更新日:2020年11月20日
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日時:令和2年11月20日(金曜日)午前10時00分~午前11時15分
場所:6階大会議室(県庁6階)
「ムーブ!かごしま」からもご覧いただけます。
※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。
1.新型コロナウイルス感染症対策(1)
2.馬毛島へのFCLP施設計画(1)
3.鹿児島市長選挙(1)
4.いじめ再調査関係
5.過疎法の延長
6.県職員の女性登用
7.新型コロナウイルス感染症対策(2)
8.鹿児島市長選挙(2)
9.新型コロナウイルス感染症対策(3)
10.さつまいも基腐病
11.馬毛島へのFCLP施設計画(2)
12.新型コロナウイルス感染症対策(4)
13.馬毛島へのFCLP施設計画(3)
14.新型コロナウイルス感染症対策(5)
15.馬毛島へのFCLP施設計画(4)
16.原子力安全・避難計画等防災専門委員会
17.特定重大事故等対処施設のトラブル発生時の公表
18.馬毛島へのFCLP施設計画(5)
19.新型コロナウイルス感染症対策(6)
(広報課長)
それでは,定刻ではございますが,定例会見に先立ちまして知事の方から新型コロナウイルス感染症に関しまして発言がございます。なお,この発言に関します質問につきましては,県政一般の方でいただければと思っておりますので,ご協力をよろしくお願いいたします。
それでは知事,お願いいたします。
(知事)
おはようございます。まず,新型コロナウイルスの感染防止対策について,私からまず冒頭一言申し上げたいと思います。
新型コロナウイルスの感染状況でございますが,現在,国内では1日の新規感染者が過去最多というような数字を記録するなど,感染が拡大してきている状況にございます。また,季節性インフルエンザの流行期を迎え,県民の皆さま,たいへん不安な気持ちになっていらっしゃる方も多いのではないかと思っております。
本県におきましては,10月下旬以降,与論町,鹿児島市の高齢者施設あるいは大学のサークル活動などでクラスターが発生しておりますが,現時点においては医療提供体制が逼迫している状況ということではございません。感染拡大の警戒基準における現在の感染状況につきましては,4段階のうちステージⅡになっているということでございまして,県民の皆さま方の外出あるいは県境をまたぐ移動の自粛要請など様々な行動を制限する,そういう段階にはないというふうに考えております。
国の方で実施しておりますGoToトラベルの事業につきましては,現時点において感染が拡大している特定地域をはじめとする県外からの来県自粛といったようなことを考えているわけではございません。ただ,GoToトラベルの利用にあたりまして,来県される皆さま方あるいは県民の皆さんで県外に行かれる方,ともに体調管理をしっかりとされ,また,感染防止対策を徹底していただくようにお願いしたいと思っております。当然のことですが,発熱等の症状のある方には移動等は控えていただくということはお願いしたいと思っております。
また,GoToイートでございますが,政府の方からは各都道府県の方に利用人数を4人以下に制限するかどうか検討するように求められておりますが,先ほど申し上げましたように,本県における感染状況を踏まえますと,現時点においては人数の制限は導入しないという方向で考えております。ただ,国の新型コロナウイルス感染症対策分科会においては,この冬に備えて,飲食等におけるクラスターの発生を抑えるという観点から,飲酒を伴う懇親会などの5つの場面,感染リスクが高まる5つの場面に関して,飲酒については少人数・短時間で,あるいは会話する時はなるべくマスクを着用するように,といったような感染リスクを下げながらの会食,ということの提言をしているところでございますので,県民の皆さまにおかれましても,これから年末年始を迎えますが,こうした提言内容を踏まえて,感染リスクに留意しながらしっかりと新しい生活様式に沿った行動をお願いしたいと考えております。
併せて,各事業者の皆さまにおかれましては,業種別のガイドラインを遵守しながら,感染防止対策に積極的に取り組んでいただきたいと考えております。
先ほど申し上げました,繰り返しにもなりますが,外出等につきましては,年末年始で帰省される方も多く計画を立てていらっしゃる方も多いかと思いますが,現時点において移動自粛の要請などの制限を行う段階にはないと考えておりますが,県民の皆さま方には引き続き警戒感を持って感染防止対策を徹底していただきたい。県としてもしっかりと感染の状況を注視していきたいと思っております。
県民の皆さま方におかれましては,改めて,マスクの着用や手指の消毒,人と人との距離の確保など,基本的な感染対策の徹底をお願いしたいと思います。以上です。
(広報課長)
それでは,改めまして,ただいまより知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
それでは,幹事社さん,よろしくお願いいたします。
(幹事社)
おはようございます。よろしくお願いします。
まず,始めるにあたってのお願いです。発言される方は挙手をしていただいた上で,スタンドマイクを使って社名・お名前をおっしゃっていただくようお願いします。
また,携帯電話はマナーモードの設定にしていただくようお願いいたします。
本日は,まず知事から発表事項があるということですので,初めにお願いいたします。
(知事)
ここにボードを用意いたしましたが,「鹿児島・佐賀交流プロジェクトエール2024」を開始するということでございます。
このプロジェクトは,今般2年連続で九州で開催されます,2023年の鹿児島国体大会,2024年の佐賀の国民スポーツ大会・全障スポ,これをいわゆる双子の大会と位置付けておりますが,両県の選手がそれぞれの県民に温かく迎えていただいて,互いにエールを送りあえるよう,両県の関係を深化させていこうということでございます。本県につきましては本日10時から,佐賀県の方においても山口知事が定例記者会見で発表するということになっております。今後,佐賀県との間でアスリートや学生・競技団体・市町村等の交流など,幅広い交流に取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。
(幹事社)
まず,今知事から発表があった発表事項に関しての質問を受け付けます。
では,まず幹事社の私から1つ伺います。今後,双子の大会と位置付けて両県の関係の深化を図るということでしたが,具体的には,こちらに書いてあるような交流事業がメインになるということでしょうか。
(知事)
はい。両県の,今申し上げましたようなアスリートや学生あるいは自治体間での交流といったようなことを念頭に置いておりますが,具体的にどういう形でやるかということについては,これから担当部局において詰めていこうということでございます。
(幹事社)
佐賀・鹿児島の関係を深めていくことで,将来的に鹿児島県として佐賀とどういう関係を築いていきたいとか,若しくは将来的なビジョンというものはあるのでしょうか。
(知事)
九州の同じ仲間でありますし,これまでも,明治維新以来いろんな関係を積み重ねてきております。佐賀県といいますと,明治維新の時にも非常に優れた技術を有している藩でございましたし,今もいろんな優れた技術を持っている企業も多いし,また,文化的な面でも義弘公の関係とか,いろんな意味で今後,文化交流あるいは技術の交流,そういったことを行うことを通じて,九州にその関係をさらに広げていくというような形で,地域全体の発展につなげていければと思っております。
(幹事社)
今回をきっかけに,佐賀と鹿児島両県の関係を深めていくきっかけの一つと位置付けるということでしょうか。
(知事)
はい,そういうことにしていただきたいと。
(幹事社)
詳細については,まだ概要の段階で,今後詰めていくということですね。
(知事)
はい。
(幹事社)
分かりました。
各社,この発表事項に関して質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。
