更新日:2025年11月19日
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9月29日,有機野菜生産者で組織する「霧島有機社中」と,かごしま有機生産組合の会員が,伊佐市内で有機農業で秋じゃがいもを栽培している生産者を訪問し,栽培管理等に関する研修を行いました。課題となっている腐敗防止対策については,定植適期を夜温の低下程度で判断し,マルチ被覆をせず,深植えを行っているほか,ボカシ肥料を用いた土づくりやそうか病対策など,有機農業を進めていく上で,多くのことを学ぶ機会となりました。農政普及課では,引き続き,生産者が先進事例等を学ぶ場を提供していきます。
9月30日,湧水町で水稲研修会を開催し,新規就農者5人を含む9人の参加がありました。研修では,出穂からの積算温度や外観(籾黄化率)等から収穫適期を判断する手法を,実際に計算を行いながら取り組んでもらい,既にヒノヒカリが収穫適期であることを理解してもらいました。参加者からは,感覚と数値的基準判断との違いに驚いており,「収穫適期を自信を持って判断できるようになった」「感覚ではなく数値で判断する大切さを理解できた」等の意見が出されました。農政普及課では,引き続き,新規就農者等の育成に取り組んでいきます。


10月9,10日の2日間,姶良中央家畜市場で,子牛セリ市の出品牛全頭の体型測定を関係機関12人で実施しました。当地域では,飼養管理マニュアルの普及状況等を確認するため,年2回(春,秋),体高,胸囲,腹囲,栄養度を調査しており,子牛販売価格等との関連性を分析し,子牛セリ市前研修会などで生産者や関係機関へ説明しています。農政普及課では,引き続き求められる子牛づくりを推進するため,子牛の商品性向上の支援を図っていきます。
10月7日,姶良市で「飼料用イネを核とした自給飼料増産研修会」を開催し,畜産農家や関係機関を含む24人が出席しました。現地研修では,極短穂型飼料用稲「つきすずか」の展示ほ場における生育状況や昨年産のサイレージの発酵品質等を確認しました。また,室内研修では,普及情報課から品種特性や栽培について,当課から収量や成分分析の結果と牛への給与について説明を行いました。農政普及課では,自給飼料増産による畜産経営の安定を図るため,引き続き,多収品種等の利用を推進していきます。

管内の茶園では,平年より遅い10月第2週から秋整枝が実施されています。今年は,茶の生産が遅れ,更新や整枝などの茶園管理もずれ込んだ影響から,10月上旬時点で秋芽生育や硬化が不足しています。また,10月中旬までの気温推移も20度以上と高くなる予報だったことから,秋整枝後の再萌芽防止のため,関係機関や生産者と協議して,整枝時期を遅く行うよう指導しました。農政普及課では,今後も茶業経営の安定と高品質な茶生産のため,関係機関と連携して生産者を支援していきます。
9月2日,人吉市の「郷土の家庭料理ひまわり亭」で食育研修を実施し,女性農業経営士組織の「ISA・あぐり・まむ」の会員9人と若手女性農業者6人が参加しました。代表の本田セツ氏からは,令和2年の人吉水害直後からのボランティア活動(炊き出し2年で5万食)や営業再開までの取組,農泊の活動について講演がありました。また,地域女性ネットワークリーダーである女性農業経営者の役割の説明もありました。災害時に地域に貢献した活動内容に感銘を受けた参加者が多く,食育を考える良い機会となりました。
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