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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 令和4年度 > 令和4年8月26日定例知事記者会見

更新日:2022年8月26日

ここから本文です。

令和4年8月26日定例知事記者会見

時:令和4年8月26日(金曜日)午前10時00分~午前10時55分

場所:6階大会議室(県庁6階)

動画版を見る(外部サイトへリンク)

「ムーブかごしま」からもご覧いただけます。

※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。

【発表事項】

1.「BA.5対策強化宣言」の延長
2.「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」開催1年前イベントの実施

配布資料(PDF:1,069KB)

【質問事項】

1.新型コロナウイルス感染症対策(1)
2.安倍元総理の国葬(1)
3.馬毛島へのFCLP移転計画
4.サッカー等スタジアム
5.鹿児島港港湾計画の見直し等
6.安倍元総理の国葬(2)
7.新型コロナウイルス感染症対策(2)
8.桜島火山噴火に伴う対応
9.安倍元総理の国葬(3)
10.スポーツ・コンベンションセンター
11.新型コロナウイルス感染症対策(3)
12.再生可能エネルギーの推進等
13.県立高校普通教室の空調設備
14.政治家と宗教団体との関わり
15.川内原子力発電所の運転延長等

(広報課長)
ただ今より,知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
会見の円滑な進行のため,数値の確認等詳細事項につきましては,追って担当課に御確認くださるようお願いいたします。
それでは幹事社の方,よろしくお願いいたします。

(幹事社)
本日もよろしくお願いいたします。
まず,開始にあたって皆さんにお願いです。発言される方は挙手をしていただいたうえで,スタンドマイクを使って社名とお名前をおっしゃっていただくようお願いいたします。
なお,携帯電話は,マナーモードの設定をよろしくお願いいたします。
本日は知事から発表事項があるということですので,お願いいたします。

(知事)
皆様,おはようございます。
私の方から,今日は2点発表がございます。

【発表事項】

1.「BA.5対策強化宣言」の延長

まず1つ目は,BA.5対策強化宣言の延長でございます。
8月3日に,BA.5対策強化宣言を発令して,県民の皆様に感染防止対策の徹底や医療現場を守る取組についての御理解・御協力をお願いしてきたところでございます。
ただ,新規感染者はその後も3千人から4千人台と高い水準で推移し,特に高齢者層の感染者数が増えております。高齢者の割合は,7月には15%であったものが,8月には20%を超える水準となっております。
受入病床につきましては,これまでもその確保に努めてきておりまして,現在754床を確保しており,病床のフェーズも最も高い緊急フェーズⅡに引き上げたところでありますが,24日時点で病床使用率が60.5%と依然として高い水準で推移しております。また重症患者につきましては,8月に入り増加して,24日現在で10人,酸素投与が必要な中等症Ⅱの患者も112人と多い状況が継続しております。また,入院患者に占める高齢者も一段と高まってきているという状況でございます。
これから9月に入りますと2学期が始まり,学校活動の再開に合わせて子どもたちへの感染拡大も懸念されます。また,シルバーウィークなどで人の移動が活発化して,人との接触機会の増加を起因とする感染拡大も懸念されるところであります。
こうした状況,また専門家の御意見も踏まえて,8月31日までとしておりました同宣言について,9月30日まで延長することといたします。
重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方,妊娠中の方,またこれらの方々と日常的に接触する同居家族の方や,高齢者施設や医療機関の従事者の方々におかれては,混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出を避けるなど,感染リスクの高い行動は引き続き控えていただきますようお願いいたします。
県民の皆さまにおかれましては,本県の救急医療の維持確保のため,軽い発熱や喉の痛みといった軽症の方は,なるべく平日・日中の受診をお願いいたします。
一方で,息苦しさや意識がはっきりしないなど重い症状が見られる場合は,速やかにかかりつけ医等の地域の医療機関に相談や受診をお願いいたします。
県としても,全力をあげて,新型コロナウイルス感染症の感染防止や医療提供体制の確保に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。
県民の皆様におかれましても,新型コロナウイルス感染症に対する強い危機感を今一度共有いただき,御自身だけでなく,大切な御家族や友人,周りの方々の健康や命を守る行動をとっていただきますよう,御理解・御協力をよろしくお願い申し上げます。

 

2.「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」開催1年前イベントの実施

次に2点目でございますが,燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会開催1年前イベントの実施についてでございます。
かごしま国体・かごしま大会を来年に控え,更なる開催気運の醸成を図るため,1年前イベントを開催いたします。10月16日の10時から,かごしま県民交流センターでの開催を予定しております。
イベントの内容といたしましては,ボッチャなどの競技体験や,バレーボール元日本代表で本県出身の新鍋理沙さんなどを迎えてのトークイベント,国体・大会のパネル展示やスタンプラリーなどを行います。また,予選を勝ち抜いたチームによる,ゆめ・きばいやんせダンスコンテストの決勝大会も同時に開催いたします。
イベントを通して,県民の皆さんにかごしま国体・大会をもっと知っていただき,更なる気運醸成につなげていきたいと思っております。
私からは,以上でございます。

