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更新日:2022年12月23日

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木村探元筆「四季耕作図」

木村探元筆「四季耕作図」画像

木村探元(1679~1767)は,現在の鹿児島市平之町平田橋付近で生まれる。地元で狩野派の絵師小濱常慶,あるいは坂本養伯について絵を学んだと伝えられる。1703年江戸に赴き,探元自身が私淑していた狩野探幽の子探信守政の門に入り,探幽の筆意を学んだ。2年後に帰国し,鹿児島城本丸の襖絵を描くなど,藩の御用絵師として活躍した。
この作品は,横長の画面に四季の農作業の様子を描いたもので,各所に松,柳,紅葉などを配して四季を表現し,遠景には雪山を描く等山水図的な雰囲気をかもしだしている。四季耕作図は,本来為政者の勧戒的な意味をもつものであったが,日本では次第に田園風俗画的なものに変貌していった。

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