを行っております。
また昨年6月には,県立鹿児島水産高校を台湾屏東県にある国立東光港高級海事水産職業学校というところをはじめとする,台湾の海洋水産系高校5校が訪問し,授業の見学や体験活動を行うなどの交流を行っております。
このような両県の交流を踏まえ,昨年9月,周春米屏東県知事及び同県の関係各部長並びに台北駐福岡経済文化弁事処長等が来県され,青少年交流や観光・経済交流など今後の交流につて意見交換を行いました。その際,屏東県知事から「ぜひ,次は鹿児島県から屏東県を訪問していただきたい。」との強い要請があり,また,これまでの協議や交流の積み重ねを踏まえ,今回,屏東県を訪問し交流促進のためのMOUの締結を行うことといたしました。
今後,MOUに基づいて,台湾屏東県との青少年,芸術・文化,観光,経済などの分野での交流を促進していきたいと考えております。
また,これまで県産品の販路開拓や観光客誘致の取組については,台北を中心とする台湾北部地域で実施されてきたところでありますが,今後は,このMOU締結を契機に台湾南部地域まで拡げていきたいと考えております。
私からは以上でございます。
(幹事社)
それでは,発表事項に関して質問のある社はお願いします。
よろしいでしょうか。
ないようですので,続きまして県政一般についての質問に移ります。まず最初に川内原子力発電所関連以外の質問とし,その後に川内原子力発電所関連の質問とさせていただきたいと思います。
それでは,最初に幹事社から質問させていただきます。
(記者)
年頭に当たって,今年の抱負についてお伺いしたいのですが,知事の任期も約半年となりましたが,今年取り組みたい県政課題で特に力を入れたいことはどういったことでしょうか。
(知事)
昨年は,この時期,新型コロナウイルスの感染が大変拡大して,5千人を超える感染者数を記録したりというような状況でございましたが,5月8日に5類に見直しがなされて以降,経済社会活動が活発になってきております。こうした中で,コロナ後の新たな経済社会活動をしっかりと回復軌道に乗せていくという必要があると考えております。
一方で,物価・エネルギー価格の高騰,あるいは少子化・人口減少等に伴う人手不足といったような新たな課題もあります。こうした課題をしっかりと克服しながら,鹿児島の未来創造ビジョンに掲げている「誰もが安心して活躍できる鹿児島を実現していく」ということを実現していくことが課題であると考えております。
そのために,これまでも取り組んできております本県の稼ぐ力の向上,そして今後の社会を担っていく人材の確保ということに向けての子育て支援といったことにも力を入れていきたいと思っております。
(記者)
残り半年ということですが,仕上げの段階というか,あるいは次の再選に向けての意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。
(知事)
残り任期が7月27日までということではありますが,引き続き今申し上げたような課題に着実に取組を進めていきたいと思っております。
(記者)
奄美関連で1点質問です。
政府が閣議決定した来年度予算案で,奄振法の延長を見据えた予算が計上されました。公共・非公共とも前年度当初とほぼ同額を確保したわけですが,知事の受け止めをお聞かせください。併せて,来年度の県の奄美振興策についてもお考えをお示しください。
(知事)
奄振が期限を迎えるということで,その延長・充実についてこれまで地元の皆さん,そして県関係の国会議員と一丸となって政府への働きかけなど強力に行ってきたところであります。そうした中で,奄振の今後の延長については,政府の方でもこの法的な枠組みを継続していくという方向性が踏襲されていると承知しております。
そうした中での予算については,公共使用については前年度比で103%,非公共について100%,前年同額ということでございますが,非公共の方も中身といたしましては,私どもの方からお願いしておりました農業振興や,沖縄との調和ある発展といったような連携策等が拡充できるというふうに中身的にはしっかりと対応していただけたものと考えておりますので,今後県の施策としても,こうした方向性に沿ってしっかりと対応していきたいと考えております。
(記者)
先ほどお話のあった人手不足というのもありますが,24年問題や交通問題,グランドハンドリングの不足,バス,ライドシェア,畜産県であり観光県である鹿児島にとって踏み込んだ支援・対策が必要だと思いますが,どのように取り組んでいかれるでしょうか。
(知事)
まず人手不足ということで,いろんな交通関係あるいは物流関係への影響というものが出始めてきているということかと思います。
