鹿児島県感染症対策連携協議会
鹿児島県感染症対策連携協議会
県では,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」に基づき,感染症の発生の予防及びまん延の防止のための施策の実施にあたっての連携協力体制の整備を図るため,鹿児島県感染症対策連携協議会を設置しています。
1協議会の名称
鹿児島県感染症対策連携協議会
2設置根拠
鹿児島県感染症対策連携協議会設置要綱
3設置年月日
令和5年6月19日
4協議事項
- 予防計画の策定及び見直しに関すること
- 予防計画の実施状況及びその実施に有用な情報に関すること
- 新型インフルエンザ等感染症等に係る発生等の公表が行われた際の当該感染症の
発生の予防及びそのまん延を防止するために必要な対策の実施に関すること
- その他協議会の目的を達成するために必要な事項に関すること
5委員
人数:20名以内
任期:2年。ただし,再任は妨げない。補欠委員の任期は,前任者の在任期間とする。

6協議会の開催
令和5年度第1回鹿児島県感染症対策連携協議会
【1】開催日時
令和5年7月27日(木曜日)15時から16時30分
【2】協議・説明事項
(1)鹿児島県感染症対策連携協議会について
(2)新型コロナウイルス感染症への対応状況について
(3)感染症法改正の概要について
(4)県予防計画の改定の概要及び骨子案等について
(5)医療機関等への事前調査について
(参考)現行県予防計画(PDF:4,378KB)
【3】主な意見
- 新型コロナウイルス感染症の対応の振り返りに当たっては,死亡者の状況や医療機関,介護施設における集団感染の発生状況などについても分析すること。
- 計画を策定するだけでなく,現場の病院の状況を把握し,計画を実践していく仕組みが大事。
- 感染症発生・まん延時にはリスクコミュニケーションを行政は積極的にとってほしい。
- 発生時には,専門家で構成する会議を速やかに開催するべき。
- 二次医療圏ごとに連携を図り,平時からネットワークを構築すること。
令和5年度第1回鹿児島県感染症対策連携協議会開催概要(PDF:72KB)
【4】その他
令和5年度第2回鹿児島県感染症対策連携協議会
【1】開催日時
令和5年11月13日(月曜日)18時から20時10分
【2】協議・説明事項
(1)鹿児島県感染症予防計画(素案)について
(2)鹿児島市感染症予防計画(素案)について
(3)その他
【3】主な意見
- 県民に分かりやすいよう,計画に記載されている専門的な表現を工夫していただきたい。
- 新興感染症発生時において,感染症対応が集中すると救命救急や周産期等の医療が制限される場合がある。従来の医療提供を継続しつつ,感染症患者への医療提供が行えるよう,医療機関の役割分担について明記できないか。また,後方支援については,実際に後方支援が機能するような仕組みが必要。
- 地方衛生研究所の法的位置づけや役割分担を明確にし,県環境保健センターの人員増加等,体制の強化を図ってほしい。
- リスクコミュニケーションは保健所だけでなく県全体で実施することが必要。
令和5年度第2回鹿児島県感染症対策連携協議会開催概要(PDF:62KB)
【4】その他
令和6年度鹿児島県感染症対策連携協議会
【1】開催日時
令和7年2月13日(木曜日)18時40分から19時40分
【2】協議・説明事項
(1)「令和6年度の取組について」
ア鹿児島県感染症予防計画に基づく取組
イ鹿児島県新型インフルエンザ等対策行動計画の改定について
(2)「令和7年度の取組について」
ア鹿児島県感染症予防計画等に基づく取組
イ市町村新型インフルエンザ等対策行動計画の策定支援について
(3)その他
【3】主な意見
(1)「令和6年度の取組について」
- 感染症有事の際にはすべての保健所で人手が足りなくなる状況になると思うので,IHEATについてもっと広く周知していただきたい。
- 発熱外来の協定締結数が少ないのは少し驚きの結果である。
(診療報酬上の)メリットが少ないというのはあるかもしれないが,みんなで取り組まないと乗り切れないのがパンデミックだと思うので,周知・協力をお願いしたい。
- 発熱外来は,地域ごとの確保も課題。今後,目標を設定することも必要と思うので検討してほしい。
- 自宅療養者等への医療提供について,診療所や訪問看護事業所は,数値目標を達成していないため,地域差のないようにするとともに,(コロナ対応時の)実績だけでなく余裕を持って確保するようお願いしたい。
- 自宅療養者等への医療提供について,医療機関と結びついていない高齢者施設が多く存在するので,その支援体制を整備する必要があると思う。
- 施設への支援は非常に重要であるが,ドクターが動くのは限界がある。コメディカルとして一定数登録されている感染管理認定看護師等がかねてから活躍できる仕組みが整うことが理想である。
また,コロナ禍で培ったスキームの継続ができるよう検討して欲しい。
(2)「令和7年度の取組について」
- 各指定地方公共機関の作成した計画について,行動計画と整合性がとれているか確認する機会を設けてほしい。
- 来年の研修がいろいろと紹介されているが,パンデミックに備えるものばかりである。本県では,ダニ媒介の感染症,死亡者も多く,他にも薬剤耐性菌や梅毒など課題はあるので,もっと広い視野でやっていただきたい。
- 国では,感染症のサーベイとして,急性呼吸器感染症ARIを定点で把握しようとする動きも出てきている。(感染症対策連携協議会において,)そのような話題も提供していただきたい。
- 歯科からは(感染症)対策についてはあまりないが,予防に関して口腔粘膜からウイルスの侵入等もある。日頃から口腔健康管理についても周知してほしい。
(3)その他
- 環境保健センターについて,機器はもちろんだが人材を継続して増やしてほしい。
- パンデミック初期においては感染症指定医療機関間の横の連携が重要になるので,第1種・第2種感染症指定医療機関の連携組織等を検討していただきたい。
令和6年度鹿児島県感染症対策連携協議会開催概要(PDF:136KB)
【4】その他
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