 

 

(幹事社)
それでは,発表事項について質問のある社はお願いいたします。

 

 

【質問事項】

1.新型コロナウイルス感染症対策(1)

(記者)
今のBA.5対策強化宣言の延長についてです。これは9月30日までとされていますが,状況が変わらなければ更なる延長ということもあり得るのでしょうか。

(知事)
そういうことも可能性としてはあり得ると思います。

(記者)
この9月30日までの延長とありますが,感染者や重症患者の数次第では,前倒し解除ということもあり得るのですか。

(知事)
そういうこともあり得ると思います。

(記者)
連日,感染者数や死者数がBA.5対策強化宣言後もなかなか下がらないというところですが,今のところ,このBA.5対策強化宣言の効果自体を知事はどのように評価されていますでしょうか。

(知事)
なかなか,この対策の効果がどうかということは難しいところであります。8月3日に対策強化宣言を出した後も,更に高い水準で新規の感染者数も発生しておりますので,県民の皆さんにも大変御協力をいただいているところかとは思いますが,なかなかそうしたことの効果というものが目に見える形で表れていない,というのが実際のところかなとは思っております。

(幹事社)
そのほか,お願いいたします。

(記者)
よろしくお願いします。
BA.5対策強化宣言の延長に関してですが,要請内容で大きく変わる点等があれば教えてください。

(知事)
基本的には,これまでお願いしていることの延長ということでございます。

(記者)
高齢者等の重症化リスクがある方の外出を控えてもらう等の要請も変わらない,という理解でよろしいでしょうか。

(知事)
はい,その部分も変わりません。

(記者)
今月に入って死者が非常に増えていますが,要因については知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)
やはり,先ほど申し上げましたが7月に比べて8月になってから高齢者への感染が拡大している,感染者が増えているということで,重症化しやすいあるいは基礎疾患等を持っていてお亡くなりになる方が増えているのだろうと思っております。

(記者)
高齢者に拡大している背景についてはいかがでしょうか。

(知事)
はっきりした要因も,なかなかクラスターなどの要因分析ということが必ずしもできてはおりませんが,この帰省のシーズンということでお孫さんと会ったりということもあったと思いますし,やはり高齢者施設においては,従業員の方が感染して施設内に持ち込むというケースがあるようですので,そういったところから拡がるのがどうしても,なかなか感染力が強い,あるいは感染してからうつすまでのサイクルが早いということで,防ぐのが非常に難しい状況が現場ではあるのではないかと思っております。

(記者)
最後に1点ですが,死者に関しては遺族の意向等もあり,詳細な情報は公表されていませんが,行政の中で分かる範囲で,死者の分析などについては知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)
これまで,一定の期間,3か月くらいごとにまとめて,年齢あるいは性別,基礎疾患の有無ということは公表しておりますので,こういったことを通じて皆さんに,分析した結果としてお伝えしたいと思っております。
ちなみに,8月もだいぶ死者が増えてきておりますが,まだ詳細な分析等については8月いっぱい集計した後で公表することになろうかと思いますが,8月25日までの間で言いますと,年齢別ではやはり60歳以上の高齢者の方が95%くらい,基礎疾患のある方が98%くらいということになっております。

(記者)
若い世代の死者に関してはどのように。何かお考えがあれば教えてもらいたいのですが。

(知事)
やはり基礎疾患がなかったり高齢者でなくても,若い方でも重症化したり亡くなるというケースもありますので,決して大丈夫と過信することがないように,しっかりと健康観察などをしていただきたいと思っております。

(幹事社)
よろしいでしょうか。
それでは続いて,県政一般についての質問に移りたいと思います。
まず最初に川内原子力発電所関連以外の質問として,その後川内原子力発電所関連の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
それでは最初に,幹事社からいくつか質問させていただきます。
先ほど,BA.5対策強化宣言の延長の発表もありましたが,そうした中,国の方は,全数把握の見直しを行うという発表がありました。改めてこの見直しについての知事の考えを聞かせてもらえますでしょうか。

(知事)
非常に感染者が多い中で,医療の現場は,通常の医療サービスの提供だけではなくて,発生届のための様々な入力などの作業というのが非常に負担になっていると聞いております。
そういう中で,医療現場の負担を緊急避難的に軽減するということでありますので,県としても国のそうした方針に従って対応していきたいと思っております。
ただ一方で,この全数把握の患者の情報を絞るということによって,これまで行っていた健康観察あるいは生活支援物資の配送といったことを含めて,今後どのように対応していくかということをしっかり詰めていく必要があると思っております。