まず公共交通については,観光を行う上でやはり足というものが大事になってまいりますので,県としてもこれまでも運転手の確保ということについての支援というのを行ってきておりますので,引き続き採用活動への支援,またこの業種全体のPRの動画などもこれまで作成してきておりますので,引き続き運転手の確保ということに努めていきたいと思っております。
またライドシェアについては,国の方でタクシー事業者の運行管理の下で4月からの導入ということでお話をいただいておりますので,その対応策に沿って,また県としてもしっかりと対応していきたいと思います。
また空港のグランドハンドリング,これはなかなか,これまでも県もいろんな支援策を講じてきておりますが,十分な人員が確保できていないということでございますので,引き続き同業他社からの人材の確保あるいは新規の参入といったことも含めて,県としてもできる限りの取組を進めていきたいと思っております。
また物流の2024年問題ということは言われておりますので,働き方改革等も含めてしっかりと対応できるように,いろんな物流システムの実証試験等も行っておりますので,そこら辺の対策をしっかりと県としても後押ししていきたいと思っております。
(記者)
グランドハンドリング不足というのもありますが,先ほどのMOU締結で台湾線の定期便再開ですが,そこら辺の見通しはいかがでしょう。
(知事)
まだはっきりとした見通しはございませんが,グランドハンドリングのところをしっかりと行いながら,できるだけ早期に実現したいと考えております。
(記者)
羽田空港の事故があり,鹿児島空港でも混雑等があったと思いますが,グランドハンドリング不足の影響や,県として何かしら対策等をされているのでしょうか。
(知事)
今回の事故の関係では,グランドハンドリング不足が何か影響しているということは特にないと思いますが,航空機が欠航になったりというような影響もあったと思いますが,短期的には,そういったことについては県としては特段の対応ということはできておりませんが,航空会社の方で振替え便や輸送等については御配慮いただいているのではないかと思っております。
(記者)
昨年12月に,令和4年度の農業産出額が5千億円を超えて過去最高を更新したというのと,全国2位を6年連続維持したというのがあったと思います。一方で,農業所得でいえば全国最下位にまた転じてしまったということで,知事は稼ぐ力というのを掲げていらっしゃいますが,農業についての受け止めと今後の対策を教えてください。
(知事)
昨年発表になりました令和4年度農業産出額が5,114億円ということで,5千億円を超えたということでございますが,一方で,今御指摘のように農業の所得率,これが非常に低いというのは課題であると思っております。ここはなかなか,県としてももう一回少し,農業の構造的なところもしっかりと考えながら,今後の方向性を検討していきたいと思っております。やはり鹿児島県は畜産のウェイトが大きいわけですが,畜産がなかなか所得率という意味では大きくないという特色がございます。そこのウェイトが大きい,言ってみれば薄利多売というようなことですので,所得率ということで考えるのか,各農家の所得の絶対値,金額で考えるのか,その辺の実態もよく踏まえながら検討していく必要があるだろうとは思っておりますが,いずれにしても畜産も今大変厳しい状況になっておりますので,農業資材の価格高騰によるコストの増大といったようなことが大きく影響していると思いますので,今後の対策としては,やはり販売量の増加,また付加価値をできるだけ高めていく,そして生産性を向上していくためのコスト低減,この方向かと思っておりますが,それぞれの耕種別にもきめ細かく分析していく必要があると思っております。
(記者)
畜産はずっと付加価値向上ということでPR等もされていると思いますが,なかなか知名度も上がらないし,畜産農家の方も苦しいという声が,牛に限らず豚でも鶏でも出ているのですが,その辺は今までと一緒でも難しいのかなと思うのですが,どうお考えでしょうか。
(知事)
1つは,和牛は日本一になったわけですが,2大会連続和牛日本一と,ここをなかなか生かしきれていないというところ,この辺がどうしても首都圏での知名度ということがこれまで不足しているということで,今まで関西圏ぐらいまでが市場となっておりましたので,これを首都圏の方まで広げるように,いろんなホテル・レストランなどでのフェアや,今度はモノレールも活用したPRといったようなことで,首都圏を中心に今後知名度アップ・向上,これを目指していきたいと考えております。
豚の方はかなり,鹿児島県は牛よりも豚の方が有名ではありますが,最近黒豚も生産量が少し厳しい状況になっているというようなことも聞いております。
