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更新日:2023年3月27日
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家族にケアを要する人がいる場合に,大人が担うようなケア責任を引き受け,家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どものことを「ヤングケアラー」といいます。
年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで,心身の発達,人間関係,勉強,進路などに影響があることが問題となっています。
厚生労働省が行った調査では,中学2年生の17人に1人,高校2年生の24人に1人が世話をしている家族が「いる」と回答しました。
「ヤングケアラー」と思われる子どもに対して支援する際の課題として,「ヤングケアラー」はデリケートな問題であること,本人や家族に自覚がないといった理由から,支援が必要であっても表面化しにくいことが挙げられています。
また,自身が家族の状況を知られることを恥ずかしいと思ったり,家族のケアをすることが生きがいになっていたりする場合もあることに留意する必要があり,支援を行う際には,まずはしっかりと子どもの気持ちに寄り添い,支援が必要なのか,どのような支援が欲しいのか等について聞き取ることも重要とされています。
ヤングケアラーを早期に発見して適切な支援につなげるためには,まず「「ヤングケアラー」という言葉が社会で広く認知されるようになる」ことが期待されています。
自分のこと,家族のことで悩んでいる場合,家族のケアと学校との両立で悩んでいる子どもを見かけた場合は,次のダイヤルにご相談ください。
調査の目的
ヤングケアラーの実態を把握し,県全体の支援の在り方についての検討に活用する。
実施期間
令和4年9月1日から同年10月3日まで
対象者
小学6年生,中学生及び高校生(全日制・定時制・通信制)の約10%(※)
対象数:15,528人
回答数:9,441人(回収率:60.8%)
※中学生及び高校生については,公立学校・私立学校が対象(小学6年生は公立のみ)
実施方法
対象学校の生徒に調査票を配布して実施(書面又はWEB)
調査票
「小学生の生活に関するアンケート調査」調査票(PDF:638KB)
「中学生・高校生(全日制・定時制)の生活実態に関するアンケート調査」調査票(PDF:604KB)
「高校生(通信制)の生活実態に関するアンケート調査」調査票(PDF:790KB)
調査結果
鹿児島県ヤングケアラー実態調査結果【概要】(PDF:2,272KB)
鹿児島県ヤングケアラー実態調査結果【単純集計】(PDF:2,512KB)
鹿児島県ヤングケアラー実態調査結果【クロス集計・集計表】(PDF:4,422KB)
第1回:行政関係者等一般向け
日時:令和5年1月30日(月曜日)午後1時30分から午後4時30分まで(予定)
場所:メイン会場(宝山ホール),サテライト会場(詳細は研修会案内を参照)
第2回:医療,福祉,介護,教育関係者等支援者向け
日時:令和5年2月12日(日曜日)午後1時30分から午後4時30分まで(予定)
場所:メイン会場(県青少年会館大ホール),サテライト会場(詳細は研修会案内を参照)
※プログラム等の詳細は次の研修会案内を御覧ください。
ヤングケアラー研修会案内(PDF:543KB)
※研修会は,1回のみの受講,又は2回ともの受講,いずれでも申込みが可能です。
関連リンク
ヤングケアラーに関する問題及び対応について把握するために厚生労働省が行った「ヤングケアラーの実態に関する調査研究」などが同省ホームページ上で公表されています。ヤングケアラーについて知識を深めていただくためにも,是非御活用ください。
厚生労働省におけるヤングケアラー関連施策について(外部サイトへリンク)
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