更新日:2025年7月23日
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新燃岳噴火により,農業用水に火山灰が混じり,火山灰の混じった水が水田に供給されることで,水田の表面が灰色になり,稲の生育や,収量・品質に影響を及ぼすのではないかとの懸念の声があります。
火山灰が水田に入った場合の水稲栽培への留意事項について,Q&A方式で,整理しましたので,これを参考に,水稲の適切な栽培管理をお願いします。
このQ&Aは,水稲生産者等の様々な疑問等にお答えするためのもので,質問等がございましたら,適宜,その回答を掲載したいと考えております。
新燃岳噴火による火山灰の水稲栽培への留意事項について(Ver1)(Q&A)(PDF:70KB)
(問1)火山灰が水田に入ると沈殿して固まり,肥料を入れる作業などで支障をきたすおそれがあるのではないか。また,追肥の量は,栽培暦で定められた基準よりも多く散布した方がよいのか。(答)肥料を入れる作業面,肥効面では支障はありません。 また,火山灰自体は酸性が強くても,土の緩衝能力により,ある程度中和されるため,施肥等に影響することは考えにくい。追肥については,栽培暦に記載のある内容に基づき,施用してください。 |
(問2)灰が多く混じった水を水田に入れると,表面が灰で覆われて根に空気が入らず,稲の生育に影響が懸念されるのではないか。(答)灰がほ場に流れ込んでも,灰は粒子であり,表面を密閉することはないので,生育に影響はありません。(稲は還元状態を好むので,水が重要) |
(問3)今,分げつをしていて,稲穂が大きくなって(この時期は)収穫を大きく左右する時期である。いくら水が来ても,灰が水田に入れば,分げつに影響があるのではないか。(答)分げつは,水と光,肥料によるもので,灰がほ場に流れ込んでも,分げつに影響はありません。(分げつには,特に水が重要) |
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