鶏は,鳥インフルエンザの影響もかなりあったかとは思いますが,価格的には今回は上昇したということが今回の農業生産額の増加にもつながってはいると思っておりますので,こういった鹿児島県の畜産について今一番苦しいのは,たぶん餌代等の資材価格の高騰と,和牛では消費が少し滞っているというようなこともございますので,そういった消費拡大,PR活動,生産性の向上,さまざまな対策をしっかり行っていきたいと思っております。
(記者)
もう1点,鳥インフルエンザですが,12月の1例目の発生から1カ月たってその後発生のない状況だと思います。昨シーズンに比べて,全国的にも低い状況で抑えられていますが,知事としては今の状況をどう見ていらっしゃいますか。
(知事)
幸いにも,昨年に比べると発生件数はまだ1件にとどまっていると思っておりますが,昨年も,各農場の皆さんしっかりと対策を取りながら,感染が発生したということでありますから,まだまだこのシーズンにおいては油断できない,非常に注意が必要な時期だと思っております。
農家の皆さん,昨年も疫学調査等あるいは国の提言等も踏まえて,入気坑対策などもしていただいていると思いますので,県としてもそういった取り組みをしっかりと支援していきたいと思っております。
(記者)
鹿児島市のサッカースタジアムについて質問します。年末の市長の定例会見の中で「県は鹿児島市にとって重要なパートナーなので,県から考えが示されれば意見を聞く」というような考えを示されたのですが,12月の県議会の中でも「県は早期に見解を示すべきだ」というような提言が盛り込まれていて,知事としてはどのように対応していこうと考えていますか。
(知事)
議会の提言の後にもお答えをしたように,鹿児島市の方で北ふ頭での整備ということをさまざま検討されているというふうに承知をしておりますが,まだ,どういったスタジアムを建設するのかという中身において十分な説明がないということで,港湾の事業者との協議というものもなかなか進んでいないと,こういう状況かと思っていますので,そういった中で県として,これは良い・悪いと言えるような段階ではないと思っております。市として,どういったスタジアムを整備するのかといったような,県の方からもいろんな検討課題というものをお願いしておりますので,その回答といいますか,考え方ということを早急に示していただく必要があると思っております。
一方で,鹿児島ユナイテッドがJ2に昇格したということもありますので,時間軸ということも考えながら早急な検討をしていただく必要があると考えております。
(記者)
時間軸ということでしたら,大体いつぐらいまでにという,そういう目途はありますか。
(知事)
これはなかなかはっきりはしませんが,鹿児島ユナイテッドがJ1に昇格してから確か8年・9年ですか,それぐらいの間に整備する必要があるというふうに聞いておりますので,その昇格のタイミングがいつになるかということかなと思いますが,うまくいけば来年J1に上がるということも可能性としてはあると思いますので,そういったようなことも状況を踏まえた上で時間軸というのは考えていく必要があるのではないかと思っております。
(記者)
スタジアム整備については,オール鹿児島で取り組むことを県も市も確認されていると思いますが,この1年,知事としてはどういうところで連携を図ってやっていきたいと考えていますか。
(知事)
そうですね,鹿児島市の方でまずは主体的にどのようなスタジアムをということは検討していただいていますので,そこでの考え方を県としてもしっかり受け止めて,県としても協力できるところは一緒になって取り組んでいきたいと思っております。
(記者)
あと港湾関係者との協議ですが,今,県は「鹿児島市が港湾関係者と協議してほしい」というようなスタンスだと思います。中には「県もその中に入って話し合うべきなんじゃないか。」というような声もありますが,今の時点で三者になって検討を進めていくというようなお考えはないですか。
(知事)
あとはやはり,どういう所にどのようなものをどれぐらいの規模で造るか,というものがないとなかなか協議といっても難しいのかなと思っておりますので,まずはそこら辺の考え方というものを鹿児島市の方で整理していただきたいと考えております。
(記者)
そういったところが整理されないと,県としては港湾関係者と一緒になって協議というのはまだできないですよということですか。
(知事)
そうですね,港湾関係者の方も困るのではないかなと思うのですが。
(記者)
本港区の利活用検討委員会の中で,今まで住吉町15番街区でMICE施設を提案している商工会議所が,また改めて完成予想図を示してきたのですが,知事としては,住吉町15番街区の再開発はどのような形で進めていくのが望ましいと考えていますか。
(知事)
