加栗山遺跡
鹿児島市川上町の標高約170mの舌状(ぜつじょう)台地上にある。旧石器・縄文・中世山城の三時期の遺跡である。旧石器時代から縄文時代への移行期の様子や約9千年前の縄文時代の集落としては,日本でも最大級の遺跡である。住居跡・集石・土坑などの遺構と石坂式,吉田式,前平式土器のほか磨石,石皿,石斧,石匙,軽石製岩偶などが出土した。
住居跡は,台地中央部に16基が弧状に検出された。大きさは,2.25m×2.6m~5×2.8mまでの竪穴住居で,柱や遺跡も認められる。集石16,連穴土坑48の遺構と集落構成されている。
遺構のパネルと吉田式土器の複製品を展示し,加栗山遺跡の紹介を行っている。
展示に関する情報
加栗山遺跡出土の「深鉢(吉田式土器)」を展示してあります
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