(幹事社)
当初は,各自治体の,都道府県の判断に委ねるという発表でしたが,一部報道によると,どうやら全国一律で見直す方向に転換されそうです。このあたりの政府の対応はいかがでしょうか。

(知事)
そこはあまり,どういう形で一律にされるのかよく分かりませんが,一部の都道府県では,この全数把握を引き続き現行どおり行うというところが,ある自治体にとっては一律にするということで影響があるでしょうが,当初から,政府の方針に沿って対応を検討するとしておりますので,そういった中では本県においては,政府の方針をしっかり見極めた上で検討を進めていきたいと思っております。

(幹事社)
ということは,現時点では一律であろうと都道府県判断であろうと,塩田知事としてはこれは見直す考え,考えたいということでしょうか。

(知事)
そうですね,そういう形で検討していきたいと思っています。

2.安倍元総理の国葬(1)

(幹事社)
分かりました。
もう1点,安倍元総理の国葬の経費について,本日,閣議決定される見通しですが,改めて塩田知事は,この安倍元総理の国葬について,どんなお考えをお持ちでしょうか。

(知事)
安倍元総理がああいう形でお亡くなりになったということは,大変衝撃的なことだったと思っております。8年8か月,総理として非常に貢献された方であるということで,心から御冥福をお祈りしたいと思います。
ただ,いろんな報道等で見ていますと,国葬という形での実施ということについては,いろんな御意見があるということも事実でありますので,政府の方ではしっかりと,国費を使うということについての国民の理解を求めるのであれば,しっかりとその説明をしていただく必要があるのではないかと思っております。
 

3.馬毛島へのFCLP移転計画

(幹事社)
話題は変わって,馬毛島の米軍訓練の移転と,自衛隊基地整備の件で,先日,15日までの間に関係の5自治体の方から意見書が出そろいました。
西之表市は,準備書の内容が具体的ではない部分もあるといったような内容にはなっていますが,この関係自治体からの意見書がそろった今の段階で,知事として今後知事意見を提出することを踏まえて,どのように受け止めていらっしゃるかをお聞かせ願えないでしょうか。

(知事)
これまで,国の方の準備書が作成されて,それに対しての住民等の意見,そしてまたそれに対しての防衛省の考えを示したうえで,関係自治体の御意見というのを伺ったところであります。8月15日に,関係自治体からの意見というものが提出されています。
今後は,8月29日に専門委員会が,現地調査も7月17・18日でしたか行っていますが,そういった専門委員の意見も出てきますので,そういったことをしっかりと踏まえたうえで,県の意見というのを10月17日までに提出することになります。
やはり地元の自治体の皆さんからの御意見としては,騒音の影響がどうなのか,というあたりが大きな関心かなと思っております。具体的には,夜間の騒音というのを別に測ってほしいという御意見を西之表市からもいただいていたかと思いますので,そういった自治体の方からの御意見というのも踏まえて,県としても内容を精査したうえで意見をまとめていきたいと思っております。

(幹事社)
今のお話ですと,地元の意見をきちんと聞いたうえで,知事としても考えをまとめていきたいということでよろしいですか。

(知事)
はい。当然地元の皆さんの御意見というのは最大限尊重しながら,また県の意見として国の方へはしっかりとお伝えしたいと思っております。

(幹事社)
それでは,各社からの質問をお願いいたします。

4.サッカー等スタジアム

(記者)
よろしくお願いします。
本港区エリアについて4点と,安倍晋三さんの国葬について1点伺います。
本港区エリアですが,ドルフィンポート跡地を鹿児島市がスタジアムの候補地としています。ドルフィンポート跡地にスタジアムを造るのは無理という声も出ているとのことですが,それに対する知事の考えを改めてお聞かせください。

(知事)
鹿児島市がサッカースタジアム構想ということで,本港区エリアの周辺も含めて3か所を候補地として,今,市の方でどういった形で整備をすべきか,ということを検討されていると思っております。
その中で,下鶴市長がドルフィンポート跡地が最適ではないかということをいろんな所でおっしゃっているかと思います。ただ,それが無理かどうかということについては,中身がまだよく分からない。どういった規模のものなのか,どんな感じで機能性を整備するのかなど,いろんなことがあるかと思いますので,そこは,まず鹿児島市の方の今の調査の中身次第なのではないかと思っております。

(記者)
これまでとスタンス的には変わらないということですか。

(知事)
そうですね。そこはそう変わるものではないと思います。

(記者)
あと,スタジアムの場所,市がもし住吉町の15番街区の方に決めたら埋立て等も必要になってくると思いますが,そういったところで市とどう協力していくかというところはいかがでしょうか。

