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ホーム > くらし・環境 > 住まい > 県営住宅 > 団地情報 > 南さつま地区 > 環境共生住宅ハーモニー団地(1)

更新日:2022年3月31日

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環境共生住宅ハーモニー団地(1)

1.計画概要

敷地は加世田高校近くの高台にある造成地で、北側を除き丘陵に囲まれています。
丘を削り、谷を埋めた造成前の緑あふれる自然を復元することを心掛け、心懸け、また、風力と太陽光を利用した外灯、夏期の卓越風に沿って配置したせせらぎ・緑道、熱負荷軽減を考慮した住棟屋根の屋上緑化など季節風を含めて自然エネルギーを極力生かすような街づくりを計画しました。

2.配置計画

ハーモニー団地では、水・緑・風の豊かな環境共生のまちとして、住戸のみならず団地全体を緑と自然エネルギーを利用した配置とし、次のような計画としています。

住棟配置

●夏期の通風と冬季の防風及び最大限の日照取得を考慮した南面平行配置を採用することによりエネルギー消費の軽減を図る。
●住棟間に村落的なイメージで親しみのある歩行者専用の路地空間を確保する。
●団地内車道は、歩車が共存するボンエルフを採用、敷地全体において、快適かつ安全な歩行者空間の確保を行う。
●住戸の南側に専用庭を設け、住棟間には落葉樹を植える等、緑に囲まれた設計とし、夏期の日照遮断や照り返し防止を図る。

集会所

●雨水を利用した池に囲まれた集会所は、団地の顔であり、コミュニティの中心として機能する。また、池には夏の蒸散冷却効果が期待できる。

中央緑道

●夏期の卓越風に沿ってせせらぎ・緑道を配置し、涼風をもたらす。
●雨水を再利用したせせらぎはクールスポットを形成し心地よい涼感をもたらす。また、雨水の循環には、太陽光発電を利用する。
●ハイブリッド型発電システム(風力発電+太陽熱発電)を利用した外灯を設置し、風力・太陽エネルギーを利用する。
●中央緑道とせせらぎの間には、遊具が置かれた児童公園や竹林等を設置し、住民のふれあい・憩いの場の形成を図る。

舗装

●団地内の通路には、循環型社会を意識し、産業廃棄物再生レンガブロックを使用。
●透水性舗装、緑化ブロックの駐車場など、雨水の地下浸透の促進を図る。

植栽

●建物の屋上緑化を施して屋根面の遮熱性能を向上させ、躯体部の蓄熱量を減少させることにより、室内側への熱負荷を軽減する。
●人々の生活にうるおいや安らぎを与え、緑陰による局部的な涼しい場所をつくり建物への日射取得を軽減する。植栽した樹木によって風の流れを変え、夏の涼風を通路等に呼び込む。
●北側に常緑樹を植栽し、冬季の卓越風(北北西)の風力を減衰する。

3.住戸計画

住戸計画では地域の気候風土や伝統的な町並み等を考慮し、次のように計画しています。

●各住戸の南側に大きな開口部と庇を設け、冬の日射取得と夏の遮断を行う。開口部ガラスは複層ガラスを用い、冷暖房負荷の低減を図る。
●住棟各所のピロティ空間は、この地方特有の強い風雨から守られた半屋外空間の確保を意図し、自転車置場や物干し場、屋外作業スペースとなるとともに、住民のふれあいの場として利用できる。住宅の仕様は、長寿命化を意識し配管配線等は基礎に埋め込まないものとし将来的な改修に対応している。
●室内の仕上げは、シックハウス対策としてホルムアルデヒド等の有害物質を含まない建材を使用する。
●専用庭を囲むフレームは専用部分を明確化し、住民自身による庭作りを促進させる。アサガオやブーゲンビリアなどツタ性植物を植えることができ、緑に囲まれた生活を促進する

よくあるご質問

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土木部建築課住宅政策室

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