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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 令和2年度 > 令和2年7月28日知事就任記者会見

更新日:2020年8月4日

ここから本文です。

令和2年7月28日知事就任記者会見

時:令和2年7月28日(火曜日)午前11時10分~午後0時34分

場所:6階大会議室(県庁6階)

動画版を見る(外部サイトへリンク)

ムーブ!かごしま」からもご覧いただけます。

※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。

【質問事項】

 1.知事就任にあたっての所感
 2.知事の政治姿勢(1)
 3.新型コロナウイルス感染症(1)
 4.知事の政治姿勢(2)
 5.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(1)
 6.知事の政治姿勢(3)
 7.知事の政治姿勢(4)
 8.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(2)
 9.サッカースタジアムの整備
10.県議会との関係
11.県幹部人事等
12.定例知事記者会見等
13.新型コロナウイルス感染症(2)
14.離島振興(1)
15.燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開催(1)
16.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(3)
17.子ども医療費の窓口負担
18.知事の政治姿勢(5)
19.離島振興(2)
20.新たな総合体育館の整備(1)
21.楠隼中学校・高等学校の共学化等
22.新型コロナウイルス感染症(3)
23.知事の政治姿勢(6)
24.馬毛島へのFCLP移転計画
25.奄美世界自然遺産登録
26.再生可能エネルギー導入ビジョン
27.地域資源を活かした取組
28.伊藤元知事との面会等
29.知事給与の減額等
30.知事の政治姿勢(7)
31.児童虐待防止対策
32.子育て支援対策
33.鹿児島市との関係性
34.桜島架橋
35.川内原子力発電所の運転期間延長(1)
36.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(1)
37.川内原子力発電所の運転期間延長(2)
38.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(2)
39.川内原子力発電所の運転期間延長(3)
40.川内原子力発電所の運転期間延長(4)
41.川内原子力発電所3号機増設の凍結
42.原子力政策に関する三反園前知事の対応
43.川内原子力発電所の運転期間延長(5)
44.原子力政策について

(広報課長)
ただ今より,塩田知事就任会見を始めさせていただきます。
それでは幹事社の方,よろしくお願いいたします。

(幹事社)
よろしくお願いします。

(知事)
よろしくお願いします。

(幹事社)
まずは県政一般について質問いたします。まず最初に川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきたいと思います。

【質問事項】

1.知事就任にあたっての所感

(幹事社)
それでは質問させていただきます。
当選から2週間余りが経ちまして,そして昨日は前知事からの事務手続きがありました。それを踏まえて今日から知事としての職務が始まるということで,当選した時と現在とで気持ちの入り方にどのような違いがあるのか,あるのであれば教えてください。

(知事)
7月の12日に選挙が終わってから約2週間,なかなか最初はあまりまだ実感もありませんでしたけれども,昨日事務引継ぎをしていただいて,また,今日こうして県庁の中に入りまして,職員の皆さんともお会いしたりということで,業務説明等詳しい内容はこれからですけれども,県民の皆さんお一人お一人に,今回大きな支援をいただいてこういう結果をいただきましたけれども,本当にこれからしっかりと県民の皆さまの期待に応えられるようにと,そういう職責の重さに改めて身の引き締まる思いでおります。

2.知事の政治姿勢(1)

(幹事社)
知事として,鹿児島は今どのような状況,状態にあるとお考えで,そしてそれについてどのように対応していきたいというお考えなのか,それを聞かせてください。

(知事)
私は内閣府で地方創生を担当し,また九州経済産業局においても地域の活性化ということに取り組んできた,その流れの中で鹿児島に限らず日本の各地方,少子高齢化あるいは人口減少ということで,大変厳しい状況になってきていると思っております。これに加えて,今年の初め,あるいは春先から,コロナウイルスの影響ということで,地域の経済が大変厳しい状況になってきている,あるいは県民の皆さまの不安な気持ち,これが鹿児島県においては7月から大量に各地域でコロナウイルスの新たな感染者が判明しておりますので,そういった意味での対応というのが非常に難しい,そういった状況になっているのかなというふうに思っております。
これに向けてですけれども,当面の対応というのは,コロナウイルスの関係においては感染者のこれ以上の拡大の防止,あるいは検査を徹底してしっかりと治療をし,感染者の拡大を防いでいく。あるいは医療の体制の確保をしっかりと行っていくといったようなことを行い,また経済と安心・安全との両立を図っていく,ということが直近では求められていると思います。
また,大雨の災害の復旧についても,しっかりと取り組んでいく必要があると思っておりますし,先ほど申し上げた地域の経済の対策としては,基幹産業であります農林水産業,観光関連産業の今後の発展のための基盤をしっかりと作っていく。また,それ以外の産業の振興についても取り組みを進めていく,そういうことが必要だと思っています。

(幹事社)
ありがとうございます。それでは各社さん質問をお願いいたします。

3.新型コロナウイルス感染症(1)

(記者)
よろしくお願いします。
選挙戦の時から,真っ先に取り組みたいのはコロナ対策というお話でした。具体的にまず何に取り組むのか,よく経済との両立というお話でしたけれども,そのあたりも含めてご説明をお願いいたします。

(知事)
まずコロナ対策というのは,感染の防止,これをしっかりと取り組んでいく必要があると思っています。感染者数が多くなる中では,やはり県民の皆さんも不安で,経済活動あるいは社会活動を続けていくというのが困難だということになると思いますので,まずは感染の拡大防止ということだと思っています。
具体的には,飲食店・宿泊あるいは各事業所においても,感染を防止するための3つの密を避ける,あるいはマスクを着用する,手指の消毒をする,あるいは換気をよくする,いろんな対策があろうかと思います。あるいは,距離を離して座る,フェイスシールドを着ける,アクリル板を付ける,あるいはシートを付ける,いろんなやり方があると思います。それぞれの業種ごとにガイドラインもあると思いますけれども,そういったことを改めてしっかりと徹底して行っていくということをまずやっていただくことが必要だというふうに思っています。
それとあわせて医療の体制ということでは,検査の確保・充実を図り,また医療の最前線で働いていらっしゃる皆さんの働きやすい環境の整備,防護服・マスクその他の備品,資機材,こういうものをしっかりと確保していく。あるいはそういった最前線で頑張っていただいている皆さんに対する風評被害や不当な差別,そういったことのないようにしながら,しっかりと取り組みを進めていくということが,まず感染の拡大防止あるいは医療体制の確保ということで必要だと思っています。
それらを踏まえて,安心を確保した上で経済活動というものを,なかなか,100%ということでは難しいかもしれませんけれども,経済活動あるいは社会活動というのを行っていくということを進めていきたいと思っています。

(記者)
経産省のご出身ということで,経済活動,産業振興という言葉をよく使っておられましたが,それへの期待も大きいと思います。コロナ禍での産業振興,どのようにお考えなのでしょうか。

(知事)
コロナ禍での産業振興ということで言いますと,いろんな業界でそれぞれ実態は違うと思いますけれども,まずはその実態を把握するということをしていきたいと思いますけれども,中小企業・小規模零細企業全般で言いますと,事業継続に向けての資金の確保というのが重要になっていると思いますので,そこは持続化給付金をしっかりと使えるものはまず使っていただく。これまで,なかなかそういう補助金の申請手続きにも慣れてない方もいらっしゃると思いますし,いろんな補助金や支援制度がある中で,どういった支援制度があるのか,どういったものが活用できるのかということが,なかなかわかりにくい部分もあると思いますので,商工会議所や商工会・その他金融機関含めて,支援機関とも協力・連携しながらそういった事業者の補助金支援制度をきちんと活用できるような形で周知を図っていきたい。
また,その上で足りない部分については,県や市町村における追加の制度等もありますから,そういったものも含めて活用し,さらにいろんな皆さんの声を聞きながら,さらに足りない部分あるいは追加できる部分があれば,そういったことも行っていきたいと思っています。
あと,雇用対策についても同じような支援制度を活用していきたいというふうに思います。
それに加えて,また今後の産業振興ということで言いますと,農林・観光業についても,まだまだ伸びしろがあると思っています。農林水産業について言いますと,鹿児島の所得というのが必ずしも高くないということですから,高収益な作物を作っていく。あるいはブランドを確立していく,あるいは農商工連携。6次産業化による新商品の開発,販路開拓,そういったことをしっかりと支援して,魅力ある農林水産業というのをつくっていきたい。
あと観光についても,観光資源というのがいろいろありますけれども,その資源を発掘し,また磨いて,お金を落としてもらう,そういう仕組みを作っていきたいというふうに思っております。
さらに加えて,九州の産業を見ていますと,各県ものづくりが盛んですが,鹿児島県ではもうひとつ,そういった他の,基幹産業以外の産業というのも興していきたいと思っております。そこは,大学や高専,その他研究機関等も含めて新たな技術開発の支援をしたり試作品開発の支援をしたりというようなものづくりの支援。それからその他の新しい情報産業等についても,関連の皆さんで集まったりする場をつくるというようなことで取り組んでいきたいと思います。
また,若い人たちが起業したいと思えるような,そういう気運の醸成ということも図っていきたいと思っています。

