更新日:2025年12月10日
ここから本文です。
農村集落の維持・発展に向けて,地域資源等を活用した農村(むら)づくり活動のリーダーとなる人材の育成に資することを目的に実施しています。
研修対象者(塾生)は,農村集落において,地域の話し合いを基本にむらづくり活動に積極的に取り組み,今後,中心的な役割を担えるリーダーとして活躍が期待される人材としています。(中山間地域等直接支払制度,水土里サークル活動等に取り組んでいる地域のリーダーなど)
令和7年8月26日と27日に実施された第1回かごしま農村創生塾では,8地域から16名の塾生と関係する市町村ならびに県の行政関係者が集まり,実践的で地域にすぐ役立つスキルを学びました。
持続可能な地域社会総合研究所の藤山所長(プロフィール(PDF:181KB))を講師に迎え,塾生の集落のこれまでの人口推移データをもとに,将来の集落人口や農業就業者数をシミュレーション予測し,人口維持に向けた「人口安定化シナリオ」を作成しました。また,ワークショップでは地域天気図を作成し,今後の活動方策について検討しました。
人口予測シミュレーションによる講話の様子
ワークショップによる地域天気図の作成の様子
また,「農業就業者シミュレーション」は,農業センサスの農業就業者数をもとに,将来的な農業就業者数を可視化し,新規農業就業者の維持・目標を捉えることができます。
「地域天気図」は,地域内の組織・団体を分野・階層ごとに整理した地元関係図を作成し,強みと思われるところには「高気圧」,弱みと思われるところには「低気圧」を置いていき,一目でこれからの地域づくりを進めていく上で重要な「気圧配置」の把握(地元の構造分析)し,集落の活性化方策の参考とするものです。
令和7年11月14日に実施されたかごしま農村創生塾の現地研修の部では,6地域から過年度の塾生を含む15名の塾生が集まりました。
さつま町の廃校を活用した交流施設「きららの楽校」にて,うましき里きらら協議会の取組事例やきららの楽校の施設内見学を実施しました。また,今後の取組に向けて,第1回,第2回のかごしま農村創生塾の振り返りを含めた塾生間での意見交換を行うなどして理解を深めました。
うましき里きらら協議会の取組発表の様子
きららの楽校の施設視察の様子