更新日:2024年3月6日
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日本遺産とは,各地域の文化・伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定し,ストーリーを語る上で欠かせない,魅力ある有形・無形の様々な文化財を総合的に活用し,情報発信を行うことなどにより,地域活性化を図ろうとするものです。
鹿児島県では,鹿児島県,鹿児島市,出水市,垂水市,薩摩川内市,いちき串木野市,南さつま市,志布志市,南九州市,姶良市の1県9市を構成自治体とする「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く~」が令和元年5月,日本遺産に認定されました。
勇猛果敢な薩摩武士を育んだ地,鹿児島。江戸時代,薩摩藩は,外敵からの攻撃に備え,本城である鹿児島城を中心とし,県内各地に外城(とじょう)を配置し,武士団を住まわせていました。
これは外城制度(とじょうせいど)と呼ばれ,薩摩藩独自の体制でした。
現在,鹿児島市の鹿児島城跡を中心に,外城の中心地である麓(ふもと)と呼ばれる武家屋敷群が,県内各地に数多く残されています。
麓は,防御に適した場所に作られ,門と玄関の間に生垣を配置する等,まるで城のような構造を持っていました。そこでは武士達が心身を鍛え,農耕に従事し,平和な世にありながら武芸の鍛錬に励みました。
本城の鹿児島城跡や外城の武家屋敷群を歩けば,薩摩の武士達の往時の生き様が見えてきます。
❍鹿児島市(鹿児島城跡,喜入旧麓)
❍出水市(出水麓)
❍薩摩川内市(入来麓,里麓,手打麓)
❍いちき串木野市(串木野麓)
❍姶良市(蒲生麓)
❍南九州市(知覧麓)
❍南さつま市(加世田麓)
❍垂水市(垂水麓)
❍志布志市(志布志麓)
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