(記者)
このコロナの感染が拡大して以降というのは,知事のリーダーシップが問われているかと思います。例えば,県独自で何かこういうことができないかというような,何か具体的なお考えがあれば教えてください。

(知事)
それはコロナの関係ですか。

(記者)
コロナ対策,感染もですが経済対策も含めて何か,各県それぞれ特徴を出していると思うのですが,国の交付金活用以外も含めて県独自,もし何かお考えなら教えてください。

(知事)
何と言うんでしょう,これから県庁の中で組織の皆さんと議論しなければいけないと思うんですけれども,私がこれまで選挙期間あるいはその後を含めて回ってきて,いろんな人から声を聞くのは,独自かどうかわかりませんが,この前天文館を回っていますと,きちんと対策を取っている所とそうでない所というのが結構あるのではないかと。あそこも組合・団体に属している所,そうでない所といろいろあって難しいのですけれども,県民の皆さんが安心して入れる所,対策している所,していない所についての見える化というようなこと。これはもう一部やっている所もあるのではないかと思うのですが,そういったことも取り組んでいきたいと思います。
あと県の,先ほど申し上げた基幹産業であります農林水産業においても,業務用の販路が今細ってしまっていて,在庫がだぶついて,冷蔵庫に大分商品があって,なかなか冷蔵庫を確保するのも大変。あるいはその保管料,あるいはブリや牛についても餌代がかさむというような実態がありますので,そこの,基幹産業である農林水産業を振興するために,そういった需要の喚起策というようなこともこれから考えていきたいと思っております。

4.知事の政治姿勢(2)

(記者)
先月も,新しい鹿児島,前でも今でもなく新しい鹿児島というフレーズを多用されていらっしゃって,今日の着任式の中でも,前の知事のやり方に言及する場面もあったと思うのですが,県政刷新というところを謳われたと理解していますが,どういう部分が刷新されなければいけないというふうにお考えで,その部分をどうしていきたいかというところのお考えを伺いたいのですけれども,いかがでしょうか。

(知事)
大きいところで言いますと,県政の進め方というところを大きく変える必要があるのかなと思っていまして,前の方も皆さん努力はされていたのかもしれませんけれども,4年前の選挙の時には県民が主役のと,県民目線の県政ということで皆さんの大きな期待があったと思うのですけれども,必ずしもそれがそのとおりになっていないのではないかなという気がしておりまして,実際,あのフレーズというのは,私が地方を回っていると道端でお会いした方やいろんな県民の皆さんが「今の県政ではちょっと,だからといって前の県政もね。」という声を聞いている中で,記者の皆さんから一本化について聞かれた時に,県民の皆さんの考えていることは,今の県政の継続あるいは前の県政に戻るということではないんじゃないかというふうに申し上げたのが,そういうフレーズになっているわけです。
具体的に言うと,多分県民の皆さんのおっしゃっていたというのは,県民の思いあるいは県民の声というのがきちんと県政に反映されていないのではないか,あるいは県政がなぜそうなっているのか,そういう決定をしているのかということについての説明がきちんとなされていないのではないかということが大きかったのではないかと思っております。したがって,今後の県政運営にあたって,できるだけ県民の皆さんの声をしっかりと聞いて,それを県民の目線でしっかりと政策につなげていく,というようなことをしっかり取り組んでいきたいし,また,説明責任といいますか,きちんとその過程の説明も果たしていきたいと,こう思っています。

5.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(1)

(記者)
コロナだったり少子高齢化と,大きい問題もいろいろあると思うのですが,鹿児島県は個別具体的な問題も諸々,例えば体育館や本港区といろいろあると思うのですが,そうしたものの中で何か,特に思われていること,すぐに取り組んでいきたいことがあれば伺いたいのですが,その点は何かありますでしょうか。

(知事)
体育館,ドルフィンポート跡地の活用というのも,鹿児島県特有のまちづくりの重要な課題だと思いますけれども,体育館の問題について言えば,場所ありきのような感じの印象を受けていまして,どういう体育館を造るのか,体育・運動だけなのかそれともイベント等も含めた施設にするのかと,その辺の議論というのをもう一回ちゃんと県民の皆さんの声を聞きながら,場所も含めて議論した上で検討していきたいと思います。
またドルフィンポート跡地についても,いろんな考えがあると思いますので。私自身は,あそこは鹿児島県の顔になるような一等地ですので,そこについては国際都市鹿児島の拠点となるような,コンベンション機能や展示機能をもった施設というのがいいのではないかと思っていますけれども,それについてもまた県民の皆さんのご意見もお伺いしながら,また関係の自治体その他の方からもご意見を伺いながら検討していきたいと思っております。
ただ,コロナの方がおそらく優先だと思いますので,そこら辺は少し時間的な余裕をみながら,一呼吸おいてまた検討していきたいと思っております。

6.知事の政治姿勢(3)

(記者)
お話を伺うに,県民の皆さんの声を聞くというところを重視されているとされているところですが,前の知事も同様のことをおっしゃっていて,どう差別化していくかというところの何かディテールというかお考えはあるのかなと。以前ですと車座対話というものがあったと思うのですが,塩田知事ですと県民の声を拾うためにどういう手段を考えられるかというのは,いかがでしょうか。

(知事)
車座対話みたいなのはぜひやっていきたいと思っています。どうなんでしょうね,前の方がどういうやり方をしていたかというのをもう一回改めて聞いていきたいと思うのですが,あまり限定的ではない,こちらからあなたとあなたというふうに選んだりということでもなく,もう少し広く対象の方を募ったり。あるいはもう少し自由に,フランクに発言をしていただいたり,あるいはそこで出た意見というのについても,できるだけきちんと政策に反映できるものは反映し,あるいはフィードバックするなり,きちんと対応していくということが必要なのではないかと思っています。

7.知事の政治姿勢(4)

(記者)
よろしくお願いします。
質問が少し重複するところもあるかもしれませんが,塩田県政のカラーを一言で表すとどんな言葉になるでしょうか。

(知事)
カラーですか。

(記者)
はい。打ち出したいカラー,お願いします。

(知事)
打ち出したいカラーですね,カラーといいますか今申し上げたことと同じようで,同じことだと,繰り返しになると思うのですが,県民の皆さんの声をよく聞いて反映していくということではないでしょうか。

(記者)
そうしますと,時として検討委員会や,さまざまな委員会を設置して専門の方や有識者の方のご意見も聞きながら進めていく場面というのも増えるかと思うのですけれども,そうなりますと,その一方で決断するタイミング,このあたりのお考え。検討委員会があまりにも増えてしまうと検討が遅れてしまったり,そういうことも危惧されますが,そのあたりのお考えを聞かせてもらえますか。

(知事)
それは,物事にはそれぞれのスケジュールがあるでしょうから,ずっと研究していく分野とは違って行政ですから,やはり行程をしっかり決めた上で,いついつこういうことをやっていこうと,そのための検討の過程というのはどれくらい,何回くらいやって,結論はこの時期に得て,このタイミングで実施していくと,そういうことは通常の行政の中ではやっていますので,そういったことをしっかりやっていくということだと思います。

