更新日:2022年1月11日
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環境ホルモンが問題になっていた時期がありましたが,現在はどうなっているのですか。
環境ホルモンは,正確には「外因性内分泌かく乱化学物質」といいます。
化学物質の内分泌かく乱作用問題については,その有害性など未解明な点が多いことから,環境省では「内分泌かく乱化学物質問題検討会」を設置し,内分泌かく乱の疑いがある物質(67物質[見直しにより2000年に65物質に修正])について,有害性の評価を行ってきました。その結果,魚類に対して,4-ノニルフェノール(分岐型)と4-t-オクチルフェノールについては内分泌かく乱作用を有することが推察され,ビスフェノールA及びo,p’-DDTについても内分泌かく乱作用を有することが推察されました。ノニルフェノール,4-t-オクチルフェノールは工業用洗剤の原料や分解生成物に含まれています。内分泌かく乱作用が認められたノニルフェノール,4-t-オクチルフェノールは,現在,水生生物保全環境基準項目あるいは要監視項目として全国で調査・監視が行われており,鹿児島県内の公共用水域では検出されないか,検出されても極めて低濃度となっています。
環境省では,2016年6月に「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応-EXTEND2016-」を取りまとめ,この方針に基づいて,様々な取り組みを進めています。
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