• 毎朝，毎夕，ゴミ回収等の活動を行っており，それらの活動により保全されている，砂浜，そこから見える景色等の景観はすばらしい。夕日の景色は絶景で，穴場の観光スポットになっている。
• 絶滅危惧種の保護活動等，砂浜を保全してきた実績があり，今後も継続した活動が期待できる。
• 自然保護活動と観光の調和を図っている点が評価できる。

羽島崎の出身である山根氏は，羽島崎の活力を復活させたいとの思いから，羽島崎神社から山頂までを登山道として整備するため，登山仲間等と協力しながら，1年以上をかけて草払いや，石の除去等を行いながら整備を行い，良好な景観の創出に取り組んだ。
展望台も整備され，往復2時間ほどのコースであることから，登山初心者にも取り組みやすい登山道となっている。
山根氏の活動に賛同した，地元住民で構成される「れいめい羽島協議会」により，年数回の清掃活動が行われているほか，資金協力により，令和5年7月には，登山道の案内板が設置された。

地元の発展に協力したいとの思いから実施した。
これを機に，たくさんの人に羽島崎を訪れてもらい，登山にも興味をもってもらえるとうれしい。

• 登山道や展望台の整備が良好な景観の創出につながっている。
• 羽島崎地域全体に観光地としてのポテンシャルがあり，登山がさまざまな代の人から注目される中，新たな鹿児島県観光の目玉となる可能性がある。
• 個人で始めた活動に賛同する人々が多く現れている点が評価できる。

入来麓は薩摩藩麓の一つであり，平成15年12月，鹿児島県で3番目の国の重要伝統的建造物群保存地区（武家町）に選定された。
入来花水木会は，800年近くの古い歴史を誇る武家屋敷群入来麓地区の美観や景観の維持存続を目指し，先人たちが残した日本遺産の入来麓を守り文化を伝承しつつ，観光地として更に知名度を上げ，入来麓地区全体を活性化させるため，入来麓地区に残る数々の歴史的文化遺産を広く世間に認知させる取り組みを推進することを目的として設立された。
御仮屋馬場のお堀とその周辺，山城への通路及び寿昌寺跡などの清掃を行ったほか，まち歩きイベントの開催や景観アドバイザー派遣制度を活用した観光や景観整備のあり方について勉強会を開催する等，景観資源を活用したまちづくりに取り組んでいる。

現在の活動を継続しながら，活動メンバーを広げるとともに，イベントに参加してくれる大学生の考え方を取り入れるなどして，入来麓地区の活性化を図っていきたい。

• お堀や山城への通路を清掃するなど，景観に配慮した美化活動を継続するとともに，麓について伝えるイベントを実施するなど，活動が充実している。
• 他の麓地区への影響も期待できる活動である。