(記者)
これまでの三反園県政でなかなか実を結ばなかったような事業も数多くあったりするのですが,その中で引き継いで進めていきたいなと今お考えの事業とか,それから,そうですねそういったものはありますでしょうか。

(知事)
引き継いでいくのは,大体大枠においては県庁組織ですから,いろんなことはやっておられると思うのですね。で,先ほど申し上げた農業の振興であるとか観光関連,そういったことというのは引き続き取り組んでいくべきことだと思うのですが,農業について言いますと,トップセールスということはよくされていたと思うのですが,トップセールスをする前提としてしっかりと作物を作っていかなければいけない,付加価値の高い産業にするための基盤を作っていかなければいけないと思うのですね。販売・流通が確かに鹿児島の場合は弱いというのはありますけれども,そういう基盤となる農業あるいは観光についてもいろんな稼げるような仕組みやプログラムなど,いろんなものがあるでしょうから,そういったことも含めてしっかりと継続して,さらに充実・発展できるような取り組みをしていきたいというふうに思います。

8.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(2)

(記者)
先ほど,総合体育館と本港区の再開発という,この2つの事業がお言葉の中にありましたけれども,例えば場所ありきで進んでいるというような言葉もありました。このあたりは,この2つの事業に関しては,ある意味で白紙に戻すというような受け止めでいいんでしょうか。

(知事)
白紙に戻すのか,これまでの検討の中で活かせる部分というのもあるのか,そこはちょっとこれからまたお話をお伺いしながら,変えるべきところとこれまでを引き継いでいくところはしっかりと検討していきたいと。

9.サッカースタジアムの整備

(記者)
もう一方,大きな事業としてサッカースタジアムの建設というのが,これは鹿児島市との向き合いとかとも関わってくるところだと思うのですが,選挙期間中に,サッカースタジアムに関しては住吉町でいいんじゃないかというようなお言葉があったかと思うのですが,そのあたりはお考えは変わりないでしょうか。

(知事)
住吉町でいいと言ったかどうかちょっと覚えていないのですが,あの,市内の中心部の辺りの方がいいんじゃないかなということは考えています。

10.県議会との関係

(記者)
よろしくお願いします。
県民の声を聞いていくという意味では,県民のもう一つの代表である県議会との関係というのも非常に重要になってくると思います。知事は,選挙戦では政党などの支援を受けずに闘われました。自民党・公明党の推薦した現職を破って当選されたわけですが,今後この県議会とどのように向き合っていかれるお考えなのかお聞かせください。

(知事)
おしゃるように,県民の皆さんの声を代弁するということで,県議会と県知事・県庁組織というのが車の両輪ということですから,そこはお互いにアイデアを出し合い議論しながら,しっかりと県政の発展のためにやっていきたいと思うのですけれども,私は特定の政党からの支援を受けているわけではないので,そこは各会派に偏らずしっかりと皆さんと議論していきたいと。

(記者)
塩田カラーというものを県政に出していく上で,議会の協力というものは欠かせないと思うのですけれども,もう間もなく9月には定例議会があると思いますが,その議会に向けて,知事の方から何か各政党なり会派なりにアプローチしていくというお考えはありますか。

(知事)
9月議会をどういうふうに運営していくかというのは,これから県庁の皆さんと相談しながらだと思うのですが,それぞれ必要な説明を行っていかなければならないと思いますので,そこはしっかりやっていきたいと思います。

11.県幹部人事等

(記者)
もう1点,人事のことですが,三反園県政を支えてこられた2人の副知事を含めて県の幹部人事は,今のところどのようにお考えでしょうか。

(知事)
それはこれから考えますけれども,当面今の体制でいくことになるのではないでしょうか。

(記者)
当面,交代というのは考えていらっしゃらないと。

(知事)
いずれかの時点では交代というのが,人事ですからあり得ると思いますけれども,今の時点で何か替えるとか誰がいいとかというのが頭の中にあるわけではありません。

(記者)
県庁の外部からの登用,政治任用のような形で特別職を任命するとか,そういったお考えはありますか。

(知事)
それは参与だとか,そういう特別な任命をするということですか。

(記者)
はい。

(知事)
今のところは特にそれもまだ考えているわけではありません。

12.定例知事記者会見等

(記者)
よろしくお願いします。
まず1点ですが,知事の情報発信について伺いたいのですけれども,九州の知事さんの中でも鹿児島県知事の定例記者会見というのは極めて回数が少なくて,他の知事ですと年間20回とか,月に2回とか開かれている知事さんもいらっしゃるのですが,塩田さんご自身としてはこれから情報発信の回数を,前職の方とか前の方と比べて増やしていくおつもりがあるのかどうかということをまず1点目,伺いたいと思います。

(知事)
情報発信の機会が他の県と比べてどうかというのは,少ないと言われれば少ないのか,私の印象では,前の知事は結構露出が多かったような気がしているのですけれども,その辺は皆さん,青潮会の皆さんのご要望なり,また踏まえて検討していきたいと思います。

(記者)
もう1点,記者会見のことについて伺いますが,今,入口の所でもめています。今回,フリーランスの記者が参加できるように,この会見の主催者である青潮会さんが規約を変更して,フリーの記者も入れるということになったのですが,今,外でもめている人たちは,手続きを取らない,けれども記者としての実績はある方々なのですけれども,そういった方からの質問というのは,知事ご自身は受けても別に差し支えないというお考えでしょうか。それとも,ちゃんと手続きを取って参加するべきだとお考えでしょうか。

(知事)
よくわかりませんけど,今の状態がどういう方なのかわからないのですが,ここの場を設定されている青潮会の皆さんのルールというのはあるのでしょうから,何かそのルールを守れない特別な事情がおありなのかどうか,そこはよくわかりませんが,基本的にはやはり,ルールというものがあるなら,それに則ってしていただければいいんじゃないでしょうかね。何かルールを,ちょっと周知がどうだとか,いろいろあるのかわかりませんけれども,ルールがあるならきちっとルールに則って,そのルールに従えない何か理由があるなら,また議論していただければいいのではないかと思います。

13.新型コロナウイルス感染症(2)

(記者)
わかりました。会見のことはそれぐらいにしてもう1点,国との関係について伺いたいと思いますけれども,災害による被災者支援に取り組んでいる弁護士の方が,今回の新型コロナの感染症を災害対策基本法の異常な自然現象として解釈をすることで,コロナで苦しんでいる方々の支援というのが円滑に進むんじゃないかという提言をされているのですが,塩田さんご自身はそういった考え方をひとつ考えてみるお気持ちがあるのかどうかということを伺いたいと思います。

(知事)
どうなんでしょうね,なかなかそこら辺の法律的議論というのは,法制局に持って行って相談しなければいけないのでしょうが,いろんな支援の仕方というのが多分あって,それを災害の一般的な法律の中でやるのか,あるいは特別な措置法でやるのか,いろんなやり方はあるでしょうから,そこは担当のところで議論していただければいいと思います。県の立場として言えば,県民の皆さんがしっかり救済されるような仕組みというのが,できるだけ円滑にできるようなものがあればそれに越したことはないと思いますので,その辺はまたそれが本当にいいのかどうかということは,また何かそういうお考えがあるのであればお聞きしてみたいと思います。

(記者)
もう1つ,財源のことで,地方債を発行してそれをコロナの対応に充てるというようなお考えというのは,ございますでしょうか。

(知事)
県の財政,今,地方創生の臨時の交付金もありますし,基金もあるという状況の中で,さらにその対策としてお金がないという場合にどうするかというのは,またその場で考えていきたいと思います。

14.離島振興(1)

(記者)
2点ほどお伺いします。まず,離島を含めた奄美群島も含めた鹿児島の離島振興について,知事のお考えを聞かせていただけますか。

(知事)
鹿児島の特色というのは,離島が多いと。南北600キロにわたっている,そういう地域であり,また私も一時期奄美群島で暮らした経験もありますけれども,やはりそこに暮らしている皆さんがしっかりと,本土との格差いろいろありますけれども,しっかりと暮らしていける,今,少子高齢化等で厳しい状況ではありますけれども,教育面あるいは産業面,そういった振興というのをしっかりと図りながら,皆さんがその離島で暮らしていけるようなことをこれからも取り組んでいきたいと思います。

