知事とのふれあい対話(徳之島/伊仙町)を開催しました
県民が安心できる行政づくりに資するため,知事が県民と対話を行う「知事とのふれあい対話」を10月25日(日曜)に伊仙町で開催し,地域の現状や課題,振興策等について率直な意見交換を行いました。
伊仙町会場
- 日時令和2年10月25日(日曜)13時00分~15時00分
- 会場ほーらい館(同町伊仙2575ー2)
- 出席者15名
- 傍聴者90名
主な意見・要望等
- 災害対策(避難場所(公民館)の改修)
公民館は集落の行事・集会・台風時の避難場所として重要な施設だが,そのほとんどが建設から50~60年経過しており,老朽化が進んでいる。町の方で台風避難時の対応として,停電対応に発電機導入など年次的に計画しているが,県として改修工事や整備の支援をお願いいたしたい。
- リサイクルの推進
ゴミのリサイクルが進んでいない。リサイクルするのは,ペットボトルや発泡スチロールくらいである。これは,離島という地理的特性上,集めたゴミを船に乗せて鹿児島へ持って行くというコスト問題が,リサイクルの推進を難しくしている。県から何か支援できるようであればお願いしたい。
- 農業振興(サトウキビ)
サトウキビの生産は短期に労働力が集中するため,大規模・中規模農家や受託組織は,年間雇用が難しく労働力の確保に苦労している。何らかの支援や対策を考えていただきたい。
- 畜産振興(飼料の運搬補助)
肉用牛の肥育にかかる飼料代が本土と比べて高い。本土から本島への運賃が上乗せされているためと聞いた。県のほうで運搬助成を行うなどして,餌単価の格差是正に取り組んでいただけたら,畜産農家の生産意欲も湧くと考える。
- 介護対策(IT技術の活用)
介護を必要とする高齢者が増加し,介護職員の人手が不足している。知事のマニフェストにある介護分野における人材育成・確保,IT技術を活用した機器やロボットなどの導入促進に期待している。住み慣れた地域で安心して働ける環境づくりをお願いしたい。
- 世界自然遺産登録後の取組
世界自然遺産登録を機に,農作物のブランド化や農業と観光の両立など,農業をいかした地域振興に取り組むべきではないか。
- 輸送コスト対策
小規模事業者は物流における離島運賃が足かせになっており,その分を商品に転嫁せざるをえない。大型店に対抗する際のネックとなっているので,何か軽減措置をとっていただけないか。
会場の様子
視察の様子
対話の開催に併せて,障害者通所支援事業所等の視察も行いました。
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