よろしいでしょうか。
では,県政一般の質問に移ります。まず最初に,川内原発の質問は後ほど別途時間を設けますので,川内原発以外の質問とさせていただきます。
はじめに幹事社から,3点ご質問させてください。
まず1点目です。先ほど冒頭,知事から新型コロナウイルスの感染状況のお話がありました。現段階では自粛などの制限をするものではないというお話がありましたが,冬になって感染拡大が目立つ状況になってきています。これまでも,県としては独自の対策などを何度か打ち出してこられていますが,影響が長期化する中で,感染拡大防止に向けた新たな対策はお考えでしょうか。
また,拡大防止だけではなく,地域経済へのダメージが増している中で,経済対策として新たに考えているものはおありでしょうか。
(知事)
まず,感染の防止対策ですが,これからインフルエンザの流行期を迎えるということで,先般発表した,かかりつけ医にまずは相談していただいて,診療・診察をしっかりしていただくという体制を整備したということで,11月初めから,各医療機関の皆さん,795の医療機関を指定しておりまして,また,かかりつけ医など相談の相手に迷った場合などは受診相談センターの方に行っていただくというようなことで,そういった感染のインフルエンザとの同時流行というようなことにも備えた医療の体制というのは,しっかりこれからも引き続きやっていきたいと思っております。
また,PCR検査の検査体制ということについても,引き続き今後とも強化していきたいというふうに思っております。
また,県民の皆さまあるいは事業者の皆さま方にも,引き続き自主的な感染防止対策の徹底というようなことをしていただくということで,皆さんの取り組みを後押しするという観点からも,ステッカーを今後もまた広げていきたいというふうに思っておりますし,先般,11月の初めに私もまいりましたが,各事業者の感染防止対策についてのチェックといいますか,そういったことも引き続きしながら,皆さまの意識も緩むことのないように,これからも継続的に行っていきたいと思います。また,今後,各事業においての感染防止対策を行う意味で,今回,12月補正で検討しておりますような水産加工業者における追加的な措置,といったようなことも取り組んでいきたいと思っております。
経済対策につきましても,需要の刺激策,これまでもやってきておりますし,今後も必要に応じて,検討していきたいと思っております。
(幹事社)
ありがとうございます。
では2点目の質問,お伺いします。FCLP訓練の移転候補地になっている西之表市の馬毛島での件についてお伺いします。10月23日,1市町村4町の首長との会談の後,知事は会見で,判断材料とするための説明がまだ不足している,意見を集約して賛否を示すには,まだ時間がかかりそうだ,というようなお話をされていました。今後,まだ国や自治体との意見交換などを始められているところですが,知事として今後この計画に何らかの態度,賛否などを示すタイミングはおありでしょうか。また,もしあるとすれば,どういった状況が揃ったタイミングなのか,というのがまず1つです。
また,馬毛島に関してもう1点ありまして,地元の自治体と計画の当事者の国の間に立つ知事という立場として,今後自治体・国,それぞれに何を伝え,どのように対応されていきたいでしょうか。お願いします。
(知事)
昨日も中種子町長,その前に西之表市長と意見交換をいたしまして,また防衛省の方にもさらに,先般ご説明いただいたことについてより詳細なご説明をいただきたいということでお願いしておりますが,まだ分からない,不明な点が残されておりますので,引き続きこれを継続していきたいと思っておりますので,その辺,タイミングということについては,少しまだ様子を見ていく必要があると思っております。
県の立場としてどういうふうにするかというのは,防衛省の方には,地元の自治体の方で疑問に思っていること,あるいは知りたいと思っているようなことについては,私どもの方からも説明を丁寧に行うように働きかけをしていきたいと思っておりますし,私自身もまだ,安全保障上の必要性や具体的な訓練の内容,そういったことについては説明を求めていきたいと思っております。その,私どもの方で得た情報については,地元の自治体の皆さんにも意見交換の場を通じてしっかりとお伝えしていきたいと思っておりますし,先般,西之表市長や中種子町長から,今後引き続きまたいくつかの町長からも意見交換でお話をお伺いしたいと思っておりますが,地元の住民の皆さんの知りたい状況,そういったことについては私どもの方からも防衛省の方に,こういった情報をしっかり提供するようにということはお願いしていきたいと思っております。
(幹事社)
タイミングについては,まだ様子を見ていくというお話ですが,いずれかのタイミングで何らかの態度なり賛否というのを示されるご予定はあるのでしょうか。
(知事)
そうですね,県としての立場というものを整理して,検討をしっかりしていきたいと思っております。
(幹事社)
幹事社から最後の質問です。今月末に鹿児島市長選挙が控えております。サッカースタジアムや中心市街地の再開発など,県と市が連携して進めなければならない課題・施策というものが多くあると思います。そういった中で,知事は今回の市長選にどんなことを期待しているか。また,知事として,どんな市長像,どんな人が市長にふさわしいと思うか,お考えをお聞かせください。
(知事)
前回の記者会見の時にも同じような質問があったかと思いますけども,県と市,今おっしゃったようないろんな,街づくりの様々な問題ということについては,県と市が一緒になってしっかりと意思疎通を図りながら進めていく必要があるということだと思いますので,そういった点で今後も,誰がなってもそういった関係をしっかりと構築していきたいというふうに思っております。
具体的に,どういったような人物像といいますか市長像かということについては,この前も申し上げたかと思いますけども,市民の皆さんの声をしっかりと聞いて,市役所の職員の皆さまの力を十分発揮できるような形でのリーダーシップというものを持っている方,という方が理想ではないかなというふうに思っております。
(幹事社)
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
各社質問のある方がいらっしゃいましたら,挙手をお願いします。
(記者)
県立高校1年生のいじめの自殺の件について前回も伺ったのですが,前回伺ったこの場では,知事ご自身は,面会は拒むものではないというふうな認識をお示しになられていたのですけれども,この考え自体は今もお変わりなくということですか。
(知事)
必要があればお会いしたいと思います。
(記者)
その必要性についてですが,当事者のお母さんの方は,県教委から納得いく説明がないから,知事に直接訴えたいとおっしゃっているという経緯がありまして,要は,県教委から納得いく説明があれば知事にはもちろん訴えなくてもいいという段階ではあると思いますが,ここが問題となって,今,直接知事に訴えたいとおっしゃっているというふうに理解しています。これを受けて,知事は今,面会の必要性があるとかないとか,どうお考えですか。
(知事)
面会の件については,ご家族の方から要請をいただいておりまして,それとほぼ同時期に,県教委の方から,ご説明の日程調整等も含めて,今調整をしていると聞いておりますので,そこでの状況というものを見極めた上でお会いするかどうかということになるのではないかと思っております。
(記者)
今のところ,面会自体が必要か必要でないかという点で,ある・なしみたいなところで答えると,どのようなご判断になっているのですか。
(知事)
ご要望いただいた時に,県教委の方に,ちゃんと説明してほしいということで私の方にお願いということでお会いになりたいということでしたので,県教委の方で実際にそれがもう動いているということであれば,そこが実現するということであれば,そこの場で解決するのではないかと思っておりまして,今そこを調整されているところなので,その調整の状況を見た上で考えたいと思っております。
(記者)