15.燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開催(1)

(記者)
もう1点は,かごしま国体のことについてですが,先日当選証書の付与式の時もお伺いしたのですが,「一応延期してでも開催したい」というふうな,昨日三反園知事のお話もありました。
改めて,塩田知事としてのかごしま国体に対する考えを聞かせていただけますか。

(知事)
そうですね,国体,これまで長年にわたって準備をしてこられた皆さん,あるいは市町村の関係者の皆さんあるいはアスリートの皆さんの熱い思いというのはおありだと思いますので,ぜひ,このかごしま国体,なんとか開催していきたいという思いは私も持っております。

(記者)
実際,開催するとなると,もう延期ということは決まっています。先日,新聞等の報道でも,さらに,開催するとなると数百億単位の支出が見込まれるということもありました。そういったことを含めてもやはり,かごしま国体は鹿児島で開催すべきである,というのが塩田知事のお考えということでよろしいでしょうか。

(知事)
はい,その方向で,これからまたしっかり考えてまいります。

16.新たな総合体育館の整備,鹿児島港本港区エリアの再開発(3)

(記者)
先ほど出てきたのですが,新総合体育館の整備についてです。4月に,県は既に県庁東側県有地,今候補地であるそこの隣接地を所有する南日本放送さんと協議に入っているのですけれども,その協議については一旦中断されるということでしょうか。先ほどの説明を聞きますとそのように感じるのですけれども。

(知事)
中断というか,少し時間をかけて検討して,またそれを引き続き行っていくかどうかということも含めて,相談をさせていただければと思います。

(記者)
とりあえず庁内でまずは検討して。

(知事)
そうですね。

(記者)
必要があれば,それは一旦止めるという申し入れをさらにされるという。

(知事)
はい,少しその辺の進め方についても検討した上で,相手のあることですから,ご相談をしたいと思います。

(記者)
今現在は,検討するというところ,ということでしょうか。
もう1点,本港区についてですが,塩田知事は国際会議を開けるような,コンベンション機能の整備ということをマニュフェストにも掲げてありまして,それは今の県の計画とは少し違うと思うのですけれども,その点について,今,事業者公募が延期されている状況ですが,そこの進め方はどのように考えていますか。

(知事)
そこは,今延期されていて,具体的に誰かが手を挙げて進行しているわけではないので,改めてどういう内容のものにするかということをお諮りした上でまた検討して,皆さんにお示ししたいと思います。

(記者)
それも,検討されると。

(知事)
はい。

(記者)
そこ,何か期限とか時間的なものは決めてらっしゃいますか。

(知事)
特に今のところいつまでということをなかなか,コロナの関係もありますし,申し上げる状況ではないと思うのですが,ただ,先ほどの質問にもありましたように,いつまでも放っておくわけではないと思いますので,その時期をいつ頃にするかということも含めて中で少し議論したいと思います。

17.子ども医療費の窓口負担

(記者)
話は変わるのですが,三反園県政で子ども医療費の窓口負担ゼロというのを進めていたのですけれども,今現在,無料化の対象が住民税非課税世帯の未就学児のみとなっていまして,来年4月以降に,非課税世帯の小中高生にも広げる方針というのが示してあるのですが,この方針というのは引き継がれるということでよろしいでしょうか。

(知事)
そうですね,子育て世代に対する支援ということでは,方向としてはそういう方向だと思っています。

(記者)
三反園県政では,全ての子どもたち,最終的には全て窓口負担ゼロというのを目指していたのですが,塩田知事もそこは目指されるお気持ちがありますか。

(知事)
方向として目指したいと思いますが,そこはまた財源との相談だと思いますので,そこは内部での調整で,またタイミングがどれくらいでできるかということは検討していきたいと思います。

18.知事の政治姿勢(5)

(記者)
先ほど,人事の話が少し出てきたのですけれども,塩田カラーを実現するために,何か庁内で会議,何か庁内の組織改編であるとか新たに会議を設けるとか,今何か考えてらっしゃること,早急にやりたいと思ってらっしゃることは,何かありますか。

(知事)
いろいろ,組織の問題についても業務説明をお聞きする中で,少しまた考えていきたいと思います。

(記者)
今の時点では,特に何か。

(知事)
具体的にこれと決めているものがあるわけではありません。

19.離島振興(2)

(記者)
お疲れ様です。
先ほどの質問と少し被るところがあるのですが,離島振興の関係で,これまでにもICTを活用した振興策であったり,例えば台風や災害の多い地域ということでのインフラ整備の必要性等を挙げておられたと思うのですが,具体的に真っ先に今必要かなと思っておられる離島振興策,対策といったところはどういったあたりでしょうか。

(知事)
離島と一口に言っても,いろんな地域の特色があり,それぞれの島でも課題はあると思います。やはり離島の皆さんの産業面で言えば,農業振興ということが大事だと思うので,作物を今のままでいいのか,あるいは他の作物を,高収益なものを振興して入れていくのか。徳之島だけ見ても6,700ヘクタールの農地があって高知県1県に匹敵するということですから,かなりのポテンシャルはあるわけですが,サトウキビ・バレイショの価格がどうなのか,もっと他の高収益の作物が,例えばピーマンみたいなものとか。であればハウスでなくても,南西諸島であれば重油が要らないと,そういう可能性もあると思いますから,いろんなそういう収益性の高い作物を島でどうやって作っていくのか。長命草,向春草,そういうものの商工連携で新たな商品作物を作っていくとか。物流費がかかりますからやはりそういう軽い物とか,いろんな工夫の仕方があると思います。
あとは,物流面でどういうことができるかというのは,これは大変悩ましい問題ではありますけれども,物流コストの改善もできることがあれば取り組んでいきたいと思いますし,あとは人の交流の面でいくと,屋久島の空港の問題というのも引き続き取り組んでいきたいと思います。
あとは,離島の港湾のデッキの問題というのがあったと思うのですが,これはちょっと,費用がどうなのかなというあたり少し詰めてみないと,財源の問題があると思いますので今すぐできるかどうか,その辺も検討はしてみたいと思っております。
教育の問題でも,今回のコロナ対策でも,リモートでいろいろできる,そういう素地もできてきたのではないかなと思いますので,そういう情報通信基盤みたいなものをもう一回離島でどうなっているかを考えた上で,離島の皆さんの教育の格差,あるいは医療の格差,そういうものができるだけなくせるような対策というものを考えていきたいというふうに思います。
世界遺産もちゃんとしっかり取り組んでいきますので。

20.新たな総合体育館の整備(1)

(記者)
よろしくお願いします。
県民の声を県政に反映させるというところにつながるのかなと思うのですけれども,新たな総合体育館のことで質問させてください。県は1月に県民アンケートを実施しているのですが,まだそこまでコロナウイルスが拡がる前に実施されたアンケートだったと思うのですが,このコロナという状況を受けて,また改めて必要に応じて県民に,体育館について意見を問うというお考えはあるでしょうか。

(知事)
そうですね,そこでの意見,どういうものが出てきたのか。そこでコロナウイルスと関連のあるものがあるのかどうか。コロナと関係なく,今後の検討においても有益なものが大半なのかどうか。そういったことを含めて精査した上で考えたいと思います。

21.楠隼中学校・高等学校の共学化等

(記者)
よろしくお願いします。
公約の中にありました,楠隼中学校高校の共学化と全寮制廃止のことについてお尋ねしたいのですが2点あります。共学化と全寮制廃止については,今,もしお持ちでしたら,それぞれどのようなスケジュール感でお考えで,まず何から着手する見込みか,こちらお考えがあれば教えてください。

