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更新日:2015年3月27日

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風しんの感染予防に努めましょう

平成25年に流行がみられた風しんについて,現在,感染症発生動向調査において流行の兆候は認められませんが,引き続き,感染予防に努めてくださるようお願いします。

風しんとは?

  • 風しんは,発熱,発疹,リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症であり,季節的には春から初夏にかけてもっとも多く発生します。
  • 感染から14日~21日(平均16~18日)の潜伏期間の後,発熱,発疹,リンパ節腫脹(ことに耳介後部,後頭部,頚部)が出現しますが,発熱は風しん患者の約半数に見られる程度です。
  • 多くの場合,発疹は淡紅色で,小さく,皮膚面よりやや隆起しており,全身に広がるにはさらに数日間を要することがあります。通常色素沈着や落屑はみられませんが,発疹が強度の場合にはこれらを伴うこともあります。リンパ節は発疹の出現する数日前より腫れはじめ,3〜6週間位持続します。

\風疹による発疹(成人)(PNG:833KB)

写真1.風疹による発疹(成人),国立国際医療研究センター忽那医師提供:厚生労働省ホームページから引用

リンパ節の腫脹JPG:17KB)

写真2.耳介後部リンパ節の腫脹が見られる,厚生労働省ホームページから引用

  • 基本的には予後良好な疾患ですが,高熱が持続したり,血小板減少性紫斑病,急性脳炎などの合併症により,入院が必要になることがあります。成人では,手指のこわばりや痛みを訴えることも多く,関節炎を伴うこともありますが,そのほとんどは一過性です。
  • ウイルスの排泄期間は発疹出現の前後約1週間とされていますが,解熱すると排泄されるウイルス量は激減し,急速に感染力は消失します。
  • 風しんに伴う最大の問題は,妊娠前半期の妊婦の感染により,風しんウイルス感染が胎児におよび,先天異常を含む様々な症状を呈する先天性風しん症候群(CRS)が高率に出現することです。

先天性風しん症候群とは?

  • 妊婦,とくに妊娠初期の女性が風しんにかかると,胎児が風しんウイルスに感染し,難聴,心疾患,白内障,そして精神や身体の発達の遅れ等の障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障害を先天性風しん症候群といいます。先天性風しん症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障害をもつとは限らず,これらの障害のうちの一つか二つのみを持つ場合もあり,気づかれるまでに時間がかかることもあります。
  • 先天性風疹症候群がおこる可能性は,風疹にかかった妊娠時期により違いがあります。特に妊娠初めの12週までにその可能性が高いことが認められており,調査によって25~90%と幅があります。予防接種をうけることによって,成人女性なら妊娠中に風疹にかかることを予防し,または妊婦以外の方が妊婦などに風疹をうつすことを予防できます(ただし妊娠中は風疹の予防接種をうけることはできません)。
  • 先天性風しん症候群(CRS)の報告は,平成24年に4件,平成25年に32件,平成26年に9件などとなっています。

風しんの年別報告数

平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年
鹿児島県 2 0 2 2 4 386 1 0
全国 294 147 87 378 2,386 14,344 321 38

(平成27年は第11週現在)

風しんの感染予防について

  • 外出後の手洗い,うがいに努めてください。
  • 急な全身性の発疹や発熱などの症状が現れたら,早めにかかりつけ医等を受診してください。
  • 受診の際には,マスクを着用し,咳エチケットを守るなど,感染を広げないように注意してください。
  • 予防接種も効果的な予防策の1つです。定期予防接種対象の方は確実に受けていただくとともに,妊娠適齢期の方や予防接種歴不明の方など,必要により予防接種についてかかりつけ医師にご相談ください。
  • 学校等は集団発生を起こしやすい場であることから,定期接種を受けていない小学生,中学生,高校生,大学生等について接種勧奨を行ってください。
  • 職業上感染の拡大の影響のある,医療関係施設,保育施設,学校等においては,職員等の予防接種の必要性について検討してください。
  • 妊婦への感染を抑制するため,(1)妊婦の夫,子どもその他の同居家族,(2)10代後半から40代の女性(特に,妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者),(3)産褥早期の女性の方は,任意での予防接種を受けるよう検討してください。

風しんの予防接種について

<風しんの定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。>

定期予防接種の対象となっているのは,次の方です。

  • 1期(生後12月から生後24月に至るまでの間にある者)
  • 2期(小学校入学前の1年間にある者)

平成23年度の国の調査では,20~40代の男性の15%(20代8%,30代19%,40代17%)が風しんへの抗体を持っていませんでした。
一方,20~40代の女性の4%が風しんへの抗体を持っておらず,11%では感染予防には不十分である低い抗体価でした。

妊婦を守る観点から,特に,

  • 妊婦の夫,子ども及びその他の同居家族
  • 10代後半から40代の女性(特に,妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
  • 産褥早期の女性

のうち,抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。

妊娠の可能性のある年代の女性に接種する場合は,胎児への感染を防止するため妊娠していないことを確かめ,ワクチン接種後最低2ヶ月間の避妊が必要です。

その他,詳しい情報については,市町村,保健所,医師会へお問い合わせください。

医療機関のみなさまへ(感染症法における取り扱いについて)

風しんは,五類感染症全数把握疾患に定められています。診断した医師は,7日以内(できるだけ早く)に最寄りの保健所に届け出なければならないとされています。

【風しんの臨床的特徴】

飛沫感染により感染し,潜伏期は通常2~3週間である。冬から春に流行する。症状は,小紅斑や紅色丘疹,リンパ節腫脹(全身,特に頚部,後頭部,耳介後部),発熱を三主徴とする。リンパ節腫脹は発疹出現数日前に出現し,3~6週間で消退する。発熱は38~39℃で,3日程度続き,皮疹も3日程度で消退する。脳炎,血小板減少性紫斑病を合併することがある。
妊婦の風しんウイルス感染が,先天性風しん症候群の原因となることがある。

また,先天性風しん症候群も,五類感染症全数把握疾患に定められています。診断した医師は,7日以内に最寄りの保健所に届け出なければならないとされています。

【先天性風しん症候群の臨床的特徴】

先天異常の発生は妊娠週齢と明らかに相関し,妊娠12週までの妊娠初期の初感染に最も多くみられ,20週を過ぎるとほとんどなくなる。
三徴は,白内障,先天性心疾患,難聴であるが,その他先天性緑内障,色素性網膜症,紫斑,脾腫,小頭症,精神発達遅滞,髄膜脳炎,骨のX線透過性所見,生後24時間以内に出現する黄疸などを来しうる。

先天性風疹症候群の赤ちゃんは生まれてから数か月間,長い場合1年以上風疹ウイルスが咽頭ぬぐい液,唾液,尿から検出される場合があります。医療機関や自宅で,風疹に対する免疫を持たない人が抱くなど,密接に接すると感染する可能性があります。一方,先天性風疹症候群は空気感染する疾患ではないため,同じ空間(部屋など)にいるだけで感染することはありません。

学校保健安全法での取り扱いについて(2013年5月1日現在)

風しんは第2種の学校感染症に定められており,発しんが消失するまで出席停止とされています。ただし、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは,この限りではありません。

また,以下の場合も出席停止期間となります。

  • 患者のある家に居住する者又はかかっている疑いがある者については,予防処置の施行その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
  • 発生した地域から通学する者については,その発生状況により必要と認めたとき,学校医の意見を聞いて適当と認める期間
  • 流行地を旅行した者については,その状況により必要と認めたとき,学校医の意見を聞いて適当と認める期間

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部健康増進課

電話番号:099-286-2724

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