住吉町15番街区については,県のスポーツ・コンベンションセンターの基本構想においては駐車場を整備するということで,県議会の方で認めていただいておりますので,基本的にはそういったことで今まで検討してきております。ただ,ここで,サッカースタジアムを住吉町15番街区でというオプションというものも当時はございましたので,サッカースタジアムを整備する場合には,別途駐車場は確保するということでございました。したがって,今後,新たなその他の,今の商工会議所のMICE施設等の活用というような別の活用策というものの提案があった場合には,また県議会の方でも御論議いただいた上で今後の方向性というものを議論していきたいと思っております。
(記者)
これは,県議会が議論するのと,県も何かしらの場を立ち上げてMICE等の開発ができるかというのを判断する場所を設けるというふうに考えていいのですか。
(知事)
今の本港区エリアの利活用については,ゾーニングのどういった機能を整備するかという議論をしておりますので,その機能,ゾーニングに沿ってどういうものを整備していくかということについては,いろんな枠組みで検討していく必要があると思っておりますが,具体的にどういう形でするかということについては,まだはっきりしておりません。
(記者)
今からまとまる本港区のゾーニングやグランドデザインに合致しているかというのは当然確認していくことになるという理解でいいですか。
(知事)
当然そうですね。そういったことに沿った形でどういう活用策があるかということを検討していく必要があると思っております。
(記者)
スタジアム構想と一緒で,そういったことをクリアしてこないと,簡単に,提案しているから再開発できますよというようなふうにはならないということですか。
(知事)
いろんな可能性ということがあると思いますので,ゾーニングの中での機能を実現するための具体的な施設として,どういうものがあり得るかというのは,さまざまなアイデアがあると思いますので,その中でどういった施設を整備するかということについては,検討が必要だと思っております。
(記者)
冒頭の発言で,能登半島地震と航空機事故のことがありましたが,「情報収集に努め,復興要請があれば速やかに対応したい」という,これは両方にかかっている発言なのですか。それともどちらか。
(知事)
両方というのは,何でしたっけ。
(記者)
地震と事故と。
(知事)
基本は地震の方ですね。
(記者)
地震の方ということですね。地震は,どのような形で今回知ったのですか。
(知事)
地震は,私もまずは報道で知って,その後,全国知事会の各知事とのいろんな状況等を発信しているというものを聞いております。
(記者)
知事会ルートでも入ってきたと。
(知事)
はい。
(記者)
「応援要請があれば」ということであれば,県としてはどんな支援というのをする用意があるのでしょうか。
(知事)
現在は,人命の救助ということが最優先で,自衛隊・消防・警察等が近隣の中部地区を中心に派遣しているという状況であります。
また一方で,救援物資等についても,今石川県の方から知事会も含めて政府の方に要請がきております。中部圏・関西圏の知事会の方で,物資の確保ということを準備を進めておりますが,一方でこの両圏域だけではなかなか対応できそうもないということもあり,知事会の方では,距離的なことも考えて,まずは関東ブロックに準備を指示しているという状況でございます。
その他,現地の情報によりますと,やはり避難所運営の要員,あるいは家屋の危険度を判定する要員等,そういった人的なところが不足しているというようなお話をいただいております。こうした人員の派遣についても,今近隣の各県が対応しておりますが,今後,全国知事会あるいは政府の方で割り振って,各県においてもさまざまな要請というものがあり得ると考えておりますが,今申し上げたような現地での避難所運営あるいは家屋の危険度の判定要員,あるいはその他にもいろんな,これからまた現地での救命活動等が落ち着いてくる中で,医療やさまざまな要請が想定はされると考えております。
(記者)
では,もし知事会なり政府なりから要請があれば,それは対応すると。
(知事)
そうですね,しっかりと対応したいと思っております。
(記者)
今回は活断層での地震があったり津波があったわけですが,県内の状況を再点検する計画があれば教えてください。
(知事)
今のところ,これを契機に再点検というところまでは想定はしておりませんが,今後またしっかりと,通常の防災訓練等もございますので,そういった中で今回のことも踏まえて対応していく必要があるとは思っております。
(記者)
話題が変わりますが,来年度に向けての組織機構のことですが,昨年で国体が一通り終わりました。国体局はどうされるお考えでしょうか。
(知事)
基本的には,国体局というものは役割を終えたということで,また組織改正をしっかり検討していきたいと思います。
(記者)
では,仕事としては何かしら存在するとは思いますが,局としてはなくすという方向性。