調整次第,前回もおっしゃっていたように,県教委の調整次第ではお会いするという話もあり,必ずしも自分自身も,知事とお母さんが会うべきだとかそういう立場を表明しているわけではないのですが。
(知事)
ですから,ご家族の方が私にお会いになりたいという目的が県教委がちゃんとご説明をするように指導してほしいという趣旨だというふうに確かなっていたと思いますので,そこを今県教委の方がそういう方向で,ご家族が一応望んでいらっしゃるような説明をされる,する,という方向で動いていますので,そこはそこで,また今は調整という推移を見極めたいと思っております。
(記者)
分かりました。
最後になりますが,理解が正しいかどうか確認させていただくと,知事としては前回と同様に,面会自体は必要性のあるなしの判断,ある場合はもちろん会いますよという話をされているということと,今県教委が日程調整を具体的に進めているというところで,そこが調整が進んでいるという段階にあるから現時点ではお会いするお考えは,お考えはないというと否定的に聞こえるのですが,今のところは会わないということですよね。
(知事)
そこの様子をしっかり推移を見ているという段階です。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
他にご質問のある社はいらっしゃいますでしょうか。
(記者)
2点あるのですが,まず過疎法について伺います。来年3月に期限切れを迎える過疎法に代わる新たな法律の自民党の素案で,過疎地域の要件が見直されて,県内でも複数の市町村が指定から外れたり対象地域が縮小する恐れがあるというふうになっています。こうした事態をまず,知事はどのようにとらえていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
おっしゃるように,今度の過疎法の見直しによって要件がどうなるかということは,まだ議論の過程の途中だと思いますが,いくつか複数の市町村がその対象から外れる,そういう可能性も否定できないということで,これは非常に,本県の市町村にとっては大きな問題だというふうに認識しております。
(記者)
その問題というか,どれくらいの影響が出るというふうに考えていらっしゃいますか。
(知事)
どのくらいというのは,今まだ市町村が具体的にどこがどうだということではないので,定量的に申し上げることはなかなか難しいところはあるのですけれども,多くの市町村においては過疎債に頼っている部分が大きいというふうに聞いておりますので,そういった意味で,今後の市町村の行政活動に対して非常に大きな影響が出る可能性がある,というふうに認識しております。
(記者)
逆の質問ですが,これまで半世紀に及ぶこの過疎法という法律の中で,鹿児島にどのような恩恵があったというふうに考えていらっしゃいますか。
(知事)
やはり鹿児島県は,離島あるいは中山間地域などの条件不利地域が多いものですから,そういった地域においてしっかりとした地域のコミュニティーを維持したりあるいは住民に対するサービスを行うといった上では,過疎法の支援策というのは非常に大きなウエイトを占めていたのではないか,というふうに思っております。
(記者)
逆に,負の側面みたいなものというのは考えられますか。
(知事)
負ですか。
(記者)
はい,公共工事に頼りすぎたとか。
(知事)
えっ。
(記者)
公共工事に頼りすぎて産業が衰退してしまったとか,そういう負の面というのは。
(知事)
あまりそういう認識は,私自身は持ってなかったですね。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
もう1点。昨日の補正予算の会見がこちらでありまして,財政課の方々が10人くらい並んでいたのですけれども,全員男性でした。家計の財布を握るのは,私の家も含めて女性の方が多いイメージなのですけれども,県庁組織のお財布を握る財政課は女性が多いかなという印象がありました。財政課というのは男性が向いている職場というふうに,知事はお考えでしょうか。
(知事)
あまりそんなに,男性・女性というふうなことで思ったことはございません。
(記者)
今1人女性の方がいらっしゃいますけれども,ほとんど男性の方が多い。この理由みたいなものは。
(知事)
いや,どうでしょう。すみません,私も財政課が女性が少ないということは認識していませんでしたが,どういうことなんでしょうね。その辺の人事というのが,適材適所でやっていると思うのですけれども,女性の目で財政ということを,財布の紐をしっかり締めるのが大事かどうかと,今でも多分財政課はしっかり締めているとは思うのですが,それは財政課に限らず,多分女性全体の登用のあり方ということで,県庁としてもしっかり,女性の登用の仕方というのは検討していく必要はあるというふうに思います。
(記者)
特に,例えば財政課が女性に向いていないとか,もしくは財政課に求められる資質が,男女何か違いがあるというのはございますか。
(知事)
そういうことはないのじゃないでしょうか。私が国にいたときの会計課は,結構女性の方もいたと思いますので,特段そういうことではないと思いますね。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
他に質問のある社はいらっしゃいますでしょうか。
(記者)
先ほどの新型コロナウイルス対策の感染拡大防止というお話が出たのですが,東京の方では高齢者の感染者が増えて重傷化の問題が大きくなっていると思うのですが,鹿児島の場合は死者がそれほど増えている状況ではないのですが,今後,重傷化の対策について知事はどのように思われて,どういうことが必要であると思われているかをお聞かせください。
(知事)
高齢者の方あるいは基礎疾患を持っていらっしゃる方など,重傷化が懸念される,重傷化のリスクの高い方というのがいらっしゃいますので,そういった方々に感染が拡大しないように注意するということが最も必要なことだというふうに思っております。
特に鹿児島市内でも,高齢者施設におけるクラスターというのも発生しておりますので,そういった施設における職員の皆さん方に対する研修といいますか,そういったことについてもこれまでもやってきておりますし,そういった所での感染症対策うことを今後もしっかりとやっていく必要があるというふうに思っております。
(記者)
それと,重傷化に対応する医療体制の強化という,その点についてはどうでしょうか。
(知事)
医療体制につきましても,重傷化した場合の病室の確保,病床の確保ということでは,今38床確保しておりまして,これまででまだ最大でも3床しか使われておりませんので,そういった意味での医療体制上の病床数ということはしっかりと確保し,そこら辺の推移を見ながら,これがまたいっぱいになるというようなことになってくると,先ほどのステージの見方ということも考えていく必要があると思いますし,県内全体でそういった感染拡大防止ということもしっかり取り組んでいく,そういうことになってくると思っております。
(記者)
分かりました。ありがとうございました。
(記者)
この会見の冒頭,コロナに対する考え方やメッセージを発せられましたが,今回冒頭で発言された理由をお聞かせ願えますか。
(知事)
全国的にも非常に感染が拡大しているということで,県民の皆さん方も,心配している方も多いのではないかなということで,あるいは国の方からもGoToイートやGoToトラベルについてどういうふうに対応すべきかということも検討を求められておりましたので,広く皆さま方に今後の感染拡大防止に向けてお願いをした方がいいのではないかというふうに考えたわけでございます。
(記者)
先ほど,ステージⅡの段階と,理論上ではおっしゃってましたが,これは,ステージⅢに当てはまる項目も一応今の段階ではあることはあるのですよね。
(知事)
数字的なことで言いますと,感染経路が不明な者の割合とかいろいろありますが,一番重要なところは医療体制がどうかということ,逼迫している状況にあるかどうかということが一番大きなポイントだというふうに思っておりまして,その部分で専門家の皆さんからのご意見も踏まえた上で,今の現段階ではまだステージⅡだというふうな判断をしております。
