更新日:2019年3月19日
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集落は地域社会の活動の基礎であり,また,生産活動や交流の場として生活全般を支え,さらに地域の伝統文化を維持しつつ,農地・森林の管理等を通して自然環境を守るなど,国土の適切な保全・管理に重要な役割を果たしています。
しかしながら,人口減少や少子高齢化等により,特に,自然的,経済的,社会的条件が不利な中山間地域等における集落においては,地域コミュニティの崩壊,農地・森林の荒廃等の様々な課題に直面し,集落機能が低下しているところがみられるなど,速やかな対応が必要です。
一方,国民・県民の価値観やライフスタイルが多様化する中,農山漁村地域への回帰の流れが生まれつつあり,豊かな自然,美しい景観,優れた伝統文化等に恵まれた中山間地域等がその受け皿として期待されております。
また,平成30年3月には,県議会から「過疎・中山間地域の地域力強化について」の政策提言をいただいたところです。
このため,「鹿児島に生まれてよかった。鹿児島に住んでよかった。」と実感できる鹿児島を目指す「かごしま未来創造ビジョン」(平成30年3月策定)を踏まえ,地域の自主的,主体的な取組を基本に,中山間地域等を取り巻く様々な課題や社会経済情勢の変化に対応し,中山間地域等の集落の活性化の実現に向けて取り組むための目指す方向性や施策展開の基本方向等をとりまとめることとしました。
市町村や県民,各種民間団体など多様な主体との協働により,中山間地域等の集落の活性化に向けて,地域の実情に即した施策に総合的に取り組んでいくための基本指針となるものです。
対象とする地域は,中山間地域をはじめ,過疎地域や半島・離島等のほか,これらと同等に条件が不利な地域とします。
目指す方向性は,住み慣れた地域での生活を住民の多くが望んでいることを踏まえ,「『将来にわたって安心して暮らし続けることができるような仕組みづくり』に取り組み,中山間地域等集落の活性化の実現を目指す」とします。
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