(知事)
今検討している段階ではありますが,局としての役割を終えて,どういう形にしていくかということについては,また今後の組織改正についてのときに,併せて発表したいと思います。
(記者)
コロナ関係の課が2階の講堂の所に入っていますが,5類に移行して人員的な規模も縮小していると聞いています。コロナ関係の担当課はどういう形になるのでしょうか。
(知事)
これも今後検討ですが,コロナという意味では一定の役割を終えつつあると。当時,一番ピークのときに比べるとそういった負荷というものはなくなってきていると思いますが,今後新たな感染症に対しての,感染症対策ということについては,今後も取り組みを行う必要があると考えております。
(記者)
2階の講堂の扱いですが,講堂が今使えない状態なわけですが,2階のあの部分をどうしたいと。
(知事)
だいぶ人員も整理されてきておりますので,一定の区切りで通常の形にしていきたいと思います。
(記者)
4月目途ということですか。
(知事)
まだ,時期がどうなるかまだそこまではっきりとは確認しておりません。
(記者)
知事選挙の関係で確認です。政党の推薦関係で確認させていただきたいのですが,まず,推薦願を出されたのは,政党の組織でいうと今のところ,自民党,公明党ということですね。
(知事)
はい。
(記者)
県議会の会派としては,自民党,公明党それと県民連合に出されたと。
(知事)
はい。
(記者)
ご存じのように自民党さんは,県組織の方では出すというのをお決めになったのですが,まだ正式にはどの政党からも来ていませんよね,推薦ということについては。確認ですが。
(知事)
はい,まだどこも党として決定ということはいただいておりません。
(記者)
正式な推薦はまだ来ていないということですね。
(知事)
はい。
(記者)
また確認ですが,他の政党,県民連合には出されたということですが。
(知事)
政党というわけではなくて,それは会派ですけれどね。
(記者)
会派ですね。今後の予定で,政党として出されるのは,まず立憲民主党,国民民主党,県内には社民党さんもいらっしゃいますので,立憲さんと国民さんと社民さんに出す予定ではいらっしゃるのですね。
(知事)
出したいと思っておりますが,そこの調整はまだこれから。
お願いしたいと思っております。
(記者)
その他の政党にはお願いされるお考えはありますか。
(知事)
今のところはありません。
(記者)
では,まとめますと自民,公明,立憲,国民,社民さんにお願いしたいということですね。
(記者)
先ほどのサッカースタジアムの件で話をお伺いしたいと思います。先ほど「来年昇格の可能性があるので,それを考えてやらないといけない」というご発言がありました。来年昇格の可能性があるとして,昇格した場合に,まず3年以内に整備計画を出さないといけないと。で,昇格決定後5年以内に供用を開始しないといけないと。そういうスケジュールになるわけです,最短でいくと。
そう考えたときに,今までの知事の御発言の感触と,「港湾計画の変更もあったりして10年以上かかるのではないか」というお話もあったりすると,そこの整合性が取れないということになるわけです。実際,現段階で港湾計画の変更が10年以上かかるのか,それとももっと短くすむ方法があるのかどうか,その辺は知事はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
そこら辺が,まだどういったものを鹿児島市の方で整備するのか,それに伴って港湾計画のどの部分をどう変更しなければいけないのかというような具体的な検討が,なかなかまだできる状況になっていないというふうに思いますので,その辺の時間的なところもまだはっきりしないというのが現状かというふうに思っております。
(記者)
決まったとしても,それ以上の5年以上の時間がかかるということで,仮に,今年頑張って昇格を決めて来年昇格するという最短のルートをたどると,現実的に難しいのではないだろうかと感じるのですが,いかがでしょうか。
(知事)
どうなのでしょうね,そこら辺のスケジュールも精査する必要があると思いますが,若干微妙なタイミングかなというふうには思いますので,その辺どれぐらい設計や建設にかかるのか。規模・中身によっても変わってき得るのではないかなと思っておりますので,その辺の見通しを立てるためにも,早くいろんな検討をしていただきたいと思っております。
(記者)
来年度当初予算が迫っています。早くというのであれば,来年度当初予算にも何かしらの予算を決めて予算化して形を作るというような手続きが必要になるかと思いますが,その辺のスケジュールとしては,来年度予算に関してはいかがでしょうか。
(知事)
いや,まだそこまでの議論にはなっていないというふうに思いますので,仮に年度途中で何か動きがあれば,補正予算等で対応することになるのではないかと思います。