(記者)
分かりました。で,現状もクラスターが断続的に発生している状況ですが,これを知事としてはどう見ていらっしゃいますか。
(知事)
やはりクラスターが発生した所を見ておりますと,マスクの着用等の基本的な感染防止対策ということを必ずしも十分していなかったというようなことが多いようですから,改めてクラスターの発生の防止に向けては,そういった基本的なところを事業者あるいは県民の皆さん方にも徹底していただく必要があるのではないかというふうに思っております。
(記者)
月初めの5・6・7でチェックをするとおっしゃっていましたが,これは基本的には,場所というのは天文館だけになってくるのですか。
(知事)
その時々の感染の状況を見ながらかと思いますが,やはり一番,この前の時は天文館を集中的にやりましたけど,次は騎射場辺りもした方がいいのかなという,そこは状況に応じてということだと思います。
(記者)
それは飲食店だけということですか。例えば,高齢者施設の感染防止対策とかは。
(知事)
高齢者施設というのもあり得るでしょうけども,あまりそこへ大勢行くと逆にリスクがあるかもしれませんので,やり方は,どういう形でやるかというのは検討したいと思います。前回も飲食店だけではなくて,お茶の販売店・化粧品店・お土産品と,あと飲食店もいろいろ,ショーパブから小さなスナック・飲食店・宿泊施設というような形で,いろんなタイプ,業態踏まえて,それぞれ現場でどういった工夫をされているかということをチェックしたところでございますので,また同じようなものあるいは別の業態,必要があればそういったことも含めて考えていきたいと思います。
(記者)
それは,各地域振興局もやっていく形になるのですか,本庁だけになってくるのですか。
(知事)
そこの体制はどうなっているかは,私もまだ承知しておりませんが,主な所という意味では,鹿児島市内が一番大きいのかなとは思っております。
(記者)
分かりました。
また関連してですが,天文館で行われた2つの通り会の中でのPCR検査,昨日鹿児島市の方が数を発表されて,想定よりは2割弱だったということでしたが,これをどう受け止めますか。
(知事)
当初クラスターが発生した文化通りと二本松馬場通りということで,500店舗ぐらいでその半分の1,250人ぐらい。2,500人くらいがいて1,250人ぐらいを対象にということで,県と市とでPCR検査を2週間やって,なんとかそれでできるかなと思ってやったのですが,なかなか希望される方が少なくて,229人だったとお伺いしているのですが。クラスターが発生してから1ヵ月ぐらい経って少し落ち着いた状況であったというようなこともあったのかなと思いますが,もう少し受けていただければよかったのでしょうけれども,それでもすべてが陰性だったということなので,現時点においては落ち着いた状況にあるのではないかというふうに考えております。
(記者)
対象地域を広げて再度実施したりという思いはあるのですか。
(知事)
状況に応じてですけれども,そこら辺は市の方で主導的に検討していただいておりまして,県もそれに協力するという形になりますので,市の方でまたもう一度,天文館の方でもっとエリアを広げてやるということであれば,県としてもきちっと協力していきたいと思います。
(記者)
協力というのは,金銭的な面ということですか。
(知事)
PCR検査を実施するということです。
(記者)
分かりました。
もう1点,話は変わりますが,先ほど出た市長選ですが,今回県都のリーダーを決めるということで,知事が考えられる今度の市長選の争点というのは何があるかというのは,4人出ていらっしゃいますが,考えられる争点というのがあれば教えていただければと思います。
(知事)
まぁ,どうでしょうね。今のところまだそんなにはっきり見えてないところもありますが,大きなところで県との関係でいけば,街づくりをどうするかといったあたりではないでしょうかね。
(記者)
他に何か問題はないですか。
県都の課題というのは何かないですか。
(知事)
一番大きいのは街づくりのところで,スタジアムの問題とかドルフィンポートのこととか体育館とか,ということが一番大きいところでありますし,あとは先ほどの児童虐待の話に関連して,児童相談所を今度は市が作っていただけるということで,県も今これに協力しておりますけれども,そういったようなことでも連携していくということで,子育てや高齢者対策,そういったことでも県と市とで一緒にやっていく分があれば,そういったことも一緒にやっていきたいとは思っております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
新型コロナに関連してですけれども,天文館で先日もコロナの対策ができてるかというチェックをされていたと思うのですが,天文館の一部の飲食店では,やはりまだ客足が戻らないという声も聞かれていて,今の状況について,客足の戻りの状況については,今知事はどのように見られていますでしょうか。
(知事)
客足がどうかということですけれども,いろいろ聞いておりますとやはりまだ,まだまだお客さんが少ない状況であったり,あるいは会社によっては,天文館にはあまり行かないようにというような形で自粛されているようなところもまだ多いのではないかというふうに思っております。
(記者)
やはりクラスターが多発しているということで,天文館より例えば騎射場に行く方が多いとか,他の所で飲む方も増えている様子ですが,改めて,天文館で飲食しても安全なんだというようなことを発信するとか,県としての新たな対応というのを,何か予定というのはないのでしょうか。
(知事)
天文館については,安心・安全に会食できるようにということで,対策を行っているお店についてはステッカーを貼っていただくと。天文館のお店もいろいろですから,しっかりと感染防止対策を行っている所を選んでいただく,そういった所であれば。またそれも100%ではありませんので,やはり事業者とお客さんの方にもしっかりと協力していただかなければいけないということではありますが,そういった形で対策を後押しするとともに,見える化するということで発信をしていきたいと思っておりますし,私自身も何度か,そういったことで天文館のいろんな活動にも参加し,できれば皆さんに天文館についても安心・安全に楽しんでいただきたい,というふうに思っております。
(記者)
分かりました。
話が全く変わってしまいますが,サツマイモ基腐病が県内でも被害が増えているということで,特に大隅地域・熊毛地域で今年多いということですが,その被害状況について,今知事の受け止めをお聞かせ願えますか。
(知事)
基腐病は,平成30年から県内でも大きな問題になってきていると。昨年非常に大きな問題だったと思っていて,それぞれ農家の皆さんも消毒をしたりいろんな対策をしてこられて,今年は大丈夫じゃないかというふうに期待されてたのだと思いますが,夏ぐらいからでしょうかね,やはり基腐病が今年も,去年よりもひどいというような話も聞いておりまして,非常に,大隅・熊毛・南薩,大きな問題になっていると思っております。熊毛の方は離島ですし,どうかなと。当初は3割ぐらいという話でしたが,昨日聞いたら5割ぐらいというような話で,場合によってはもっとという所もあるということなので,基腐病の影響というのは今年も非常に甚大なものがあると思っております。
(記者)
熊毛地域で言いますと,西之表の安納芋の被害がやはり今年多いということですが,そのことについてはいかがでしょうか。やはり県外にも影響が出ているかと思うのですが。
(知事)
県外。
(記者)
例えば東京などで,安納芋のスイーツを販売しているような所が。
(知事)
この前も東京の方で,開促協で行った時にも,国会議員の方からもこれは農家だけの問題ではないと。澱粉・焼酎,今おっしゃったようなスイーツといったような幅広い産業に影響があるということなので,しっかりと対応しなければいけないというふうなご指摘もいただいておりますし,まさにそのとおりだと思っております。
(記者)