(知事)
全寮制の廃止と共学化,どちらをどういうふうにしていくかというのはあるのですが,やはり,今の楠隼,私も行ったことはあるのですが,その時はあまりそういう意識で見ていなかったところもあり,女子トイレがあるかなど,いろいろその辺の設備の改修がどれくらい要るのかというところがあると思うのですが,それがあるのかないのかによってお金のかかり具合その他あって,全寮制を廃止しても共学化した時に,地元ではない女性が来ると,やはり寮を男女一緒にできるのかどうか,したほうがいいのか,いろいろそこは工夫が必要だと思うので検討が必要だと思うんですけれど,そういった設備面での対応というので財源との関係があるので,コロナの状況も含めて,今後どういうスケジュールで進めていくべきかということは考えていきたいと思います。
また,共学化についても,今いらっしゃるお子さんの保護者の方のご意見等もあるでしょうから,どの時点から始めるのか。中学1年の募集からすぐ始めるのか,とりあえず今,男子校ということで来られている方々が卒業してからなのか,いろいろその辺は検討課題というのはあると思いますので,そういったことを含めて検討した上で,いつ頃ということは考えていきたいと思います。

(記者)
その具体的な着手自体は,もう喫緊にも始めていく,という理解でよろしいですか。

(知事)
検討は,検討作業は進めていきたいと思います。

(記者)
もう1点です。イコール楠隼という学校を,今後どういう学校にしていきたいかという,知事ご自身のビジョンみたいなものが存在しますか。

(知事)
楠隼というのは,グローバルな人材を育成するということで設置されていると,その考え自体いいとは思うのですけれども,それが男子だけなのかというと,女性というのも当然人材としてはなくてはならないというふうに思いますので,そういった観点で,男子校だけじゃない,女性が入ったことで何かカリキュラムが変わるのかどうか,よくわかりませんけれども。示現流を教えたりということも含めて,女性もやったりしていますからいいのかもしれませんけれど,あの地域にあの学校があることで地域の活性化にも結び付くような,特色のあるカリキュラムを行う,そういう学校としての存在というのは,引き続きそれをベースに考えていけばいいのではないかなと思っています。

22.新型コロナウイルス感染症(3)

(記者)
よろしくお願いします。
新型コロナ対応についてお伺いいたします。日々変わっていく感染状況の情報というのは,感染予防に役立てるために県民のニーズはとても高いものがあります。迅速でわかりやすい情報提供が必要かと思いますけれども,一方で,プライバシーの保護も求められていると思います。情報提供については,自治体のトップによって考え方に違いもあるようですけれども,知事は新型コロナ関連の情報提供についてどのとうな姿勢で臨まれるでしょうか。

(知事)
新型コロナ対策は,やはり,どこで発生したかということについては,住民の皆さんあるいはそこの場所の自治体の皆さんにも,できるだけ迅速に共有した上で対策を取っていかなければいけないというふうに思っています。一方で,プライバシーの問題があり,その地域の誰だと,そういうところでバッシングがいろいろこれまでもあったかと思うので,その辺は十分配慮する必要はあると思いますけれども,そういったことに繋がらない範囲での,住民の皆さんがしっかりと対応できるような,あるいは自治体の皆さんにおいても対応できるようなタイミングといいますか内容というのは,しっかりと提供していく必要があると思っています。

(記者)
情報の速やかな把握と提供という点でお伺いしますけれども,昨日,重傷者の容体について確認中という方が1人いらっしゃいました。これについては,何か報告を受けておられますでしょうか。

(知事)
これは,重傷者の数が4名から3名になりましたということは報告を受けておりますけれど,私,着任前ということではありますが情報としては把握しておりますけれども,その点については患者さんの方のご都合ということで,確認中というふうに聞いております。

(記者)
最後に,誹謗中傷や県民の不安を解消するためには,万一自分が感染した時にきちんと治療を受けられる,というような県民の安心感が大切かと思います。その上で,医療体制を整備していくには,病院や医師会の協力も必要になるかと思いますけれども,この辺はどのように取り組まれますでしょうか。

(知事)
既に,医師会の皆さんあるいは各病院からも,今,病床の提供などを受けておりますし,大変献身的に動いていただいていると思っておりますので,引き続きそれを継続していただく。ただ,それが長期に渡った時にお医者さんあるいは前線の看護師の皆さんというのが,どこまで続けていけるかと,いろんな課題も出てくるかもしれませんので,その辺の,なんと言うんでしょうね,ローテーションといいますか,あるいは偏りがない負担の面,いろいろその辺実態を見ながら考えていきたいと思います。

23.知事の政治姿勢(6)

(記者)
よろしくお願いします。
質問は2点ありまして,先ほどのどなたかの質問と重複するかもしれないのですけれども,九州経済産業局長のご経験を県の産業施策にどのように活かすか,何か知事ならではのそういう方法があるかということをひとつお伺いしたいというのと,もう1つ,公約で確か述べられていたと思いますけれども,地域経済を牽引する中小企業の稼ぐ力を引き出す積極的な施策に取り組みたいというお考えがあると思いますが,これは具体的にどのようにして取り組まれるかということをお話しいただければと思います。

(知事)
2つの質問は関連するところもあると思いますけれども,ものづくり,あるいはその他のソフトの産業でもそうですが,新しい技術なりノウハウというものを持った企業というのをできるだけ多く創出していきたいというふうに思っています。オンリーワンの企業,ナンバーワンの企業,そういうのが鹿児島県で多くできればいいなと思っております。
具体的にどうするのかというのは,いろんな技術・特許を持っている企業というのもありますけれども,それを活かしていない企業があったり,あるいは新しい技術開発に取り組んでいる企業,こういったことをしっかり支援していくための県の研究機関あるいは国の研究機関・大学,そういった技術シーズをどうやって活かしていくかというところについては,そういう研究分野での連携を図っていく。そのためのいろんな繋いでいくためのネットワークを形成していくような取り組みというのもあると思いますし,その後の商品化の部分についても,政府の機関ありますし,その後販路開拓から商品の提供・展示機能,いろんなものを全体として取り組む。金融面であったり商流の面であったり,いろんな機関がありますから,そういったところの力を借りながら全体としてのシステムというのを活かしていきたい,ネットワークを活かしていきたいと思っています。
中堅企業という意味では,地域未来牽引企業というのが全国で指定されておりまして,鹿児島でもいくつか,数は忘れましたが50か60ありますので,地域経済を牽引していくような技術力あるいはノウハウ,そういったものを持った企業,ここを集中的に支援するということで,今,国の方でも金融面・技術面・情報面・人材面,いろんな取り組みをしていますので,県としてもそういったところとあわせて,一緒に県内の独自の何か支援,そういうものができればというふうに考えております。

24.馬毛島へのFCLP移転計画

(記者)
大きく2項目についてお伺いします。1点目が馬毛島の関係ですが,現在,馬毛島へのFCLPの移転計画が進行中でありますが,従来の,前知事は鹿児島県の考え方としては,地元の動向を注視するというような回答を一貫して続けてこられまして,移転計画についての賛否は明らかにされてなかったのですが,その点につきまして塩田知事はどのように,今,現時点でお考えなのかというのをお聞かせください。

(知事)
馬毛島については,マニュフェストにも確か書いたと思うのですけれども,国の安全保障についての考え方,あるいは訓練の内容等についてしっかりとまずお聞きした上で,地元の皆さんの,自治体あるいは住民の皆さんのお考えを聞いた上で,県としてどういう対応を図るかということで調整を図っていきたいというふうに思っております。

(記者)
今伺いました内容で,地元の意見等もお聞きしてというお話もあったかと思いますが,現時点で西之表市,地元の西之表市については,市議会は明らかに反対の姿勢を示されていて,八板市長ご自身も,明言は避けられていますけれども,反対のお立場を取っていらっしゃるというような状況だと思いますが,そういった地元の反対というお考えがあった場合は,知事もそれを尊重するという考え方で検討していかれるということになるのでしょうか。

(知事)
両面あると思うのですが,先ほど申し上げた,国の安全保障政策に対してどういう判断をするかということと,地元の意見。地元の意見といった時に,八板市長のご意見だけではなく,いろんな地域の皆さんもあるし,西之表市だけではない,中種子町・南種子町あるいは屋久島町も含めてのご意見だと思いますので,その辺は総合的に考えていきたいと思います。

(記者)
今伺ったところでいきますと,いずれにせよ知事として明確に,賛否というところはどこかのタイミングで明確に明言されるというふうに考えてもよろしいのでしょうか。