(記者)
もう1点,住吉町15番街区の方に商工会議所さんがMICE施設を建設してはどうかと提案されていると思います。イメージ図もできてきて,だいぶ具体的なものになってきてはいるのですが,知事の過去の発言では,「現状としては駐車場だけれども,新しい提案があったら検討したい」という御発言がありました。現状,この提案に関してどのような感想をお持ちでしょうか。
(知事)
私はその図等はまだ見ていないのですが,今,ゾーニングについての議論をしているところでありますから,そこでの方向性というものが固まった段階で,そこのエリアについてどういった形で開発していくのがいいのか,どういう施設を整備していくのがいいのかということについての検討を進めていくということかと思いますので,他にもアイデアがあるかもしれませんし,その辺の状況を見ながら,どういう枠組みで検討していくかも含めて今後検討していきたいと思います。
(記者)
スタジアムの件です。県と市で,検討委員会でも「県と市であとは決めてくれ」というお話も委員長からありまして,ではあとはどういう手続きで進めていくのかというところだと思うのですが,もちろん市の方で具体的なものを出してくれというところもあると思いますが,県の方としてできることは何かありますでしょうか。
(知事)
できることは,何でしょうね。どういうものを造るのかということについての議論というものがしっかり見えてきた段階で,費用負担なのかいろんな渋滞対策なのか,いろいろあろうかと思いますので,その辺全般について一緒になって議論して検討していくということかと思います。
(記者)
検討委員会の資料の中では,スタジアムを否定するものではないような状況になってきているところで,微妙に検討を進めているのかなというような印象を受けるのですが,何か具体的に県の方として水面下で準備を進めているというようなことはありますでしょうか。
(知事)
いや,特にないです。
(記者)
関連ですが,スタジアムを,一方で鹿児島市の方としては「やはり場所が決まってこないと具体的なものが描けない」という声もあるように聞くのですが,今回,県の方から市に依頼している検討課題というのは,スタジアムをどこまで詳しくイメージするものをお願いしているのでしょうか。
(知事)
これまでずっと言ってきていることは,どういうスタジアムを造るのか,365日試合がある日もない日もにぎわう多機能複合型のスタジアムを造りますと言っているわけなので,その姿というものがどういうもので,本当にグランドデザインに沿ったような形での,にぎわいを呼べるようなスタジアムが本当にできるのかどうか,そしてそれが中心市街地活性化のための起爆剤としてのそういった効果があるのかどうか,そういった中身について教えてほしいということ。
また,規模がどの程度になるのかということによって,港湾のあそこの場所にうまくはまるのかどうか。あるいは港湾事業者が十分な荷さばき等のスペースといったものが確保できるのかどうか,ターミナルをどういうふうに配置してそれできちんと港湾機能を維持できるのかどうかといったことが,やはり確認する必要があるということなのですね。
ですから,そういったスタジアムの具体的な実際の姿や機能といったことを教えていただかないと,なかなかそこの場所にフィットできるかどうかということが私どもとしても判断できないということなので,その辺についてはしっかりと検討をお願いしたいということを,これまでもずっと申し上げてきているということです。
(記者)
では,イメージとしては,以前鹿児島市が3カ所の候補地からドルフィンポート跡地に絞ったときに,いろいろ需要予測調査もして,これくらいの需要が見込めるといったようなものを算出していましたが,そういうイメージで北ふ頭にもしてほしいということなのでしょうか。
(知事)
ドルフィンポートのときも,需要予測というのをやっていましたが,必ずしも365日にぎわうかということについての稼働率が十分ではないのではないか,グランドデザインにきちんとあてはまるのかどうかという議論というのは,引き続きそのときからあるというふうに思っておりますので,依然としてそういった課題というのは残っていると思っております。
(記者)
市の方に,そういった課題整理をお願いしているということなのですが,いつまでに回答をというような形の期限を区切っているのでしょうか。
(知事)
たしか前々回ですかね。本港区の利活用の検討委員会,8月だったか,秋だったか,はっきり覚えておりませんが,「それまでに回答をお願いしたい。」で,市の方も「回答します。」ということであったかと思っておりますが,これまで十分な回答がまだ得られていないという状況だというふうに認識しております。
(記者)