農水省の方でも,農家への支援の拡充をすることになったそうなのですが,県としても,今後どのような対策・支援をされる予定でいらっしゃいますでしょうか。
(知事)
国・県・地元市町村・農協関係者一体となってこれは取り組んでいかなければいけないと思っております。それぞれの,大隅・南薩・熊毛の地域で,PT(プロジェクトチーム)を作って,今対策を検討しているところでありますけれども,基本的に,農家の皆さんいろんな対策をされていますが,しっかりとした対策がどこまでできているのか。苗の部分でどういうふうになっているのか,あるいは土壌の消毒をしっかりやっているのか,水捌けを良くするために畦の所の部分をどういうふうに処理しているのか,あるいは畑から出入りする所で消毒みたいなことをどのようにやっているか,芋を採った後の残渣の処理を適切にしているか,といったようなことを含めて,しっかりと検証した上で,原因が一体何なのか,対策としてどういうことができるのか,ということをしっかりやっていきたいと思っております。また,県の農業開発総合センターの方で,アミスターという農薬の登録に向けても,今研究しているところですから,そういった農薬の,使える物の普及といったようなことも含めてしっかりと対策していきたいと思っております。
あとは,やはり農家の皆さん非常に大きな被害を受けていますので,来期,次の年に向けてまたサツマイモ,カライモを作っていこうという意欲が出るように,そこは国の方も10アール当たりの支援金を1万円,2万円という形で出していただけると。あるいは別の所で,場所を変えるということについても支援するといったような,様々な国の支援制度もありますので,そういったことを含めてしっかり対応を検討していきたいと思っております。
(記者)
知事として,今後,例えば視察に行かれたりという予定は,今のところは何かありますでしょうか。
(知事)
一度,鹿屋の方へ行きましたので,今後別の地域で機会があればまたお伺いしたいと思いますが,現時点ではっきりとした予定というのは,今のところはありません。
(記者)
最後確認ですが,県として具体的に何か,支援金を出すとかそういった予定は,今のところはまだないということでしょうか。
(知事)
支援金の類というのは,特にはなかったのではないかと思います。
(記者)
今のところ,国の制度を利用してということでしょうか。
(知事)
はい。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
先ほどの質問が出ました馬毛島の関係でまた伺います。先ほど知事は,県としての馬毛島移転計画に対する賛否の判断というのを,タイミングを見ながら,また様子を見て判断していきたいというお話だったかと思うのですが,そのタイミングというのを具体的に,これまで不明な点等があるという,その不明な点等が例えば解消されたら判断するという話なのか,あるいは国の方の整備計画がある程度ステップが,1つステップが上がったり,例えば建設が始まるとか,そういう具体的な判断を示すタイミングというのは,具体的にどういったところを想定されていらっしゃるのか,というのを1点お伺いしたいのですけれども。
(知事)
どういうタイミングで,分かりませんけれども,国の方の今後の流れということもはっきりしないところがありますし,まだ環境アセスもできていない段階で環境への影響がどうなるかということもわからない。騒音,地元の皆さんが一番心配している騒音がどれくらいなのかということも分からない中なので,それがどれぐらいのタイミングで分かるかということがはっきりしない段階なので,どういった,全体の国の動きとそういった住民に対しての説明で,明らかになるタイミングが何がどうなるかということがよく分からないので,ちょっとまだはっきりとしないところではありますからね。
(記者)
一番不明な点がまずはある程度解消しないと,ということが。
(知事)
判断材料になるものがまずはっきりする,ということが大事ではないかと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
2点目ですが,一昨日,昨日と,地元首長の方々との個別の意見交換を実施されてきているかと思うのですけれども,10月23日には合同でされて,今回は個別ということですが,やはり個別の方が例えば首長からの本音を聞きやすいとか,そのあたりのご印象をまず伺いたいということと,あと今後もまだ複数回に亘って意見交換を続けて行かれるということになるかと思うのですが,それについても原則はやはり個別で実施されていくご予定なのかということを。併せて,これまで個別の意見交換については,首長に対してどちらかというと自由に意見を出してもらうという話だったかと思うのですが,例えば首長ご自身の賛否の判断とかそういったものも今後踏み込んで知事の方から求めたりと,そういったケース等も考えていらっしゃるのでしょうか。
(知事)
個別の会談ということについては,前回一緒でやったのですが,それぞれの首長の皆さんから,個別の方にしてほしいというご要望があったので,私の方が聞きやすいというよりは首長の皆さんが,やはり隣を見なくても,気にしないで言いやすいということなのだろうというふうに思いますし,ですから今後も個別にやっていく方針ではあります。
あとは何でしたっけ。
(記者)
中身について,具体的な,意見交換の際に賛否を求めていくか。
(知事)
賛否というか,まだ皆さんいろんな意味で不明な点とか確認したい点,懸念しているところがあるという段階でありますから,賛否ということになってくるとそういう話も当然出てくるのではないかとは思いますけれども,住民の皆さんがどんな感じですかというようなことから首長の皆さんの方からのご意見というのもいただけるのではないか,というふうに思っております。
(記者)
時期を見てはそういう賛否を求めていくというのも当然考えられるということですか。
(知事)
求めていくというか,そういう話になるのではないですか。
(記者)
ありがとうございました。
最後にもう1点,ボーリング調査の件ですが,先日のぶら下がり取材の際にも,知事はボーリング調査の許認可の権限を持たれるということで,標準審査期間で行けば,だいたい11月末頃になるけれどもというお話だったかと思うのですが,実際に今回西之表市長からの意見書では,その懸念を示すというような意見書も出ているということでは,通常と違うのではないかという指摘もあったかと思うのですが,その一方で,知事としては行政手続きなので長引かせるようなことも想定されていないというお話だったかと思います。では,具体的に,最低でもいつ頃までにはそういう許認可の判断を出されるのかというのは,ご自身の中で持っていらっしゃるのでしょうか。
(知事)
審査の状況をまだつぶさに聞いてはおりませんけれども,基本的には標準処理期間というのがあるわけですから,それを目途に対応していくということではないかと思っています。意見書が出たから標準処理期間から長引くかというと,通常,法の制度上,意見書が出るというのは予定されているわけですから,意見書が出たら標準処理期間を延ばしてもいいということにはならないのではないかなというふうに思っておりますので,そこはしっかりと対応するようにしたいとは思っております。
(記者)
当然しっかりとした審査・対応をされるということですが,考え方としては11月末にはもう判断を出されるという理解でよろしいんでしょうか。
(知事)
それを目途に今審査をしているというふうに理解しております。
(記者)
11月末までに判断を出すために,今審査をしていると。
(知事)
それを目途に作業を行っていると。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
ちなみにこの後,原発関係の質問を予定されている方はいらっしゃいますか。
分かりました。公務の関係で時間があるということでしたので,県政一般とのバランスを伺いたかったのですけど。
では,もう少し県政一般の質問を受けてもよろしいですね。
(記者)
