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更新日:2022年3月14日
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〈ADI〉を参照
他の生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し,その性質を持たせたい植物などに組み込む技術(遺伝子組換え技術又は遺伝子操作)を利用して作られた作物。遺伝子組換え作物には,医療などの様々な分野でその利用が期待されているが,農業に関する分野としては,(1)食糧不足問題の解決のための乾燥や塩害など不良環境でも栽培できる作物の開発,(2)農薬使用量の低減のための特定の除草剤に抵抗性を持った作物の開発,(3)環境の保全や修復のための汚染物質を吸収する植物などの開発が期待される。
反面,遺伝子組換え作物の栽培や食品等への利用による生物多様性への影響や摂取した場合の人体への影響が懸念されることから,国においては,関係法令に基づき,遺伝子組換え作物ごとに,その用途に応じて生物多様性への影響,並びに食品や飼料としての安全性について,最新の科学的知見により評価を行い,安全性が確認されたもののみが栽培,流通できる仕組みが導入されている。
平成23年12月1日現在,日本国内で栽培や流通が承認されているのは,9作物95品種となっているが,食用や飼料用としての商業栽培は行われていない。
遺伝子組換え技術を用いて作出した農産物とその加工品。
食品衛生法及びJAS法に基づく遺伝子組換え表示制度により,大豆(枝豆,大豆もやしを含む),とうもろこし,ばれいしょ,なたね,綿実,アルファルファ,てん菜,パパイヤの8品目の農産物とそれを原材料として使用した33加工食品については,次のとおり表示基準が定められている。(平成23年度現在)
1遺伝子組換え食品の場合の表示=「遺伝子組換え食品」である旨,義務表示
2遺伝子組換え食品と非遺伝子組換え食品が分別されていない場合の表示=「遺伝子組換え食品不分別」である旨,義務表示
3分別された非遺伝子組換え食品の場合の表示=「非遺伝子組換え食品」である旨,任意表示
なお,醤油,食用油脂,マッシュポテト,ジャガイモ澱粉などは,加工工程で遺伝子組換えで生じたDNAやたんぱく質が検出できないことから,表示不要または任意表示とされている。
「BSE」のこと。⇒〈BSE〉を参照。
学校における食育の推進を担う立場として,平成17年に設けられた。職務として,食に関する指導(児童生徒の個別指導,学級担任等と連携した集団指導,食育・家庭・地域の連絡調整)と学校給食管理(栄養管理,衛生管理,検食,物資管理等)を行う。
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