(知事)
3つあるうちの,どういう形で市の方がお考えになるかということで,住吉町15番街区であると,まだそこの精査が必要かと思いますが,埋立てが必要なのか,ほかの工法等いろんなこともあるのかもしれませんが,その時点でまた相談したいと思いますが。

(記者)
そもそも,市が考えているサッカースタジアムは必要でしょうか。知事はいかがお考えでしょうか。

(知事)
必要かどうかということの,必要性の議論も含めてまず市の方で整理されると思いますので,そこをまた議論したいと思います。

5.鹿児島港港湾計画の見直し等

(記者)
本港区エリアについて,最後の1点です。今年,ウォーターフロントパークが整備されてから20年が経ちます。今後,付近に体育館の整備も予定されていると思いますが,どういうふうに活用していきたいかというところを伺います。

(知事)
ウォーターフロントパークが20周年ということですかね。スポーツ・コンベンションセンターの基本構想でも,にぎわいを創出する憩いの場として位置付けてはおりますが,本港区エリア全体の港湾計画等も含めた検討ということも今後していく必要があると思っておりますので,そういった中で,またいろんな議論をしていきたいと思っております。

(記者)
港湾計画も含めた検討というのは,緑地の部分を例えば港湾計画を大幅にいじるという可能性もあるということですか。

(知事)
そこはまだよく分かりませんが,本港区エリアを含めた鹿児島港の在り方を議論する中で,どういった形でこの地域を活用していくか,という議論で必要があれば,港湾計画の見直しということもあるのだと思っておりますが,それがウォーターフロントパークの部分なのか北ふ頭なのか,いろんな可能性はあるのではないかと思っております。

6.安倍元総理の国葬(2)

(記者)
最後に,安倍晋三さんの国葬についてですが,一部の市民団体などからは,県民・市民に弔意の強制というのをしないように,知事に要請しますという要望書も昨日出されたと思います。これに対する見解をお願いします。

(知事)
国葬を実施するにあたって,どういう形で弔意を表するか,というようなことについては,国の方から通知なりがあると思っております。まだそういったものはありませんが,これまでもいろんな,内閣・自民党合同葬というので見ても,一般の方々にそういったことはなかったのではないかな,と思っておりますが。そういったものがきてから,どう対応するかということになろうかと思います。県が独自に,そういったことを求めるということはないと思っております。

(記者)
県として,例えば通知で,可能であれば半旗を掲げるようにという通知がきたとすれば,県は半旗を掲げたりはするのでしょうか。

(知事)
行政機関として,そういった通知がきたら弔旗を掲げるということは,これまでの内閣・自民党合同葬等でも行っておりますので,そういった対応をすることになろうかと思います。

7.新型コロナウイルス感染症対策(2)

(記者)
新型コロナウイルス感染症の全数把握の関係で少し質問させてください。
先ほどお話があったように,当初は都道府県に判断を委ねるというような国の方針がありました。その時は鹿児島県としては見直しをするという準備をされていたのか,その辺のプロセスはどのように考えていたのか,教えていただけたらと思います。

(知事)
鹿児島県としては,そういった政府の方針に沿って準備を進めたいと思っておりますが,まだ具体的に日がそんなにありませんので,何を具体的にということでもないですが,どういう形で進めるべきかということの検討はしております。

(記者)
全数把握の見直しという場合は,先ほど知事がおっしゃったように,健康観察等の状況がうまくできるかどうかという患者情報の把握が課題になると思いますが,その辺改めてどのような課題があるかということと,見直しをする場合は,国に対してはどのような措置を求めたいか,その辺があればお願いします。

(知事)
課題としては,今健康観察をしているところが情報が入ってこない,人数しかこないわけですから,こちらの方から積極的に健康観察ということは難しくなるということで,そういった中でどうするかということですね。
それと,御本人に健康観察を行っていただくうえで,今,自宅待機の方々に対してはパルスオキシメーターを配布したりしておりますが,そういった配布というのが,自宅で療養されている方々へどういうふうに配布していくのか,また,生活支援物資をどういうふうに届けるのか,といったようなことがあろうかと思います。
そういった意味では,健康観察をこちらの方から積極的に電話をしたりしてということではなくて,感染者の方の方から,何か容体が変わったりした場合に,どういうふうに連絡をして医療のサービスにつなげるか,というあたりの連絡先をしっかりと体制を組む。あるいは,パルスオキシメーターを希望される方が,どういう形でどこに連絡をして配送するか,生活支援物資も同じことかと思いますが,こういったことの体制を検討していく必要があると思っております。
国に求めるとすれば,その辺の考え方の整理として,全数,高齢者や基礎疾患のある方,把握をしなければいけない方は,どういう場合を把握しなければいけないかというような基準をしっかりと明示する,というようなことかなと思いますが,またこれから,政府の方の考え方,対応などが具体的にいろいろ出てくるなかで,またお願いしなければいけないこともあろうかと思いますが,今思いつくところではそんな感じです。