まず,2点項目がありまして,同僚が先ほど尋ねたのですが,GoToイートの人数制限は基本的には行わない方針だということで,商工会議所等からも要望が出ていたと思いますが,合理的な判断を求められていたということで要望書の中に書いてあったのですが,今回はひとつの指標として,医療体制の逼迫状況を考えられたと思います。その他に参考にされた指数というか指針といったものがございますか。
(知事)
警戒基準を判断するに当たって,新規の感染者数,PCR検査の陽性率,経路が判明している者とそうでない者の割合,そういったものも確かあったと思いますので,そういったことも含めて総合的に判断したということであります。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
もう1点,前置きが長くなって恐縮ですが,知事は不断からエビデンスに基づく政策立案ということをおっしゃっているかと思いますが,今回,観光かごしま回復事業という中で宿泊券の発行が事業として昨日発表されていますが,前,同様の事業でディスカバー鹿児島の宿泊事業,これはたぶん就任前に行われた事業ですが,それの事業経過が,10月18日でこれは終了しているのですが,私が,どのくらいの使用率があったのか地区別でも出ますので,そういったものを担当課に確認したところ,そういった事業の取りまとめは行っていないということでした。私は10月22日付でPR観光戦略部長あてに質問事項を提出しまして,それも回答がございませんでした。ですので私は公文書の開示請求ということで,そういった状況を確認できるもの,事業効果を確認できるものを求めたところ,文書自体不存在ということで回答をいただきました。
このディスカバー鹿児島宿泊助成事業というのは,県議会等でも非常に議論されて,県民からも多数のご批判なりご意見があった事業だと,知事も当然ご存じだと思います。全ての事業にそういう分析をしてほしいとか事業の執行状況を知らせてほしいと言うつもりはないのですが,こういった手法やあり方が議会とか県民の世論の中で課題として上がったものについては,そういう事業効果なり事業の達成状況等を詳細に分析,詳細にというか簡便に概要等の分析をしてもらいたい。それがおそらく,知事がおっしゃる科学に基づく政策の立案につながるのではないかと,私は常々そう思っているのですけれども。職員の皆さんも大変お忙しい中だと思うのですが,これはたぶんひとつの事例としてではなくて,施策を作る上でそういった過去の事業がどうだったのかを検証する必要性というのを感じるのですが,知事はそのあたりについてどのようにお考えでしょうか。
(知事)
今の確認ですが,ディスカバー鹿児島で宿泊の,県ではたしか4万人分の宿泊券,それがどれだけ使われたかということについて答えがなかったと。
(記者)
取りまとめてないと。
(知事)
ということですか。
(記者)
はい。
(知事)
そんなことは。
それは,何がどうなっているか,よく分かりませんけど。
(記者)
私も分からなかったので質問状を書いたのですが。
(知事)
私の聞いている限りは,4万人のうちの使われたのは2万9千人と聞いています。だからだいたい7割5分くらいの皆さんがお使いになったと。
(記者)
でも私が10月30日付で公文書開示請求を行ったのですけど,それ以降まとめられたということになるのでしょうか。
(知事)
どうか分かりませんが,大体そういう,2割5分くらいの方が,多分いろいろ,延期とかあって予定が合わなくなったとか,そういうのもあったのではないかと思いますが,そういうことだったと思います。数字が違っていたらあれです,私の記憶ではそういうことです。
(記者)
分かりました。
私がこれを求めた,10月末現在で取材を求めたところ,議会に説明するので,その前に県民等に公表する必要はないというようなことを言われたのですが。
(知事)
そういうことなのですかね。
(総務部長)
私も詳しいことは承知しておりませんが,おそらく数値の精査であるとかそういったこともいろいろあったのではないかと思います。
(記者)
ですから私は概数で結構ですというふうに求めても,つまりそういったお答えをいただいて,確かに県議会も県民の代表ですので県議会で報告されるのは当然かと思うのですが,そういった常任委員会や一般質問の中ではなかなか議論を深掘りする,いわゆる政策を検証するというのはなかなか時間的にも限られていますので,できるだけそういった情報がまとまった段階では県民に対しても公表して,民間の知見や知識を得るという努力をしていただきたいと,これは要望ですが,お願いとして本日の場で述べさせていただきました。
(知事)
はい。多分作業と要求とのタイミングがあったかもしれませんけれども。
(記者)
ありがとうございました。
(幹事社)
県政一般は,今挙げられている方でいったん。
(記者)
おおまかに3点お聞きしたいのですが,すみません確認で,GoToイートですが,これ,先ほどのお話で言うと,ステージⅢの移行判断とセットで人数制限も検討するということでよろしいのでしょうか。
(知事)
ステージⅢになりますと,いろんな行動の制限とか自粛ということを求めるという段階になるということで,その際にいろんな制限・自粛要請等が考えられるわけですけれども,そこで直ちにGoToイートについての制限をお願いするかどうかというのは,またその段階での判断になると思います。
(記者)
仮に,鹿児島県ではステージⅡであるが他県の状況次第ではGoToイートの判断もある,という考え方をしていいのですか。
(知事)
あまり鹿児島がステージⅡで他がということで直ちに4人以下ということでは必ずしもならないのではないかと思っておりますが,鹿児島がステージⅢになって何らかの自粛をする際に,そういったGoToイートを4人以下に制限するということもひとつの事項になり得るということではないかと思います。
(記者)
2番目です。ディスカバー鹿児島ですが,先日個人情報の流出があったのではないかということで発表がありましたが,何か被害の状況などの更新があればお知らせいただきたいです。
(知事)
委託先のJTBが使用されていたPeatixという会社の方で,アタックされて情報漏えいがあった可能性があるということで,具体的な人数等についてはその後まだ報告等いただいておりません。
(記者)
事業実施者として,何か県民の方に対して今呼びかけは,どうなのでしょうか。
(知事)
これがもし漏れていたら本当に申し訳ないということで,県民の皆さんにはお詫びを申し上げたいと思います。
なお,そこで仮にパスワードが流出しているとすれば,ほかのいろんなサイトで同じパスワードを使っている方がもしいらっしゃったら,念のためパスワード変更をしていただければというふうにお願いしたいと思います。
(記者)
サイト運営会社に対しては,かなり早期にという促しをしているのですか。
(知事)
はい。その辺の対応はしっかりと対応し,また県民の皆さんからのお問い合わせ等には,誠実にきちんと対応するようにということで言っております。
(記者)
最後3番目です。馬毛島ですが,知事,繰り返しですが防衛省に説明の場を設けたいということは繰り返し発言されていらっしゃいますが,昨日も早期ということでしたが,来週ぐらいにそういうことが設定できるのかどうか,見通しですが。
(知事)
まだ最終的な日程調整をしている段階だと思いますが,できれば今月中にはお願いしたいと思っております。
(記者)
来週はもう議会も始まると思うのでお忙しいと思うのですが,その前にはしたいということですか。
(知事)
相手もある話なので,前になるか最中になるかは分かりませんけれども,なるべく早くということでお願いしたいと思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございました。
(幹事社)
11時20分までに,次の公務の関係があるということなので,11時5分ぐらいまで一般で,残りを原発とさせてください。では先ほど挙げられていた。
(記者)
冒頭,中盤にもありましたが,鹿児島大学のサークルのクラスターに関してです。知事の所感,受け止めをお伺いしたいのですが,その前提としまして,明日から3連休,来月から忘年会シーズン,また経済も回していかなければならないと思います。そして大学生への風当たりが強くなるのではないかという心配をしております。大学生というのは,オンライン授業で人と会えなかったりサークルや部活動でもしっかりとマスクをしている学生というのも多々おります。また,アルバイトができずに金銭的に苦しい中,少ないお金を限られたお金を使って飲み会に行く方もいます。そういった前提の上で,鹿大のサークルでクラスターが発生したという受け止めをお願いします。
