更新日:2025年7月9日
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県では,令和3年度に本県出身者から「県における音楽活動・交流の更なる発展のために」と,みやまコンセールのパイプオルガン建造資金として2億円の寄付をいただいたことを契機とし,みやまコンセールにパイプオルガンを設置しました。
⑴オルガンコンセプト | バッハの楽曲の演奏を基軸とし,19世紀以降の楽曲までカバーできるオルガン |
⑵大きさ | 重量:約15トン,高さ:約7.5m,幅:約8.8m,奥行き:約3.2m |
⑶鍵盤 | 手鍵盤:3段,足鍵盤:1段 |
⑷内部機構 |
キーアクション:トラッカーアクション ストップアクション:エレクトリック方式 |
⑸ストップ(音栓)※ |
43ストップ 1エクステンションストップ+実働26ストップ 16複数鍵盤間共有ストップ及び1トランスミッション含む。 |
⑹パイプ数 | 1858本 |
⑺オルガンビルダー |
Manufactured'orguesThomasInstruments(ルクセンブルク) JohannesKlaisOrgelbauGmbH&Co.KG(ドイツ) |
【材質】オルガンケース:オーク材,色:天然オイル仕上げ
R5.4~R6.9 | 受注ビルダーによる海外工房での設計・製作・仮組立 |
R6.10 | みやまコンセール主ホールでの設置準備工事 |
R6.11~R7.4 | みやまコンセール主ホール内組立,整音,調整 |
R7.5 | 完成 |
(参考:パイプオルガン選定委員会委員)
1みやまコンセール現地確認(R5.5.24)
オルガンビルダーが来日し,現地にて音響や設置位置等の確認を行いました。※正面2階部分が設置予定箇所
2オルガンビルダーの工房(ルクセンブルク)での部品等製作(R5.6~)
ふいご(送風装置)の製作風景
風箱(チェスト)の製作風景
1オルガンビルダーの工房(ルクセンブルグ)での製作状況
パイプオルガンの外観状況。今後,鍵盤と装飾が設置されます。
パイプオルガン内部(2F)手鍵盤部分の様子。
パイプオルガン内部(1F)足鍵盤部分の様子。
2オルガンビルダーの工房(ルクセンブルク)における仮組立後のお披露目演奏会の様子(R6.9.28)約1分
曲目:前奏曲とフーガハ長調BWV547より前奏曲(J.S.バッハ)
演奏:ジャン=フィリップ・メルカールト(オルガニスト,県パイプオルガン選定委員会委員)
会場:オルガンビルダー(Thomas社)工房(ルクセンブルク)
3みやまコンセールパイプオルガン第1回製作現場見学会(R7.1.25)
県及びヤマハ(株)からオルガン製作の経緯やパイプオルガンの概要について説明を行いました。
オルガンビルダー(Thomas社)職人へのインタビューの様子
4みやまコンセールパイプオルガン第2回製作現場見学会(R7.3.29)
パイプオルガンの実際の音を確かめ,解説を聴いていただきました。
ジャン=フィリップ・メルカールト氏(オルガニスト,県パイプオルガン選定委員会委員)による解説の様子
パイプオルガンが設置された2階オルガンバルコニーに上がり,内部や演奏台を間近に見学していただきました。
1みやまコンセールパイプオルガン完成記念コンサート(R7.6.1)
約700名の皆様にご来場いただきました。
パイプオルガン整備に当たり御尽力いただきました「トマ社」と「クライス社」に感謝状を贈呈しました。「トマ社」からはサミュエル・トマ社長が会場にお越しになられていましたので、塩田県知事から直接贈呈させていただきました。
ジャン=フィリップ・メルカート氏(オルガニスト,県パイプオルガン選定委員会委員)による演奏を聴いていただきました。
鹿児島県公式YouTubeチャンネルで完成記念コンサートの様子を一部をお伝えしています。ぜび,ご覧ください。
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