8.桜島火山噴火に伴う対応

(記者)
およそ1か月前になりますが,桜島の噴火警戒レベルの引上げと避難指示の件についてお聞きしたいと思います。
県は直接対応に当たるというような立場ではないかもしれませんが,まずそもそも,災害時の県の役割を知事はどのようにお考えかということをお聞かせください。

(知事)
今回の桜島の噴火警戒レベルが5に上がったということで,今回,一部の地域のみの避難指示に留まったというケースであったので,今おっしゃったような,県としてあまり関わるようなことがないというようなお話がありましたが,これが本当に,大正噴火規模のもので島外避難が必要になったりということで,非常に広域に災害が及ぶような場合であれば,当然,県も市と一緒になってその調整等を行う必要が出てくると思っております。そういう意味で,県の方でも災害対策本部を直ちに立ち上げて,関係の皆さん方との情報共有等,しっかりと対応してきていたところです。
そういう意味で,火山だけではなく,今日も先ほど地震もありましたが,地震・津波・大雨の災害・台風といったことについては県も,国も含めて関係の機関と一緒になって,防災あるいは災害防止・復旧,そういったことに取り組んでいく必要があるというふうに考えております。

(記者)
そのうえで,1か月前の引上げの時の,鹿児島市や鹿児島地方気象台の対応,あるいは県自体の対応に関して受止めをお聞かせください。

(知事)
警戒レベルが5に上がったということで,ひとつは,これまで鹿児島市長も発言されていると思いますが,警戒レベル5というのが本当に大正噴火のようなレベルのことで警報を発令されているのか,それとも通常の噴石噴火が激甚化しているというようなことで警報が発令されているのか,その辺でだいぶ住民の皆さんも自治体の関係の皆さんも対応が変わってくる部分があると思いますので,その辺の情報発信の仕方を,どういうふうな形で連絡をしあるいは発信するか,というのは共通した課題ではないかと思っております。
あとは,迅速に対応するということで,今回は局所的な感じだったので幸いでしたが,これが本当に広域的なことになった時に,避難計画・防災などに,最近訓練等をしながら関係機関とも情報共有等しておりますが,今後,引き続き,万が一桜島のそういった大きな災害の予兆等があった場合の対応というのは,不断に見直しを続けていく必要があると思っております。

(記者)
今後に向けてですが,県として今後何か取り組んでいきたいことはありますでしょうか。

(知事)
今までもいろんな図上訓練や勉強会なども行っておりますが,住民の皆さんの状況の把握と,そして万が一起きた時の運送,どこに避難してどういう形で皆さんを避難させるかといったようなことや,避難所への物資の運送,そういったことをしっかりとまたこれまでもいろいろ計画など行っておりますが,繰り返し繰り返しそういったことには努めていかなければいけないと思っております。

(記者)
今後の対応について,自治体や気象台に対して働きかけたいこと,要望したいことは何かありますでしょうか。

(知事)
今後の対応という意味では,気象台の方へは先ほど申し上げたような情報の伝達あるいは発信の仕方というようなことについて,工夫していただければと思います。

(記者)
もう一回確認ですが,避難指示の対象が今回のような一部地域に留まっているような場合であったので,今回に関しては県はそこまで積極的に関わる必要性は感じなかった,という認識でよろしいでしょうか。

(知事)
必要性を感じなかったというよりは,準備はいろいろとしていましたが,そこまで至らなかったということですね。
有村・古里地域以外に,桜島病院がありますがそこの患者さんたちを避難させなければいけないということで,DMATの方でも直ちに人数把握をして,四十数名の方がいらっしゃいましたから,運送の手段としてバスの用意,交通手段の用意のところまではしておりましたが,結果的にそこが避難指示の区域に入らなかったので,こういったことは途中で解除したということであります。必要性を感じなかったということではなくて,そこまで至らなかったということです。

9.安倍元総理の国葬(3)

(記者)
先ほどの安倍さんの国葬の件について,何点かお伺いしたいと思います。
安倍さんの国葬が実施されるということで,知事に参加の案内があった場合,実際出席されるかどうか,どのような考えを持っておられるでしょうか。