(知事)
大学生のいろんな活動を通じて,残念ながらああいうクラスターが出てしまったということだと思いますけれども。やはり,これは大学生だからということではなくて,先ほど冒頭で申し上げたような基本的な対策ということをしっかりやっていただければ,というふうに思っております。その上で,学生の皆さんがやっと対面での授業ができつつあったところをまたオンライン授業になってしまうということになったり,今おっしゃったアルバイト面での支障が出てくるというようなことが出てきているわけですけれども。基本的に,学生の皆さんも注意しながらやっていらっしゃる方はしっかり対応していただいていると思いますので,またこういったことがないようにお互い気をつけながら感染症対策ということをしっかりしながらやっていただければいいと思っております。
これから3連休にもなりますし,また年末年始いろんなそういう機会が出てくると思いますので,これを教訓にということか分かりませんが,そういうこともあり得るんだということを身近に感じていただいて対策を取っていただければというふうにお願いしたいと思います。
(記者)
11月から始まりました567(コロナ)の日ですが,直近ですと,12月5・6・7日があると思います。先ほど知事の方でも騎射場の方を回らなければというようなことがあったと思います。12月5・6・7日に騎射場を回られるというイメージでよろしいでしょうか。
(知事)
まだ具体的には予定は立てておりませんけれども,そういったことも踏まえてしっかり対応していきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
では,あと2名の記者で1問ずつくらいお願いします。
(記者)
GoToイートの人数制限に関する質問です。政府の人数制限という対策自体に対して各自治体で意見が割れているところがあると思います。例えば,一律人数制限だけでいいのかという話もあったり,ある程度人数制限で効果があるという話もありますが,そのあたり知事としてお考えはありますでしょうか。
(知事)
一律に人数制限をすればいいということではないと思っております。人数制限をしても,やはり感染症に対する予防対策をしっかりやらなければ,4人ずつのクラスターがいっぱい出ると全体で見ればたくさんになるわけですから,要はちゃんとした対策をするかどうかということだと思います。万が一起きた時に,4人ずつであれば4人で収まる。10人だったら10人で収まるという意味での少人数の効果というのはあるのだとは思いますが,まだそこは全体の医療体制とかそういうことも含めてのことだと思いますし,人数が多くても,大声で話をしない,ちゃんとした対策ができている場所でやる,話をする時にはちゃんとマスクをするなどいろんな対策をして,あまり動き回らない,お酌をしないというのは最近よく事業者の方でも対策をしていただいていますが,そういったことをしっかりやっていただくということが,まず人数より前にあるのではないかとは思っております。
(記者)
例えば今後,県内の感染状況が拡大していって対策を取るとなった時に,その時は単純に人数制限するわけではなく,検討をしていった上でという話になるのですか。
(知事)
どういう意味ですか。
(記者)
例えば単純に人数制限を導入するだけでなく,今おっしゃったような検討などをした上でという対策になるのですか。
(知事)
対策といいますか,それぞれの事業所においては業種のガイドラインもありますから,そういったことをしっかりやっていただくということと,参加する方にもそういったお店のやり方に従って感染症拡大防止のための基本的なやり方を徹底していただくというのは,当然のことではないかと思っております。その他に,どうしてもそれをさらにどうしようもないというか,拡大してきたら,営業の自粛要請,外出やいろんな次の行動制限ということも対策としては出てくる可能性はあると思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
馬毛島のことでお尋ねですが,県としての立場をどこかのタイミングでというお話でしたが,地元などの懸案で,米軍機訓練の騒音や環境影響などだと思いますが,国はそのあたりは,環境アセスメントをやってみないと確定しない,分からないというふうに言っていますが,そうすると県としての立場の表明もアセス後になるということになりますでしょうか。
(知事)
影響をどういうふうに評価するか,あるいは地元の皆さんがどういう形で理解できるのかということで言いますと,今回も,防衛省の方からもいろんな提案もある中で,実際に飛行機を飛ばしてみて騒音を体験してもらうとか,あるいは今飛行機が飛んでいる場所に見に行っていただくとか,そういったことも含めて住民の皆さんの騒音に対する懸念や理解ということを考えていただくというようなやり方もあるというような話もありますので,最終的に確定するのは環境アセスをやってみなければ分からないという面もあるかもしれませんけど,それに代わるような措置というものもないわけではないのではないかと思っております。
(記者)
そうすると,アセスは国の方で1年以上,大体2年くらいかかると言っていますが,必ずしもアセスの終了を待っての県の立場表明ということでもないということですか。
(知事)
そこは,そういったことがどのくらい正確にきちんとやっていただいて,住民の皆さんがそれについての理解あるいは判断ができる材料として考えていただけるか,ということにもかかってくると思いますので,その辺のいろんなやり方,やり取り,そういったものを今後も引き続きやりながら考えていきたいと思っております。
(記者)
分かりました。
確認ですが,どこかの段階で示す県としての立場というのは,馬毛島での計画の賛否ですとか,同意・不同意,受け入れるかどうか,というところの方向の話になるのでしょうか。
(知事)
馬毛島に対してどういうふうに考えるかということだと思いますので,その辺が賛成とか反対とかとそういうことになるのか,そこら辺のことはまだ今これからの検討だと思いますけれども。
(記者)
言葉が同意・不同意とかいろいろありますけど,受け入れるかどうかというところまで踏み込まないかもしれないのでしょうか。
(知事)
そこはまだ,どういうような表現,言い方になるかということも含めて,これから検討したいと思っています。
(記者)
これまでおっしゃっているのは,県として何かしら言うというのは,県としての立場を言うという表現でおっしゃってきたのですか。
(知事)
県としてはそうですね。県として,どういうふうにこの馬毛島問題を考えるか,ということを整理して,国にもお願いすることがあればお願いしなければいけないし,地元に対しても説明することがあれば説明する,ということではないかと思います。
(記者)
分かりました。
(幹事社)
時間も迫ってきましたので,いったんここで川内原発についての質問に移らせてください。
原発についての質問,はい,お願いします。
(記者)
専門委員会の件ですけれども,新しい委員の人選の状況はどのようになっているでしょうか。
(知事)
この前の専門委員会開催の時も確かそのお話がありましたけれども,現時点においてはまだこれからということで,先般,たいら県議からはこういった方がいらっしゃいますよというのはいただきましたので,そういったことも含めて今後検討していきたいと思っております。
(記者)
新しい委員を入れるタイミングとして,2年後を考えているというお話でしたけれども,九州電力が延長申請をする前に,具体的に申請に向けた動きなどが出た場合は,2年後よりも前の段階でも新しい委員を加入する場合というのもあり得るということでしょうか。
(知事)
