「第5回あなたが選ぶかごしま景観大賞」について
第5回あなたが選ぶかごしま景観大賞では,応募総数8件(応募対象7件)のうち,大賞1件,優秀賞2件を決定しました。受賞された皆様に深く敬意を表しますとともに,本賞に御応募いただいた皆様,投票審査に御協力いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。
【募集案内】令和7年6月17日~令和7年9月3日募集案内チラシ(PDF:1,231KB)
【投票案内】令和7年11月11日~令和7年12月11日投票案内チラシ(PDF:2,170KB)
【審査会】令和7年12月23日
【表彰式】令和8年2月12日
なお,景観大賞の概要については,コチラのページをご覧ください
受賞者の紹介
大賞「頴娃町郡地区のコスモス畑」
【活動者名】浜田・大見堂地区管理組合
【所在地】南九州市頴娃町

応募者(他薦)提供写真
| 活動経緯 |
浜田・大見堂地区管理組合は,耕作放棄地にならないようにするために,田んぼや用水路の保全・維持に取り組んでいる団体である。
組合員の一人が,県内にある別のコスモス畑の美しい景色に感動し,頴娃町郡地区にある自身の耕作地にコスモスの種を蒔いたことが始まり。他の組合員も,この取組に賛同し,秋になると一帯にコスモスが植えられるようになった。
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| 活動概要 |
普段はお米を作っている田んぼがほとんどで,8月に早期米を収穫後,9月上旬に日にちを合せて一斉にコスモスの種蒔きを行い,10月下旬から11月上旬頃にかけて,辺り一面のコスモス畑を創出している。一部の畑では,ヒマワリも植栽しており,コスモスとヒマワリを一緒に眺めることができる。
観光客に散歩を楽しみながらコスモスを観賞していただけるよう,郡地区公民館周辺に臨時駐車場を設けたり,コスモス畑周辺の草刈りなどを行い,撮影できるスペースを作るなどの配慮もなされている。
コスモス畑で有名な場所となったことにより,地域おこし協力隊によるイベントや小学校のマラソン大会のコースとしても活用されるようになった。
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| 講評 |
- 組合員等の主体的な活動により,約1.5ヘクタールにも及ぶ広大なコスモス畑が整備され,地域の自然,人々の生活,経済活動等の調和により,魅力的な景観が創出されている。さらに,指宿枕崎線(指宿・枕崎間)の鉄橋が近接していることで,コスモス畑と鉄道という組み合わせが生まれ,個性豊かで特徴的なスポットとなっている。地域の観光振興にも寄与する素晴らしい取組である。
- コスモス畑と大野岳を眺望できる場所という住民の視点に,訪れた人々による新たな視点が加わり,コスモス畑と鉄道を眺望できる場所として,地域住民にも再認識された。取組とともに,景観の視点や魅力が新たに掘り出された点は興味深い。
- コスモス畑が小学校のマラソン大会のコースとして活用されるなど,次世代を担う子どもたちが,ふるさとの景観に親しむ機会となっている。ふるさとの自然や景観を大切に守りたいという郷土に対する誇りや愛着が,子どもたちの心に自然と育まれることが期待できる。
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優秀賞「宮人川ビオトープ(あったらし村)」
【活動者名】特定非営利活動法人バイオマスワークあったらし会
【所在地】伊佐市大口