まず1点は確認ですが,冒頭の発言でもありました能登半島の地震の関係では,鹿児島県に対しては特に救援の要請等はなく,実際,現時点で対応しているようなことは特に,つまり被災地の支援関係で特に対応していることは現時点ではないということでよかったですね。
(知事)
はい,まだ来ておりません。
(記者)
話題は変わって,今日の仕事始め式のあいさつの中でありましたが,私が間違っていたら申し訳ないですが,「今年は甲辰(きのえたつ)ということで,成長の姿を示すような縁起の良い年だということです。」というような御発言,メッセージがありましたが,今日のこの場でのやり取り等を踏まえると,観光分野を中心に稼ぐ力の向上等にも期待を,弾みをつけていきたいというようなことかなと感じていますが,その辺はいかがでしょうか。
(知事)
そうですね,最初の抱負のところでも申し上げましたが,コロナ禍からの回復ということで,鹿児島県の資源というポテンシャル,これをしっかりと発揮できるような稼ぐ力の向上ということに向けて取り組みをしていければと思っております。
(記者)
稼ぐ力の向上というのは,知事の取り組みの印象的なフレーズの一つとしてこれまでも繰り返し言及されていて,さまざまな分野で進めてきているかと思いますが,特に今年,各分野いろいろある中で,こういったところを今年は稼ぐ力の向上に力を入れていきたいというようなお考えがあれば教えてください。
(知事)
これまでの継続ということにもなりますが,やはり先ほどの,農業でいえば販売量を増やしていく,輸出も含めて販路開拓をしていくということと,付加価値をできるだけ向上させつつ,またスマート農業等も活用しながら生産性の向上を図っていくということが必要かと思っております。
これは中小企業の稼ぐ力でもほぼ同じような取り組みかと思いますが,販路開拓・新商品の開発といったようなことと併せて,デジタル化の推進等による生産性の向上,こういったことに引き続き取り組んでいきたいと思っております。
あとは,観光でいえば,やはりインバウンドの増大ということを,今年はクルーズ船も昨年以上に増えると期待しておりますので,そういったことも含めてインバウンド対策,高付加価値な観光地域づくり,こういったことに取り組んでいきたいと思っております。
(記者)
昨年一年間が,馬毛島の工事が本格的に着工したり,鹿屋の海上自衛隊基地でMQ9が一時展開され,それはもう撤収しましたが,そういった安全保障関係の話題が昨今の国際情勢の絡みもあり,県内で続いていたわけですが,この今年一年,向こう一年において,安全保障関係の分野で知事として何か対応方針というか考え等があればお聞かせください。
(知事)
安全保障上の環境という意味では,今年もなかなか厳しい状況が続くのではないかと思っております。そういったことを踏まえて,国の方でもさまざまな対策を検討されていると思います。
馬毛島の件について言えば,しっかりと環境保全,そしてまた住民の安心・安全といった点については,県としては防衛省に対しても引き続き要請していきたいと思いますし,対策の実施状況等についても確認作業をしていきたいと思っております。
また,その他訓練等もあろうかと思います。オスプレイの事故もありましたので,住民の皆さんへの安心・安全という意味での情報提供等についても,丁寧に行っていただくように,引き続き要請していきたいと思っております。
(記者)
昨年末にありました県の医療審議会において,救命救急センターの新規指定について議題が上がっていました。県としては鹿児島市内の病院が要件を満たしているということで,そこを指定するのが妥当ではないかということで審議会に示しましたが,医療関係者を中心とした委員の方々から,けっこう否定的な意見が相次いで,議論自体も非常に長時間に及び,結局答申がまとまらずというような,あまりない展開だったかなと思います。センター指定の権限は,知事にあると認識していますが,先日の審議会の結果を受けて,知事としての受け止めを教えてもらえればと思います。
(知事)
県内の救命救急センターについては,全国の平均から見てもかなり低い状況にあるということで,この整備が非常に重要であるということで県の保健医療計画でも対応する必要があるということで,要件を満たしている病院から指定についての意志ということがありましたので,県としても県民・市民の命に関わることでありますから,全国と比べても低い状況を改善する必要があるというふうに考えて,指定するという方向での諮問をしたというふうに承知しておりますが,いろんな御意見があり,「県全体について,救命救急センターについての整備のビジョンを示してからじゃないか。」等いろんな御意見があって,まとまらなかったということでございますが,県として,やはり救命救急,県民・市民の命に関わることでありますから,早急な対応が必要だと思っております。