九州電力の動向がどうかということで,九州電力の方からいろいろ説明をしていただかなければいけませんので,何もない中で議論ということにはならないものですから,その辺の動向で,仮に九州電力がそれを1年前倒しとかいうことになれば,それに対応した人選なり対応ということを考える必要はあると思っています。
(記者)
ということは,2年後の任期満了よりも前の段階で,九州電力の動きによっては新しい委員の方を入れて議論を始めてもらうということはあり得る。
(知事)
そういうことはあり得るのではないでしょうか。
(記者)
分かりました。
この委員会のあり方について,座長とお話はされたでしょうか。
(知事)
座長とは,お話はしたことあります。
(記者)
座長については,九州電力から,原発とは別の研究の経費を受託しているということがあって,座長としての中立性について問題視するような声も出ておりますけれども,前の知事はそこは問題ないということでしたが,塩田知事はそこについてはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
これまでのいろんな委員会の議論や検討の中身について,そういった何かお金を,研究予算をいただいているということで,何か特に偏ったことをされているということはないというふうに思っております。
(記者)
分かりました。
あと1点,川内原発のテロ対策施設の件ですが,原子力規制委員会の方で,テロ対策施設という性格上,トラブルや事故があった場合でも細かくは公表しないということを言っていますが,立地自治体の長として,この方針についてどのように受け止めてらっしゃるでしょうか。
(知事)
事の性質上,テロ対策施設で今こういうトラブルがありますとか,この辺に穴がありますということは,その時点において公表するということはやはりできないのではないかなと。そこはやむを得ないというふうに思っております。
(記者)
例えば,一般に公表するとは公表するのとは別の部分で,県の方にはそれなりの情報を出してほしいとか,そういうふうなお考えはあるでしょうか。
(知事)
県の方にはちゃんと報告をいただけるものだというふうに思っております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
原発について,他に質問はありますでしょうか。
川内原発に関しては,大丈夫ですか。
県政一般で,先ほど手を挙げていた方が残ってたのですが,もう1・2問いいですか。
県政一般で,先ほど手を挙げた方でお聞きしたいということがあれば。
(記者)
度々すみません。先ほどの馬毛島の関係で,計画に対する県としての立場の判断について,先ほどの知事のお話では,賛否の判断はどうなのかというところですが,以前の私の理解としては,以前の知事のお話では,いずれかのタイミングで,賛否についてもちゃんと判断を出したいというふうにおっしゃっていたかと思うのですが,先ほどの話を伺うと,賛否そのものも含めて,どういった判断になるのかということを検討していきたいというお話で,以前伺っていた知事のお考え方より後退してしまったのかなという理解だったのですが,改めて,県としての立場の判断というのが賛否を含めて,賛否について判断を下すという理解でよろしいのか,もう一度確認させていただきたいのですが。
(知事)
私が申し上げているのは,地元のご意見を踏まえて,県としての考え方を整理して対応を検討しますということですので,県としての考え方を整理するというのは,明確に賛成・反対という言葉で言うかどうかは別にして,県としての考え方をお示しするということですので,それが賛成ということになるのか反対ということになるのかというのはありますが,そういうことで考え方を整理して示したいと思っています。
(記者)
ということは,賛成か反対かというのは,地元の意見を聞いた上で,そこまで踏み込むことは想定されていらっしゃらないのですか。
(知事)
いや,そんなことではないと思いますけどね。地元だけではなく,当然国の説明も聞いた上で,県としてどういうふうに対応するかということですので。
(記者)
当然賛否も,当然ながら考えていらっしゃる,賛否も踏み込むというふうに理解してよろしいのですか。
(知事)
そこの言葉遣いがどうなるかということについては,また検討したいと思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(幹事社)
関連して,幹事社から伺いたいのですが,先ほど知事はタイミングについてのところで,様子を見ていきたいと。環境アセスメントが終わってからなのかという質問に対して,そういうこともあるし,そうじゃない可能性もあるというふうにおっしゃいましたが,環境アセスメントが終わるまでにそういった情報を得られるタイミングとか条件というのは,そうじゃない状況というのは具体的に何を指すのでしょうか。
(知事)
ん。環境アセスメント。
(幹事社)
様子を見ていきたいとおっしゃっていて,その判断を示されるタイミングについて,環境アセスメントは1・2年かかりますが,その後ですかという先ほどの質問に対して,それもあるし,そうじゃない可能性もあるみたいな含みを先ほどされたと思います。環境アセスメントを待たないでそういう条件が揃う具体的な状況というのは,どういうことを想定されているのですか。
(知事)
先ほど申し上げたように,環境アセスをやらないと最終的な環境への影響ということは分からない部分あるかもしれないのですが,それよりも前にいろんな騒音については,実際に飛んでいる現場に行ってみるとか,あるいは実際に飛行機を飛ばして騒音を体験していただくというようなことで,住民の皆さんがある程度環境への影響というものがどういうものなのかということを理解し,判断材料としてそれで十分だというふうに考えていただけるような状況になれば,最終的な環境アセスのできあがりというかそれを待たずにということもあり得るのではないか,ということを申し上げたのです。
(幹事社)
住民の方がアセスを待たずに,試験飛行や地元首長の岩国や硫黄島の視察,そういったことを含めて地元の人がどう考えたかということについては,地元の首長さんとの意見交換の中で,知事が判断材料にしていくということですか。
(知事)
そうですね,はい。それを当然,地元の住民の皆さんも首長の皆さんも,判断材料として取り上げていただけるかどうかということがあって,それをもって地元でどう考えるかということを,また意見交換の中でもやり取りしていきたいと思っています。
(幹事社)
知事としては,基本的に首長さんから地元の情報を得ていくというスタンスですか。
(知事)
今のところはそうですね。
(幹事社)
分かりました。
他にありますでしょうか。はい。
(記者)
1点だけ,新型コロナの関係ですが,与論島で2例目のクラスターが出たのですけれども,同じ離島で2例目ということでちょっとショッキングといいますか,地元を含めて,深刻だという受け止めがあったと思うのですが,これに関する知事のご見解,そこだけ1点伺いたいのですが。
(知事)
与論島でのクラスターというのが2回目が出て,1回目と同じくらいの人数の方に感染が拡大したということで,そこも今回感染の原因を見ると,やはり接待を伴うお店で感染防止のためのマスクの着用とかそういった基本的なことをちゃんとやっていなかった,ということが原因ではないかというふうに考えておりますので,やはりそういうことをしっかりとやっていくということが,場所はどこであれやっていかなければいけないし,特に離島において医療体制が脆弱な中で,コロナの感染を防止するという観点から,よりそういった面では徹底していただきたいというふうに思います。当然,与論献奉も,回さず自分のマイグラスでやるなりしていただければ,というふうに思っております。
(記者)
ありがとうございました。
(幹事社)
もし質問があれば最後の1問になりますが,質問されたい社はありますでしょうか。
よろしいでしょうか。
ないようですので,これで終わらせていただきます。
知事の定例会見,これで終了とさせていただきます。
(広報課長)
これをもちまして,知事の定例記者会見を終了させていただきます。
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