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更新日:2024年9月27日
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種類:有形文化財(建造物)
所在地:熊毛郡南種子町茎永3786
所有者:宝満神社
特徴等
宝満神社本殿の建築年代は,落成日を記した墨書板を根拠に,明治32年とされています。屋根は一方が庇のように前に張り出した流造となり,側面は内側中程に半柱を立て,壁と扉を付けて内陣(御神体を安置している場所)を造る種子島特有の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)となっています。本殿は現在,覆屋で守られています。神社建築において,種子島に特有の存在で,その様式が西之表市の王之山神社に引き継がれていると考えられ,島内の社殿の伝播を考える上でも大変貴重な建造物です。
(写真提供:鹿児島県教育委員会)
種類:無形民俗文化財
所在地:熊毛郡屋久島町楠川
所有者等:楠川盆踊り保存会
特徴等
楠川盆踊りは,旧暦7月13日・15日に行われていましたが,現在は8月13・15日に行われています。「ヨイヤサ」の呼称で親しまれた「先回し」と,「四つ竹踊り」,「松島踊り」,「扇子踊り」,「手踊り」,「笹踊り」,「伊勢踊り」の組踊りになります。このうち13日に行う踊りは「施餓鬼踊り(せがきおどり)」とも呼ばれ,1年以内に亡くなった人の冥福を祈り,本蓮寺境内で仏様や屋久島の御嶽に向かって踊られます。盆踊り唄全体に沖縄や長崎,伊勢,鹿児島などの交流の歴史をうかがわせるとともに,屋久島の山への信仰と海での活動を伝える貴重な踊りです。
(写真提供:屋久島町教育委員会)
種類:無形民俗文化財
所在地:
保護団体:
特徴等
餅もらい行事は,五穀豊穣や集落の繁栄を願い,唄い踊りながら集落内や家々を回り,餅や菓子をもらう行事です。奄美諸島以南に点在し,中でも徳之島ではアキムチ,ムチタボレ,イッサンサンなど様々な名称で各集落に行事が伝承されています。日程は各集落により異なり,1月,8月~10月で日柄や各種行事と照らし合わせながら行っています。集落住民全体が参加者となって継承されていることは重要なことです。また,個別の唄や踊りが芸能的な価値を有することに加え,集落住民の結びつきを深める行事となっており,地域的特徴を示す貴重な行事です。
(写真提供:伊仙町教育委員会t)
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