(知事)
案内が来るのかどうかよく分かりませんが,日程がどうなのかということを確認する必要があると思っておりますが,そこら辺はまた検討したいと思っております。

(記者)
その検討というのは。

(知事)
案内があった時に,日程等を見ながら検討したいと思います。

(記者)
先ほどの話では,行政機関として,弔意の連絡,案内等があった場合は,半旗をするかもしれないということでしたが,この行政機関というのは,知事の中ではどういったところを指しているのでしょうか。県庁と,県庁だけではないですよね。

(知事)
県庁と,あとは教育委員会ですかね,県庁の組織の中でいえば。

(記者)
これは,市町村へも案内は流していますか。

(知事)
市町村はどうだったですかね。いつもの時にどうだったか,それは確認して,いつも市町村にも通知しているのであれば今回も同じように通知することになろうかと思います。

(記者)
教育委員会ということもありましたが,県教委から市町村教委に流すというのも今と同じお話ということですか。

(知事)
そうですね,それはしていたと思いますね。行政機関の扱いということで,県教委から市町村教委の方には連絡をしていると思います。

(記者)
先ほどのお話のとおりだと,行政機関止まりということなのかなと想像しますが,教育現場に半旗を掲げるあるいは黙祷を要請するといったことは想定されていますでしょうか。

(知事)
これまではそういった形では通知も来ていなくて,行政機関である教育委員会止まりということで,各学校の方にはそういうことはしていないと思いますので,そういったことを踏襲することになろうかと思います。

(記者)
過去の実績について教えてほしいのですが,過去の事例でいうと何を想定されて,今お話しされていますか。

(知事)
過去の事例ですか。過去の事例というのは,内閣・自民党合同葬ですかね。

(記者)
それは,中曽根さんの。

(知事)
中曽根さんの時の記録です。

10.スポーツ・コンベンションセンター

(記者)
先ほどの本港区の話で少し疑問に思った点を教えていただきたいのですが,先日『県政かわら版』で体育館のイメージ図を掲載されました。あのイラストを見ると,体育館というより,前面の方に絵面の3分の1くらいが北ふ頭だなと思って,体育館をアップで載せる手もあったのではないかと思うのですが,北ふ頭をクローズアップするような絵面にした意味あいを教えてもらえますか。

(知事)
いや,北ふ頭をクローズアップしたという,そういうつもりではなくて,本港区エリア全体をこんな感じですというイメージがわくように,ということであのエリア一帯のイラストを掲載したということです。

11.新型コロナウイルス感染症対策(3)

(記者)
最後に,先ほどのコロナウイルス感染症の全数把握の見直しについてです。月内にもと国は言っているようですが,県としては実施のタイミングあるいは国への申請のタイミングをどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

(知事)
先ほど申し上げたような,全数把握を絞ることによって,健康観察をしたうえで,何かあった時に連絡する,あるいはパルスオキシメーター等,いろんな連絡窓口みたいなもの,フォローアップセンターを8月29日に設置するということにしておりますが,国の方でもそういったセンターの設置ということが前提になっているという説明が昨日あったようでありますので,そのフォローアップセンターの時期によりますが,このセンターが,国の方では医師の配置ということを求めておりますので,その医師確保ができ次第ということになろうかと思いますが,そういった意味では9月の半ばくらいまでかかる可能性もあろうかと思っておりますが,準備が整い次第できるだけ早く整備したいと思っております。

(記者)
その9月の半ばというのは,申請のことですか。それとも実施のイメージですか。

(知事)
申請して,告示が確か3日くらいでしていただけるということですので,同じくらいのタイミングではないかなと思います。

12.再生可能エネルギーの推進等

(記者)
よろしくお願いします。
エネルギー政策についてお伺いします。一昨日,政府がGX実行会議で,原子力政策について,従来の福島第一原子力発電所事故以降の原子力政策について大きな転換になるような方針を示されました。
その一方で,自然再生可能エネルギーの取扱いについて,これまで福島事故以降,この再エネの普及率あるいはどういうふうに普及させていくのかというところで,知事の受止めはいかがだったかをお聞きしたいのですが,お願いします。

(知事)
鹿児島県もカーボンニュートラルを実現するということで,できるだけ化石燃料に頼らないということからすれば,再生可能エネルギーを積極的に促進していくということが非常に大きな柱になると思っておりますので,そういった点については引き続き,自然との共生ということもありますが,県としても進めていきたいと考えております。

(記者)
全国的にも,鹿児島県は再生可能エネルギーの適地だという御指摘もありますし,実際に風力発電や地熱発電等の各種計画も県内各地で予定されていると思います。知事御自身としても,鹿児島県は全国的に見てもこの再生可能エネルギー適地だという御認識でいらっしゃるのでしょうか。

