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ホーム > くらし・環境 > 自然保護 > 野生生物保護 > レッドリスト(平成26年改訂) > 維管束植物・藻類(平成27年度改訂)

更新日:2021年11月2日

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維管束植物・藻類(平成27年度改訂)

鹿児島県の絶滅のおそれのある野生植物について

鹿児島県には希少な野生植物が多数生育しているが,鹿児島県レッドデータブックの作成・改訂にあたっては,維管束植物・藻類を調査対象とした。

調査の結果,絶滅のおそれのある種として,絶滅危惧1類が603種,絶滅危惧2類が436種,準絶滅危惧が784種,他に情報不足が126種となった。

選定種一覧(植物)(PDF:422KB)

ハマトラノオ(Pseudolysimachion sieboldianum( Miquel) Yamazaki):絶滅危惧2類

ハマトラノオ

○選定理由九州西南部から南西諸島に固有。
○分布:-・-《南九・-・-・宇・三・-・ト・-・奄・徳・-》沖縄・-・-
○県内での分布下甑島,宇治群島,黒島,臥蛇島,奄美大島(龍郷,大和),徳之島(天城)。
○生物学的特性常緑的な多年草。
○生育環境海岸の岩場。
○生育状況点在的だが,大きな集団も見られる。
○存続をおびやかしている原因海岸開発,公園開発。
○特記事項:奄美群島各自治体の指定希少野生動植物種。

シシンラン(Lysionotus pauciflorus Maxim):絶滅危惧1類

シシンラン

○選定理由稀少,屋久島が南限。
○分布:伊豆・近畿〜九《南九・-・屋・-・-・-・-・-・-・-・-》-・-・-
○県内での分布大口(布計),福山(白髪岳),内之浦(大浦),二股,高隈山系,屋久島(宮之浦,永田川,鈴川,
栗生,モッチョム岳,七五岳)。
○生物学的特性常緑のやや多肉な草本。
○生育環境樹上に着生。
○生育状況散在的で稀。
○存続をおびやかしている原因森林伐採,林道開発,観賞用採取,食草採取。
○特記事項鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例の指定種。

モダマ(Entada tonkinensis Gagnep):絶滅危惧1類

モダマ

○選定理由屋久島が北限,稀少。
○分布:-《-・-・屋・-・-・-・-・-・奄・(徳)・(沖永)》沖縄・先・台〜旧熱帯
○県内での分布屋久島(安房),奄美大島(東仲間)。徳之島や沖永良部島からも報告されている。
○生物学的特性常緑の木本性つる植物。
○生育環境谷沿いのやや湿った林縁。
○生育状況東仲間の集団は最近生育地域を広げている。
○存続をおびやかしている原因森林伐採,園芸採取,豆果の観賞用採取。
○特記事項奄美群島各自治体の指定希少野生動植物種。

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