(知事)
そうですね,明言というか,両者の間での調整というのを図っていきたいと思っています。

(記者)
その調整という点ですけれども,現時点で,地元の自治体や住民の方々,あるいは防衛省との意見交換やそういう説明を受けたりといった,そういったスケジュール的に何か決まっているものがありましたら教えてください。

(知事)
今,いくつかオファーはきていると思います。

(記者)
オファーというのは,両者からということでよろしいのでしょうか。防衛省なり,地元。

(知事)
国なり地元からも。八板さんからも会いたいという話があって,私,ちょっと忙しくて会えていないのですが,これまで島に行った時はいろいろ,会ったりはしています。

(記者)
可能な限り早い段階でお会いされたいという思いは持ってらっしゃるということでよろしいですか。

(知事)
時期的にどうかというのは,ちょっとよくわかりませんが。

25.奄美世界自然遺産登録

(記者)
あともう1点,世界遺産についてちょっと伺わせてください。奄美・沖縄の世界遺産を審査する世界遺産委員会は,今,延期となって日程は決まっていませんけれども,奄美の世界自然遺産登録にどのような期待,そして見通しを持っていらっしゃるのかというのもお伺いさせてください。

(知事)
奄美の世界自然遺産は1回延期になりましたが,その後きちんと保全するエリアをしっかりとって,ICOMOSなりから言われている対応というのはしっかりとっていると聞いていますので,それは本来であれば今回ちゃんと登録されるはずだったものが延びたのだろう,と私は思っていますので,通常,粛々とやっていけば次の会議が開催されればちゃんと登録されるというふうに期待しております。
またそのことで,奄美地域の生物の多様性・特殊性,しっかり貴重な自然だということが世界的にも認知され,そのことが地元の皆さんにもちゃんと理解していただいて,まずはそれを,環境というものを,自然を保全するという対策をしっかりとっていくということが必要だと思いますし,それを世界中の多くの皆さんに,ちゃんとバランスを取りながら来ていただいたりすることで,島の皆さんの生活の発展といいますか,そういうことにもつながっていくのではないかなというふうに期待しております。

(記者)
そういった場合,積極的に県としてもさまざまな事業を打っていきたいというふうなお考えですか。

(知事)
そうですね,はい。

26.再生可能エネルギー導入ビジョン

(記者)
お願いします。
再生可能エネルギーの導入の関係ですけれども,県は,再生可能エネルギー導入ビジョンというのを作っていて,現行計画では,2022年度までにそれぞれ電源をどれくらい,何倍するとかの目標もあるのですが,それは,脱原発との裏表になると思いますが,その現行の再生可能エネルギー導入についてのビジョンを,現行のままやるのか,あるいはもっと見直して何か県として野心的な目標を掲げていくのか,そういった再生可能エネルギー導入についての知事のお考えを聞きたいのですが。

(知事)
まだ,ビジョンの中身の説明を受けていないのであれですけれども,基本的には再生可能エネルギーというものをもっと導入していくという方向性においては,その方向でいくということだと思うのですが,一方で,太陽光発電について言うと,自然環境あるいは景観,そういった問題もありますし,地熱においても温泉組合の皆さんからの反対というようなこともあったり,あるいは風力においてもいくつかそういう事例もある中で,それをどういうふうにきちんと調整しながら進めていくかというのは,難しい部分も出てきております。
需要の面でいきますと,太陽光発電が盛んな時の電力の需要が足りない,供給が余るので,九電では,供給の抑制をしているというような課題もありますので,そういう中で,どういうふうに再生可能エネルギーを進めていくかという大きな課題があると思っています。その中でやはりポイントは,蓄電池をいかに普及させていくかということなので,そういったことも進めていきたいというふうに思っております。

27.地域資源を活かした取組

(記者)
あと1点,選挙中のインタビューで,大分県の一村一品みたいな,その地域にある資源を活かして,それぞれの地区のああいう一村一品みたいなものをやりたいということをおっしゃっていたのですが,何か鹿児島でのアイデアというかキャンペーン,そういったことで今お考えのことがありますでしょうか。

(知事)
一村一品運動という名前で何かをやるということではないとは思うのですが,今,地方創生ということで各地域で,市町村でも総合戦略を作っていただいて,その中で地方創生の事業,いろんなのを出していただいていると思うのですね。その中に,そういう特産品,新たな特産品を開発するというような事業も入っていると思いますし,観光面での取り組みも入っていますし,あるいはそれを一緒に取り組んでいる所があると思いますが,いずれにしても,地方創生というのを進める上では,地域の資源というものをもう一回きちんと発掘して,それを磨いて世の中に出していくという,そういう取り組みというのが大事だと思いますので,そういうことをまた進めていきたいと思います。

(幹事社)
会見開始から間もなく1時間となります。この後,重複しない質問を1つか2つしていただいて,次の原発の質問に移行できればと思っております。

28.伊藤元知事との面会等

(記者)
よろしくお願いします。
選挙後,伊藤さんとお会いになったということをお聞きしたのですけれども,どういった話をされたか,お話しできる範囲でお願いします。

(知事)
伊藤さんの所にはご挨拶にお伺いして,今後県政において私が県政を担うにあたって,またいろいろな局面でアドバイスなりいただくことを宜しくお願いします,ということをお願いにお伺いしました。

(記者)
では,必要であれば伊藤さんにアドバイスをもらいながら。

(知事)
そうですね,いろいろ相談に乗っていただいたりということはお願いしたいと思います。

29.知事給与の減額等

(記者)
コロナ対策で,知事が減給を,給与を削減するというのを言われていたと思いますけれども,そのお考えにお変わりはありませんか。

(知事)
はい,変わりません。

(記者)
他県では,県職員の減給をしている所もあるかと思うのですけれども,県職員の減給までは,お考えはあるでしょうか。

(知事)
私の姿勢としてそれはやるということで,県職員のことについてまで,今考えているということではありません。

30.知事の政治姿勢(7)

(記者)
経産省のご出身で,今までは中央の行政で力を注がれていたと思うのですけれども,これからは地方の行政ということであらゆる分野を網羅しないといけないという難しさもあると思うのですが,地方行政に対する考え方と,改めて抱負をお願いいたします。

(知事)
経済産業省というのは,経済産業の分野ということであったわけですけれども,県となると,いろんな他の分野も含めてあらゆる分野だというのはおっしゃるとおりだと思うのですが,基本は行政組織としての仕事だと思っておりますので,県庁職員,有能な方がそれぞれその部署におりますから,そういった方々と一緒になって,組織運営ということを中心に考えながら,何でもかんでも自分でやろうと思ったらできませんので,そこはそれぞれの職員の皆さんにお任せするところはお任せし,お願いすべきところはお願いしながら,最後は自分が責任をとるという覚悟で臨みたいと思います。

31.児童虐待防止対策

(記者)
児童虐待防止と子育て支援についてお伺いします。鹿児島の児童虐待防止対策について,虐待認定件数は年々増えておりまして,広い県土に児相が3つだけと。大隅・鹿児島・大島だけだととてもカバーできないと。それから児童福祉士の数は増やしているのですけれども,普通の県職としてのローテの中では,なかなか人材が育たないといった問題などがあります。児童虐待防止に対して,今,知事が感じている鹿児島の課題と必要な施策についてお伺いします。

(知事)
まだ,そこの詳しい説明というのを受けておりませんけれども,児童虐待というのが最近全国的にもニュースであるたびに,たいへん痛ましい事件だなと思って,なんでもうちょっと早く気付いてあげられなかったかな,というようなことはいつも思っております。
行政として,まだまだそこら辺の手が回らない部分というのが,おっしゃるようにあるのかもしれないので,その辺改善策が,どういうことができるのか,あるいは専門的な人材の育成といったことも,この分野に限らず必要な部分というのはあるかもしれませんので,そこはもう一回話を聞いた上で検討したいと思います。