(知事)
鹿児島県がほかとの比較でどうかということはよく分かりませんが,こういう陽の光がある,太陽光も九州全体としても非常に盛んに行われていますし,風力についても一定程度進んでおりますので,そういった意味では適地として,開発する可能性というのはあるのではないかと思っております。

(記者)
先ほども,県内の再生可能エネルギーの普及というところで積極的にというような御発言がありましたが,今現在,県としてこういった再生可能エネルギーの普及に向けて具体的にこういった後押し,支援する事業,あるいは今後こういったことをしていきたい,というような予定等がありましたら教えていただきたいのですが。

(知事)
再生可能エネルギーの促進という意味では,今年の予算でも電気自動車の普及を更に進めていこうというようなことや,水素エネルギーの活用ということでの,特に鹿児島では運輸部門でのCO2排出が高い,4割を占めるということですので,こういったところで変えていこうというようなことをしておりますし,また,各自治体でカーボンニュートラルに向けた宣言等も行っていただいていますので,全体として,県民全体としてそういった動きをしっかりと加速していきたいと思っております。

(記者)
今の関連で発電所等の,例えば風力発電や地熱発電,そういった発電所の計画等に向けて後押し,県として何か後押ししていくというような取扱いというか取組等はありますか。

(知事)
洋上風力の話もありますが,国の方の制度についての理解を地元の皆さんにも進めていただくような形での情報提供等を今後もしていきたいと思っております。
 

13.県立高校普通教室の空調設備

(幹事社)
県立高校の普通教室のエアコン設置のことについてお尋ねしたいのですが,弊社の方にも県内の学校職員から,本来,これは公費で行うべきではないかといった声が届いています。
この夏,塩田知事は熱中症対策を優先したコロナ対策を行ってほしいということを県民に呼びかけましたが,なかなかそれが難しい学校が,県内に未設置の学校が6校あるようです。この現状について,知事はどのように受け止めていますか。

(知事)
この前報道でもありましたが,61校中6校の高校が残っているということで,なかなか県の財政も厳しい中で,これまで各校の同総会等のお力によって整備が進んできていたということで,そういったような方針で今までやってきたと理解しておりますが,残された6校が小規模校が多くて,PTAや同窓会にお願いするのもなかなか難しいということで,整備が進んでいないということかと思いました。今年の夏も相当暑い日が続いていますので,熱中症対策といったことも含めて,あるいは学校教育の現場での皆さんがしっかりとした環境の中で勉強ができるような環境というのは,大変重要なことだと思っております。
そういった意味で,早急にそういった学校も,残っている6校についても環境整備をしていくことが必要だと思っておりまして,教育委員会の方にも相談して,そこらを早急に前向きに検討していただいているところであります。

(幹事社)
前向きに検討していただいているというのは,もう少し具体的に言うとどういうことでしょうか。

(知事)
教育委員会の方で,早急にエアコン整備を進めるという方向で検討を進めていただいているということです。

(幹事社)
そもそも,県立高校の設置者というのは県であって,県立高校の学校内で熱中症によって被害が出てしまった場合,責任の所在はどこになるのでしょうか。

(知事)
どうなのでしょう。学校現場での様々なことについて,まず一義的には学校長なのか。ただそれが,原因というのがエアコンの整備がなされていなかったということに直結するのかどうか,その辺は原因と結果のところがどうだったかということによろうかと思いますが,教育委員会なのか県なのか,そこはまだよく,どうなのかというところは詰めておりませんが。

(幹事社)
ちなみに,塩田知事は高校時代,エアコンは設置されていましたか。

(知事)
私の頃は,全然そんなものは,家にすらなかったなと思っておりますが。ただ,私などの時代と比べると,だいぶ暑い日が多くなっているのではないかと思います。私たちの頃は32・33度くらいが最高で,日数的にもそこまで今のような形で多くはなかったかもしれませんが,最近は本当に,35度というように非常に温度も高いし,日数も多くなっているということで,一概に私の頃とは比較できないかなとは思います。

(幹事社)
担当課を取材してみると,実際,6校の設置についての試算もまだ行われていない状況であるということが分かったのですが,このあたり,知事の方から,試算を速やかに行うよう指示を出してもらうことはできませんか。

(知事)
いや,もうだいたい試算はできていると聞いております。

(幹事社)
先ほど知事から,速やかに,早急に対応したいという言葉がありましたが,これは早ければ今年度中にも設置に向け動くということですか。来年度当初ということですか。

(知事)
いやいや,もうすぐにでもということで,それは最近の電化製品の調達がどうかということあるいは工事の日程など,いろいろ調整はあろうかと思いますが,まだまだ暑い日が続きますので,できるだけ早くというふうに考えております。

