琉球出兵
琉球は大陸や南方との交易路として重要な位置を占めていました。15世紀前半に琉球を統一した琉球王国はその地理的条件を生かして大陸や東南アジア諸国との中継貿易で栄えました。
関ケ原の戦いに敗れた島津氏は,琉球を窓口とした対明貿易の利益を求めて,1609(慶長14)年,琉球に出兵しました。以後島津氏は琉球を窓口とした中国貿易に力を注ぎ大きい利益をあげました。琉球は形式的には独立国家の地位を与えられながら,実質的には島津氏の支配を受けました。琉球には薩摩仮屋,薩摩には琉球仮屋(のち琉球館)が置かれました。
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