32.子育て支援対策

(記者)
子育て支援全般について,何か特に,これが鹿児島の課題で力を入れるべきだとお考えのものがあれば,教えてください。

(知事)
子育て支援,これも全国的にもそうなのでしょうけれども,やはり女性が働くということと子育ての両立ということで考えた時に,保育所・幼稚園の充実ということがあると思うのですけれども,やはり保育士が全国的にも不足しているという中で,保育士の皆さんが働きやすい環境,資格は持っているけれども職場が大変で辞めてしまったりという事例もよく聞きますので,その辺の改善できるところがあるのかどうか。あるいは母親の働き方の面でも,働きやすい職場づくりあるいは意識の変革,そういったことも含めて,女性活躍と表裏一体の問題だというふうに思いますので,そこはしっかり取り組んでいきたいと思います。

(幹事社)
では,川内原発前に最後ということでお願いします。

33.鹿児島市との関係性

(記者)
よろしくお願いします。
鹿児島港本港区をはじめとする県の大型の計画は,地元の鹿児島市にとっても大変重要な問題かと思います。今後,これまで県と市の連携不足が再三指摘されてきたのですけれども,今後,それらの計画を進めるにあたって,鹿児島市とどう向き合っていかれる予定か,考えをお聞かせください。

(知事)
よく,私も,県と市の連携がうまくいってないんじゃないか,あるいはそれは鹿児島市だけでなくて,他の地域の市町村も含めて,意思の疎通ができてないんじゃないかというようなお話はこれまでも伺っておりますけれども,森市長とは昔から,先輩後輩でもありますし,いろんな地方創生の事業あるいは中心市街地活性化の計画上の議論,いろんな面でこれまでもお付き合いもありますし,何回もお会いしていますので,その辺のトップ同士の関係という意味では問題ないと思っているのですが,その他の皆さん,どういうふうにこれから,今までのいろんな経緯があるかもしれませんけれども,そこはしっかりと連携が取れるようにしていきたいと思っております。

(記者)
前任の方が,定期的に会食をされていたようですが,そのような機会というのを設けるような予定はどうですか。

(知事)
そうですね,定期的かどうかはわかりませんけれど,これまでも何回もお会いしていますし,公式・非公式いろんな面で森市長とお会いする機会を持てればというふうに思っています。

34.桜島架橋

(記者)
桜島架橋についてのお考えがあればお聞かせください。

(知事)
桜島架橋は,どうなんでしょうね,昔,橋と言っていたのが,伊藤さんの時に景観上の問題があるということで,トンネルならということでいろいろと検討されたと思うんですが,非常にお金のかかる話でもありますし,また,トンネルとなると何となく,錦江湾は深いですし,桜島の噴火等との関係で安全上どうなのかなという気もしております。一方で,大隅地区の皆さんが非常にそれを期待しているというふうには聞いているんですけれども,実際には鹿屋から鹿児島市へ行く時に,トンネルを通って行くのと高速道路を通って行くのと,時間的にはそんなには変わらないという声も聞いております。
垂水の辺りの人にとってみると,おそらく非常に便利になるのかもしれませんけれども,便利になることで鹿児島の方から,薩摩半島から大隅に行く人と,大隅から鹿児島へ来る人と,経済効果としてどうなのかなと。リナシティーで買い物をされていた人がこちらの方のイオンに来たりとかいうことなのか,こちらの人が向こうに行くのかどうなのかなと。経済的な効果という意味で,大隅の皆さんにどれぐらい効果があるのかどうかということをよく調べてみないといけないんじゃないかなということもあります。一方で,夜間の急患を搬送する上で,地域によっては助かる命もあるかもしれないというようなこと。その費用対効果,いろんな面があると思いますので,そこら辺をよく検討しながら考えていきたいと思います。

(記者)
県は本年度,架橋に向けた調査費というのを1千万円ほど計上していて,私は理解できないのですが交通量を調査するということをされているのですが,政策転換というか,その交通量調査が本当に必要なのかという疑問を私は持っているのですが,その辺どうでしょうか。

(知事)
交通量調査というのは,どこの交通量調査。

(記者)
その,フェリーとか高速とか周辺の道路の交通量を調べるんだというふうに。担当の課長がいるので,課長から聞けばわかるんじゃないですか。

(知事)
はい,またよく,しっかり聞いてみます。

(記者)
まだ発注してないのであれば,止めるという決断もあってもいいんじゃないかなと思うので,ぜひご検討いただきたいというところで,すみません終わります。

(幹事社)
それでは,ここから川内原発関連の質問でお願いいたします。

35.川内原子力発電所の運転期間延長(1)

(記者)
県民投票について,公約の中で言及があったかと思います。必要に応じてという文言が入っていたと思うんですけれども,そもそもなぜ県民投票をやるのかというところと,必要に応じてとはどんな状況なのか,場合によってやらない可能性もあるのかというところも含めて,まず1点教えてください。

(知事)
県民投票というのを,必要に応じてということで入れておりますけども,原発の問題というのは非常に複雑で非常に難しい問題だと思います。その上で,民意というのがどうなのかなと。地元の人の,住民の皆さんのご意見というのを把握する上で県民投票というのもひとつの選択肢だろうというふうに思っています。ただ,必ずしも県民投票というのがいいのかどうか,手段というのはいろいろありますので,住民の意向を把握する上で県民投票あるいは公聴会・アンケート調査,あるいは議会の皆さんからお話を聞いたり,あるいはパブリックコメントも含めていろんな手段はあると思いますけれども,その中の1つとして県民投票というのもひとつの視野に入れていると,そういうことでご理解いただければと思います。

36.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(1)

(記者)
もう1点ですが,委員会の方に原子力に厳しい見方をされている有識者の方もお招きするという方針でしたけれども,厳しい方といってもいろいろグラデーションというか,いろいろ意見の濃淡があると思うのですが,どういう方をお招きするのかは,まだご検討されていないのでしょうか。

(知事)
具体的にどの方ということまではまだ全然決めてはおりませんけれども,いずれにしても九州電力といろいろお付き合いがあったりと,そういう疑念をもたれないような方で,そういう原子力政策についての科学的・技術的な検討をしっかり行っていただける方で,必ずしも原子力政策に対しての批判的な意見を持っている方ということでどなたか適当な方がいらっしゃればぜひお願いしたいと思っております。

37.川内原子力発電所の運転期間延長(2)

(記者)
今の質問の関連です。まず,県民投票の件ですが,今知事は必要に応じてという理由の続きで,公聴会・パブリックコメント・アンケート,その中の1つとして県民投票も考えていらっしゃるということでしたが,マニュフェストには県民投票という言葉しかなくて,公聴会やアンケートというのは入っていませんけれども,この県民投票という言葉に期待して投票した方々もかなりいらっしゃると思うのですが,そこの部分,改めて説明をもう一回お願いいたします。

(知事)
説明というのは,今の県民投票以外のものも含めて。

(記者)
はい,その話が当選後に大きく出てきているように感じるんですけれども,そもそも,マニュフェストには県民投票という言葉しかない点について,今の説明との整合性といいますか,そこの説明を。

(知事)
必要に応じてということなので,必要に応じての県民投票を行うかどうか。で,必要に応じてだから,行わない場合にはどういうことをするのかという意味で,先ほどのようなことを申し上げたということです。

(記者)
ということは,県民投票までいかない場合に,住民アンケートやパブリックコメントという手段を考えているということ。

(知事)
そういう手段もあるんじゃないかということです。

(記者)
ということですね,わかりました。

38.原子力安全・避難計画等防災専門委員会(2)

(記者)
それと,専門委員会の委員の件ですが,この人選というのは今後どのように進めていくお考えでしょうか。

(知事)
人選については,担当の部局の中で幅広くいろんな,他の県や国なりから,そういう人選の方のリストを探して考えていきたいと思っています。

(記者)
これはまだ着手していない状況ですか。

(知事)
まだです,はい。今日来たばかりですから,これからです。

(記者)
あと,委員の加入ですが,現在12名いらっしゃいますけれども,入れ替える形を考えていらっしゃるのか,それとも新しく,入れ替えを考えていらっしゃるのか,12名プラス新しい委員の方という,どちらの方のお考えでしょうか。

(知事)
まだそこまで考えていないのですけれど,場合によっては専門分野が重なれば入れ替えということもあるでしょうし,そうでない別の分野の方で適当な方がいらっしゃるということであれば,プラスということもあり得ると思います。

39.川内原子力発電所の運転期間延長(3)