(幹事社)
6校について,公費で設置することを早急に行うことを検討している,ということでよろしいですか。

(知事)
そうです。

(記者)
私も同じことを聞かなければいけませんでしたので,引き続きエアコンのことです。九州では,高校で設置率100%を達成している県もあると。鹿児島としても,この6校も含めて設置率100%を目指すお考えでしょうか。

(知事)
この6校をしっかり措置すれば100%になると考えています。

(記者)
設置費用も,県が全額負担。

(知事)
県費でと思っています。

(記者)
そうなると,設置費を県が負担されるとして,他校の維持費,これから維持費の負担はどうお考えですか。

(知事)
維持費は,まだそこまで議論していませんが,通常ですと一部,電気代の一部を負担いただいたりというようなことも,考え方としてはあろうかなと思っております。

(記者)
では,まずは設置率100%を達成してから維持費も。

(知事)
そうですね,まずは環境を整備することが大事かと思っております。

14.政治家と宗教団体との関わり

(記者)
あと1点です。旧統一教会と政治家との関わりが最近取りざたされている件で,知事は政治家として宗教団体,旧統一教会の関連団体との関わりについてどうお考えでしょうか。どうあるべきかと。

(知事)
政治家として,宗教団体全般で関わりが良いか悪いかというと,それはそれぞれ信教の自由やいろいろあると思いますので,それが一概に否定されるものではないと思いますが,この旧統一教会という団体について言えば,霊感商法等で非常に国民の被害が出ているというような問題があるということでありますから,そういう団体との関係ということでは,支援関係とかそういうことは適切ではないのではないかと思います。

(幹事社)
そのほか,県政一般についての質問はいかがでしょうか。
ないようですので,続いて川内原子力発電所関連について,質問のある社はお願いいたします。

15.川内原子力発電所の運転延長等

(記者)
度々すみません。
先ほども少し触れさせていただきましたが,政府による,一昨日の原子力政策の検討方針の関連でお伺いします。
この検討,新増設や建替え等のある程度具体的な結論を年内にまとめる方針だということで報道等がなされていますが,こういった具体的内容が出てきた場合に,知事御自身,川内原子力発電所1・2号機の運転延長の可否判断に何かしらの影響を及ぼす可能性があるのか,そのあたりを,こういうある程度具体的な方針等が出た場合に,知事の判断に影響せざるを得なくなるのか,そのあたりの所感について伺わせてください。

(知事)
まだ中身がよく分からないのですが,1つは,審査期間を稼働期間に含めないというようなことが出ているみたいですが,川内原子力発電所に当てはめたときに,40年経ってからということで,申請期間というか申請の期限というか,それが先に延びてしまうのかどうか,ということがあるのか。その辺よく分かりませんが,それが延びる・延びないで,20年延長を判断するかどうかというところについては,安全かどうか,今,分科会等で議論していただいていることにかかってくるということでありますから,その時期,タイミングがどうかということは,ひょっとしたら何か影響を受けるのかもしれませんが,判断するということにおいては,考え方には影響しないのではないかと思っております。

(記者)
やはり一番は安全性というところをしっかり担保されると。

(知事)
そうですね,そこはしっかりと検証されるかどうか,ということにかかっているということかと思います。

(記者)
今,知事に御指摘いただいた点で1点お伺いさせていただきたいのですが,会議の検討方針の中に,先ほどおっしゃった,審査期間や運転停止している期間を運転期間の60年等に入れないという話も出ています。その件について,仮にそういった数字を算入しないという考え方については,知事御自身は,仮に安全性が担保されていれば理解するというイメージなのか,それともそういったものを含めて安全性が担保されないからそういうのはやめてくれ,というような御認識にいらっしゃるのか,そのあたりの賛否について改めてお聞かせください。

(知事)
それを入れる・入れない,これは考え方が結構難しいと思うのです。建物は,普通の建物でも建てられてから老朽化というのは進んでいくわけですので,使っていなくても一定程度老朽化が進む部分というのもあると思います。ただそれだと,どういうふうにそれを評価するのか,あるいは審査期間が2・3年の場合もあれば,10年・20年ということもあるでしょうし,その辺は一律に除外するのか,何か係数をかけるのか,いろんな考え方があろうかと思います。いずれにしても,それでしっかりと安全性が担保できるのかどうかという科学的根拠というものがあるかどうか,ということで政府の方からも説明する必要があると思いますし,それによってそれをどういった形で,制度というものを受け入れるのかどうかと。これは,基本的には国がお決めになる基準でしょうから,そういったことに従わざるを得ないのだとは思いますが,その辺についてはしっかりと説明していただく必要があるのではないかと思います。

(幹事社)
そのほか,いかがでしょうか。
質問は,ないようですので,それではこれで終わりたいと思います。

(広報課長)
これをもちまして,知事の定例記者会見を終了させていただきます。

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