応募者(他薦)提供写真
| 活動経緯 |
宮人川ビオトープは,鶴田ダムのダム湖である大鶴湖の水質保全のために,国が宮人川の両岸に整備した全国でも珍しい棚田式の水質浄化施設である。棚田の植物や土の浄化作用により,水をきれいにして川に戻す仕組みとなっている。
あったらし会は,国からビオトープの管理を委託されており,管理委託とは別に,地域資源の有効活用を図るため,宮人川ビオトープおよびその周辺地域において,環境教育やハスの植栽,遊覧船事業など,多様な自主事業に取り組んでいる。
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| 活動概要 |
ビオトープ内では,在来種の白いハスと,約2,000年以上前の古代ハスで,花が大きく赤みを帯びた大賀ハスを観賞用として植栽しており,害虫や外来植物への対策を行いながら管理している。夏(7月)の開花時期には,ハスの白と赤の色鮮やかな景観を楽しむことができる。
また,ビオトープに生息する生き物観察などを通じて,こどもたちが生き物や自然環境,ビオトープについて学べる環境学習の場として活用している。
また,水上から曽木発電所遺構を間近に体感できるよう,ビオトープから水が流れ込む大鶴湖において遊覧船事業を実施しているほか,他団体と協力して宮人川の清掃活動にも取り組んでいる。
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| 講評 |
- 景観創出のために植栽された在来種や大賀ハスの白や赤の鮮やかな花々が,その背景に広がる山並みと一体となり,地域の自然と調和した景観を生み出している。
- 近隣の旧曽木発電所遺構の保全活動など,ビオトープ整備以前から地域で取り組まれてきた活動は,範囲をビオトープへと広げながら長い期間継続されており,持続性の面で大いに評価できる。
- 団体と国,市町村など多様な主体が連携し,ビオトープを活用した環境学習の実施や,大鶴湖での遊覧船事業など幅広い取組がなされると共に,地域の老若男女が生き生きと活動しており,地域の活性化に資するものである。
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優秀賞「西大山駅の菜の花」
【活動者名】いぶすき広域観光推進協議会
【所在地】指宿市山川

活動者提供写真
| 活動経緯 |
いぶすき広域観光推進協議会は,指宿市,南九州市,南大隅町,錦江町における観光協会・商工会・行政で構成され,広域観光の推進を目的とした協議会である。
「一足早い南国の春」をPRするため,いぶすき広域観光推進協議会と指宿市の事業者(株式会社指宿やさいの王国)が連携し,JR西大山駅で菜の花の植栽を行っている。
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| 活動概要 |
西大山駅から開聞岳を望んだ際に,菜の花が開聞岳の麓に広がって見えるように植栽しており,開聞岳と菜の花の美しい景観を楽しむことができる。植栽している菜の花は,開花が早く寒さに強い品種である「せごどん」であり,温暖な気候の指宿ならではの特徴を生かし,一足早い菜の花の景色を見ることができる。
菜の花の植栽は,株式会社指宿やさいの王国に委託しており,10月下旬頃に種まきを行う。その後,約2ヶ月にわたり除草作業などの管理を実施し,例年12月下旬から2月上旬にかけて菜の花が開花する。
また,協議事業として,池田湖の一部を活用し,園児とともに菜の花を植栽する「菜の花セレモニー」を実施している。あわせて,南薩地方で冬に咲く菜の花のイメージを持ってもらうことを目的に,指宿市だけでなく,協議会メンバーである南九州市においても「せごどん」の菜の花を植栽している。
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| 講評 |
- JR日本最南端駅である西大山駅は多くの観光客が訪れる人気スポットであり,植栽により創り出された開聞岳と菜の花が織りなす景観は,訪れた観光客に個性豊かで強いインパクトを与えている。
- 駅周辺では地域住民が独自にひまわりを植栽するなど,住民の自主的なおもてなしが行われており,駅周辺が地域住民にとって大切な場所であることが伺える。菜の花の植栽活動は,駅周辺の景観を豊かにするだけでなく,住民が郷土の誇りや愛着を育むことに寄与している。
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審査会
「第5回あなたが選ぶかごしま景観大賞」における県民等の投票では,たくさんのご投票ありがとうございました(投票期間:11月11日~12月11日)。投票で上位5位に入ったものを審査対象に,下記のとおり審査会を実施しました。
日程:令和7年12月23日(火曜日)13時00分~15時00分
場所:県庁7階会議室
(審査委員)

表彰式
令和8年2月12日(木曜日)に,知事応接室にて表彰式を行いました。
左から,NPO法人バイオマスワークあったらし会,知事,浜田・大見堂地区管理組合,いぶすき広域観光推進協議会


受賞者の位置図

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