(記者)
最後に議論の進め方ですが,九州電力が20年の延長を仮に申請するとすれば期限が,申請の期限というのがありますけれども,そこに向けて専門委員会のこの議論のスケジュールというのはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
そのスケジュールは,2024年の1年前ですから,2023年に提出があるということですから,その前後からの検討だと思うんですよね。

(記者)
例えば,九州電力が申請までの手続きというのを,県の方から示してもらう。それに沿って専門委員会の議論のスケジュールも立てる,というようなお考えもおありでしょうか。

(知事)
それは,事前のヒヤリングみたいなこともしながらということですか。

(記者)
九電側に対して,そうです。

(知事)
その辺は,九電の方の検討スケジュールとかその手続き面との関係があるので,そこもまた検討しながらだと思いますけど。

(幹事社)
以上,よろしいでしょうか。

40.川内原子力発電所の運転期間延長(4)

(記者)
マニュフェストの会見のときにも少しやり取りがありましたが,重ねてですが,20年延長について県民の意向を把握するためというので,県民投票なりの実施を検討するかもしれないということですが,その上で,県民の意向が出た暁にどうするかというところは,例えば反対の方が多かった場合,その場合に県としてどう動くということの想定でしょうか。

(知事)
委員会での議論というのが,科学的・技術的な検討をしていただくわけですよね。そこで,科学者の皆さん入っていただいていろんな意見が出て,20年延長するにあたって,それぞれの今の設備についての劣化の状況がこうだとか,あるいは,これは今後使用に耐えられないんじゃないか。だから安全じゃない,一方でまだこれは部品を換えれば,設備を換えればまだ大丈夫だなど,いろんな意見が出てくると思うんですね。県民投票するとか住民の意見を聞くというのは,それが割れた場合が多分想定されると思うんですけれども,その割れている時に,まとまればいいのでしょうが,まとまらない場合には,意見がこういうことが出ているので,九電に対してはここの部分が危ないという意見がありますので,ちゃんと対応してください,あるいは規制委員会に対しても,こういう部分についてはこういう指摘があるので,しっかり審査してくださいということを言うわけですけれども,それに加えて,住民の意見というのはこういうことで,この部分については割れているけれども住民はこういう判断でこういうことなので,その辺もしっかりと配慮した上で検討してくださいという言い方をするんだと思います。

(記者)
その県民の意向は,反対が多いとか賛成が多いということを,県として電力会社に伝えると。

(知事)
電力会社なり規制委員会の方にしっかりと伝えていくということだと思います。

(記者)
今,話の関連ですけど,県民投票の実施の必要に応じてというのは,専門家の間で意見が割れるような状況があった場合に行うという,そのようなことを今おっしゃいましたね。

(知事)
はい。

(記者)
必要に応じてというのはそういう意味合いなんでしょうか。

(知事)
必要に応じてというのは,割れている場合もあるし,あとタイミングとかいろんなこともあると思うのですよね。なかなか,専門的な事項なので県民投票みたいな形で〇か×で聞くのが本当にいいのかどうかとか,もう少しパブリックコメントみたいな形で具体的なご意見をお伺いした方がいいんじゃないかとか,いろいろあると思いますので,その辺も含めて総合的に考えていきたいと思います。

41.川内原子力発電所3号機増設の凍結

(記者)
マニュフェストにある,3号機の増設は凍結するとあるんですけれども,この凍結の意味合いを少しお話しいただけますでしょうか。

(知事)
凍結という言葉は,増設についての手続きを進めていかない,ということと理解しています。

(記者)
それは,県として応じないということですか。

(知事)
そういうことだと思いますけどね。

(記者)
ということはつまり,3号機の増設は塩田知事としては反対という。

(知事)
そうですね。今そういう状況にはないと。

42.原子力政策に関する三反園前知事の対応

(記者)
よろしくお願いします。
三反園前知事は,脱原発の政策について世間からトーンダウンしたという見られ方をしていたことは多分ご承知だと思うんですけれども,まずその状況について,現知事としてどのように振り返っていらっしゃるか,どのように見ていらっしゃったのか,改めて聞かせてもらえますか。

(知事)
どうなんでしょう,トーンダウンというか,なかなか難しいですけれども,トーンダウンというよりはやめたというか,そういうことじゃなかったんでしょうか。

(記者)
やめた,具体的にもうちょっと。

(知事)
トーンダウンしていったというよりは,やると言っていたことをやらなかったという。

(記者)
その4年間を振り返って,塩田知事としては今後4年間,原発政策についてどのように取り組んでいきたいか,改めて意気込み,思いを聞かせてもらえますか。

(知事)
マニュフェストに書かれていることについては,しっかりとちゃんと取り組んでいきたいと思っています。

43.川内原子力発電所の運転期間延長(5)

(記者)
たびたびすみません。
県民投票の関係で,これは今県の方で把握されているところかどうかはわからないところでありますが,条例策定の必要があるのかどうかというところなのですけれども,必要があるのであればもう早速取り掛かるような話になっているのか,その条例を作るかどうかというところもまだ検討の余地が残るようになってくるのか,どのようにとらえたらいいでしょうか。

(知事)
そこのところも必要があればなので,その判断のタイミング等も含めて,少しまた県庁内部でも議論していきたいと思っています。

(記者)
しかるべき時がいずれ来るのか来ないのかわからないですけれども,適切なタイミングというのは今後,すぐでなくとも今後あるというようなお考えという理解でいいんですか。

(知事)
そうですね,はい。

44.原子力政策について

(記者)
よろしくお願いします。
一般の県民の声としてよく聞くのが,「塩田さんて経産省出身だから,原発って容認なんじゃないの。」というふうな声をよく聞くんですけれども,県民にわかりやすい言葉でそのあたりのメッセージというのを聞かせていただけませんでしょうか。

(知事)
経済産業省というので,イコール原発推進というのは一部の新聞紙で書かれたこともありましたけれども,経済産業省って非常に幅が広くて,やはり産業を振興するという立場からいくと,原発に限らず安全性というのが大事なのですね。鹿児島でも花火の事故が,昔大爆発がありましたけれども,事故が一旦起きるともうその会社は事業を続けていけないというようなことにもなりますから,安全というのは非常に大事なことで,経済産業省の中にもアクセルとブレーキになる,産業の推進とそれから保安,安全をしっかり守っていくという部署があって,昔は石炭分野でも大きな事故がよくありましたけれども,石炭をしっかり増産する石炭局があり,石炭保安局という保安・安全の部門でもあると。
それは,労働省の産業安全という概念と重なる部分というのもあるんでしょうけれども,労働省のそういう産業安全とは少し違い,やはり産業の設備とかいろんなことについての現場の知識というものが,生産側と安全側とで,経済産業省の中でやはり両方見ていく方が効率的なんじゃないかという考えで,産業保安というものが経済産業省の中にはあって,私はどちらかと言えば保安側にずっといたという認識で,原子力については原子力安全委員会の事務局にいたことがありますし,産業保安のそういう高圧ガス・LPガス・火薬類などの保安の部署の課長補佐を3年やり,直前の九州経済産業局の前も産業保安担当の審議官というのをやっていたり,あるいは各産業を所管する鉄鋼課長のときも,鉄鋼のいろんな工場での安全上の事故対策と,そういうこともやっていますので,必ずしも推進,安全を度外視した産業振興ということではなく,そこは産業の振興と産業の安全というのは一体のものとして,しっかりと取り組んでいかなければいけないという,そういう考え方でずっときております。

(記者)
アクセルとブレーキというのは,どちらかというとブレーキの方にこれまでは比重を置かれてきたという。

(知事)
割と私の経歴としてはそういう所が多かったような気がします。

(記者)
となりますと,今後のスタンスとして,安全性というのを一番にとらえたいというふうな姿勢ということでよろしいですか。

(知事)
そうですね。それはもう当然,特に原発においては安全性,安全第一ということだと思っています。

(幹事社)
ご質問,いかがでしょうか。
質問がないようですので,これで終わります。

(知事)
どうもありがとうございました。

(広報課長)
以上をもちまして,塩田知事就任会見を終了いたします。
どうもありがとうございました。

 

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