ビジョンということで言われていますが,要件がありますので要件を満たしていれば,それはしっかりと確認した上で指定していきたいと思っておりますし,地域別にもまだまだ,霧島・大隅といった所もまだ指定ができておりませんので,そういったところも含めて県内の救命救急センターの機能向上ということは,できるだけそういう対応をする必要があるのではないかと思っております。
いろんな御意見があったと思います。一定の要件がある中で要件以上に高度なことを求める御意見があったように聞いておりますが,要件を満たす以上は,指定する必要があるのではないかと私は思っておりますし,今回のいろんな議論も踏まえながら,また今後の対応については検討していきたいと思っております。
(記者)
今まさに地域の偏りの問題,現在センターが設置されているのは鹿児島市内に2件と大島に1件あります。審議会でも,地域的な偏在という観点から否定的な意見が出ましたが,そこに対しての考え方としては,今の御発言では,そもそも全国的に県全体の整備状況が低すぎるので,要件を満たしている所から順次できる限り早く指定を進めていきたいという,そういう考え方なのでしょうか。
(知事)
そうですね,地域的な偏在の問題もありますが,鹿児島市においても今の大学病院と市立病院だけではなく,他の病院においても救命救急の受け入れも行っているという実績もあるという現実もありますし,そこで要件を満たしているということであれば,指定するということでいいのではないかというふうには思っております。
(記者)
最後に,つい先ほど「要件を満たしている以上は,県としては指定する必要があるのではないかと考えている。」ということでしたが,審議会には,1回県として諮問していて,たぶんまだ答申は返ってきていないとは思いますが,答申が返ってくれば,その内容も踏まえて,知事としては,今回の鹿児島市内の病院で指定を決めたいと考えていらしゃるということでいいのでしょうか。
(知事)
この前の審議会で,いろんな要件についての議論あるいは全体としてのビジョンといいますか,考え方というものを示す必要があるというような御意見もいただいておりますので,そういったことも含めて,今後どういうふうに対応していくかということは,検討していきたいと思っております。
(記者)
県から鹿児島市の方に検討事項を投げている状態で,早急に返事がほしいということですが,その一方で県議会の方からは,「整備が困難である」あるいは「県として可能性の是非・成否を示せ」という提言も出ています。県は市に球を投げているつもりなのかなとは思いますが,県議会からこうやって球が出ている現状をどう受け止めていらっしゃいますか。
(知事)
県議会の方でもいろいろお考えがあって,早めに方向性を決めていく必要があるということで,そういった提言をいただいているとは思いますが,先ほど来申し上げているように,どういったものかということが分からない中で,「良い」「悪い」という判断がなかなか難しい状況だと思っております。
(記者)
県議会からの「成否を示せ」というのには,即答は難しいということなのですか。
(知事)
そうですね。なかなか,どういった形でそこが良いのか,悪いのかといったことを判断するだけのものがないということではありますので,いろんなお考えはあろうかと思いますが,また市とも連絡を取りながら,どういった方向にしていくかということについては,また協議を続けていきたいと思っております。
(記者)
今回の地震でも原発の動向が注目されていますが,避難バスや運転手不足の中,現状に避難計画などもあると思いますが,現状に沿った対応策の見直し等はお考えでしょうか。
(知事)
今のは,地震との関係ではなく,一般的にバスの運転手不足?
(記者)
もし地震があった場合,避難しなければいけないと思いますが,現状は,バスの運転手が不足していて,そのような避難体制が取れるのか,そこらの詳細を。
(知事)
年に1回,原子力防災訓練を行っておりますので,そういった中で,今回,バス協会やタクシー協会にも参加していただくようにしております。そういう中で,この原子力の災害が発生した場合の要支援者等の状況等も含めて,しっかりとまた確認作業というのは継続的に行いながら,避難計画の実効性ということを確保していく必要があると考えております。
(記者)
訓練として,常に更新されていっているという認識。
(知事)
そうですね。やはり状況をしっかりと把握しながらやっていく必要があると思っております。
(幹事社)
他に質問のある方。よろしいでしょうか。
質問はないようですので,これで終わります。
(広報課)
これをもちまして,知事の年頭記者会見を終了させていただきます。
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