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更新日:2022年6月1日

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第1号日本語要約版

鹿児島県環境保護課

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記事1-全文訳(世界自然遺産会議ニューズレターの発刊にあたって)鹿児島県知事須賀龍郎

2000年5月18日から21日までの4日間,屋久島と鹿児島市で開催しました,世界自然遺産に関する世界で初めての自治体レベルの国際会議である「世界自然遺産会議」は,開会式に皇太子同妃両殿下の御臨席を仰ぎ,アジア太平洋地域14か国の20自治体・5政府機関,ユネスコなどの国際機関をはじめ,関係省庁,県内外の自治体・団体など延べ6,500人の参加をいただいて成功裡に終了いたしました。これもひとえに皆様の御支援・御協力のおかげであり,心からお礼を申し上げます。

会議は,参加自治体が21世紀に歩むべき方向を示した「屋久島サミット宣言」が全会一致で採択されるとともに,次回会議を,オーストラリアのクイーンズランド州で2003年に開催することが決定されるなど意義深いものとなりました。本県では,屋久島において,人と自然が共生する新しい地域づくりを目指す「屋久島環境文化村構想」を推進しており,今後更に「屋久島サミット宣言」を踏まえ,関係機関と緊密な連携をとりながら遺産地域の保全に努めるとともに,子どもたちを含めた環境学習の一層の充実やエコツーリズムなどによる観光振興を図るなど,屋久島における人と自然が共生する地域づくりに向けた取組を促進してまいりたいと考えております。今回,この会議の開催を通じて築いた参加自治体等とのネットワークを更に緊密にするため「世界自然遺産会議ニューズレター」を発刊いたしました。今後,年2回発行していく予定であり,世界自然遺産の保全等について幅広い意見や情報交換の場としていただければ幸いに思います。

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記事2(2003年世界自然遺産会議開催地オーストラリアクイーンズランド州訪問)

2001年2月15日から19日にかけて,鹿児島県環境生活部部長の牛之濱道久が,次回2003年世界自然遺産会議の開催予定地であるオーストラリアクイーンズランド州を訪問した。

1.ロッド・ウェルフォード環境・遺産・天然資源大臣訪問

2.2003年世界自然遺産会議について

1)鹿児島県側の提案

鹿児島にて行われた世界自然遺産会議においては,屋久島の中・高校生が多数参加した。これは,21世紀を担う子どもたちが,世界自然遺産の保全などについて自主的に考える大変良い機会となった。ついては,2003年の世界自然遺産会議においても,子どもたちの分科会を設置することをお願いする。

2)クイーンズランド州側意見

鹿児島県の意向は承知した。会議開催場所及び時期は未定だが,事務方としては2つの遺産地域(グレートバリアリーフと湿潤熱帯地域)のあるケアンズで,季節的にも良い9月から10月が適当ではないかと考えている。鹿児島県が開催した世界自然遺産会議は,自然遺産に着目した点で,非常に重要な会議であったと考える。2003年の会議も有意義なものにしたい。

記事3(クイーンズランド州からの世界自然遺産専門家招請について)

2003年オーストラリアにて開催される予定の世界自然遺産会議への取組の一つとして,屋久島に,環境保護等の先進地であるクイーンズランド州から専門家を招請し,中・高校生やエコツーリズム業者等を対象とした講演会及び意見交換会を開催する。これについては,次号で詳しくお伝えする。

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記事4(屋久島NOW-水溶性ポケットティッシュについて)

日本においても,山岳部での登山者や観光客のトイレマナーについては社会的な問題となっている。

屋久島でも,現在,ポケットティッシュなどが,特に用便に際して使用されている。しかし,ポケットティッシュの多くは,水に強く,破れにくく加工しているのが一般的であり,山岳部において放置されると,自然環境に多大なる悪影響を及ぼすこととなる。

このため,屋久島環境文化村財団では,特に山岳部における自然環境保全の当面のひとつの方策として,雨水などで分解する「水溶性ポケットティッシュ」の普及を計画し,極力自然への影響の少ない包装紙まで溶けるものについて配布することにした。

屋久島環境文化村財団においては,今後とも,世界自然遺産「屋久島」の自然環境保全に配慮する意識を啓発するための事業に取り組む予定にしている。

記事5(世界自然遺産会議参加自治体からの日本国際協力事業団研修員受け入れ事業について

世界自然遺産の管理体制等について研修を行い,自国での自然保護行政等に生かすことを目的とした同事業については,鹿児島県では平成9年度から実施し,今年4月には,インドのUttarPradeshStateから2名の研修員が屋久島を訪れた。(参考)JICAのホームページアドレス(http://www.jica.go.jp)

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記事6(「世界自然遺産会議」参加地域遺産コーナー)

【「白神山地」を環境新世紀の礎に】青森県環境生活部自然保護課

白神山地は,青森県と秋田県にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称で,この内の中心部約1万7千haが1993年12月に世界自然遺産に登録された。ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級のブナ林が分布し,この中に貴重な生態系が保たれている。

昨年5月,屋久島での世界自然遺産会議においての屋久島サミット宣言により,人類共通の遺産としての優れた自然環境を,その価値を損なうことなく次代へ引き継いでいくことの責務を改めて感じ,世界遺産白神山地を有する青森・秋田両県民が等しくその価値を認識し,自然との共生のルールを確立していくため,青森・秋田両県による,「世界遺産白神山地憲章」を制定し,本年10月7日(日曜日)には憲章制定記念フォーラムを開催した。青森・秋田両県民の白神山地への思いを託す憲章を広く内外にアピールし,一人一人が積極的に白神山地の保護・保全に関わるという意識を向上させ,さらに自然保護思想の一層の進展を図っていきたいと考えている。

青森県では,環境の時代といわれている21世紀を迎えた今,白神山地世界自然遺産地域を「環境新世紀」の礎として,県民総意の下に,これを守り,育てていく。

【世界遺産白神山地の素晴らしい眺望】(秋田県)藤里町企画振興課主査山田幸喜

秋田県北部に位置する藤里町は,スポーツや商工業面で青森県西目屋村との交流が盛んに行われている,自然遺産白神山地の雄大なブナ原生林を有する町である。

町内には,駒ヶ岳(1,158m)と小岳(1,042m)の2つの独立峰があり、それぞれ360度白神山地の素晴らしい眺望を堪能できる。

登山愛好者は駒ヶ岳派と小岳派に分かれるが,それぞれに独自のよさを持っており,地元に住む者にとっては贅沢な誇りとなっている。遺産登録地のブナ原生林を手軽に体験できる「岳岱自然観察教育林(12ha)」をはじめ,町内には豊かな美しい自然資源がある。

平成5年に遺産登録され,また平成10年12月には世界遺産センターがオープンしたことなどに伴い,「白神山地」の知名度の上昇と比例するように町の訪問者が増加し,町では両登山をはじめ自然観察など快適に体験できるよう,平成13年度から2ヶ年にわたり公衆トイレや遊歩道などの整備を進めている。

また,来訪者への自然紹介と保護意識の普及啓発を図るため,平成12年度から2ヶ年にわたり「山のガイド養成研修事業」に取り組んでおり,現在20名余りの受講生で,来年度以降の活躍を期待している。

記事7(編集後記)

「世界自然遺産会議」で採択された「屋久島サミット宣言」が,永遠に引き継がれていくことを願っている。今後ともよりよいニューズレターとしたいと考えているので,皆様方のご意見やご提案などをお待ちしている。なお,次回号の発刊は,2002年3月の予定。

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