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更新日:2024年3月22日
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サツマイモ基腐病については,平成30年に確認されて以降,県内各地に拡大しているところであり,県では,サツマイモ基腐病対策として,ほ場に菌を「持ち込まない」,「増やさない」,「残さない」総合的な対策を推進しているところです。
基腐病対策のポイントを時期別にまとめましたので,対策の参考にしてください。
なお,蒸熱消毒にあたっては,下記事項に留意しましょう。
(1)種いもの収穫における留意事項
○種いもは専用ほ場から収穫する。
○収穫が遅れないよう適期(目安として生育日数120日)に収穫する。
○表皮が傷つかないように丁寧に取り扱う。
(2)種いもの選別における留意事項
○表皮を軽く水洗して,変色や萎縮,軟化した種いもは取り除く。
○200~300グラム程度の大きさの種いもを選別する。
○種いもを床に落とす,放り投げる等打撲の原因となる取扱いをしない。
○種いものなり首と尾部を切り取る。
(3)蒸熱消毒における留意事項
○種いも選別後は,できる限り早く,原則として貯蔵前(9~11月)のまだ暖かい時期に蒸熱消毒を行う。
○蒸熱消毒直後は,表皮が柔らかく傷つきやすいので,丁寧に取り扱い,低温(14℃未満)にならない風通しの良い場所で十分に乾かす。
○蒸熱消毒直後の低温は腐敗の原因になるので注意する。
○伏せ込みは,種いもが十分に乾いた後に行う。
(4)貯蔵における留意事項
○温度(14~15℃)と湿度(85~95%)を確保できる定温貯蔵庫で保管する。
○貯蔵中に腐敗した種いもは取り除き,周囲への伝染を防止する。
※収穫後の早期・複数回耕うんで令和6年産に向けた「残さない」対策を!!
蒸熱消毒で健全な種いもを確保しましょう!【チラシ】(PDF:549KB)
収穫後の「耕うん」は行いましたか?【チラシ】(PDF:415KB)
【育苗】植付前には,必ず苗全体を薬液に浸けて消毒しましょう!
【本ぽ(1)】排水対策を行い,ほ場が湛水しないような環境を作りましょう!
【本ぽ(2)】発病株の早期発見・抜き取り・定期的な予防散布を徹底しましょう!
サツマイモ基腐病対策のポイント(1).pdf(PDF:334KB)
【育苗床】採苗が終わったら,速やかに残渣を片付けましょう!
【ほ場(1)】定期的にほ場を巡回し異常株を早期に抜き取りましょう!
【ほ場(2)】基腐病予防のため定期的な予防散布を実施しましょう!
【ほ場(3)】大雨・台風に備えて排水対策に不備がないか確認しましょう!
【残さ対策】基腐病菌は収穫残さで越冬するので残さ処理が重要!
【育苗床の準備】必ず殺菌効果のある土壌消毒剤で消毒を行う!
【種いもの準備】貯蔵前処理と貯蔵中の温度管理が重要!
健全な種いもの準備が重要!
【収穫,健全種いもの確保】種いもは病気が発生していないほ場から採取!
【水洗,選別】種いも表皮の土を軽く洗い流すと,表皮の変色がわかりやすくなり,効率的に選別できる!
【なり首,尾部切除】なり首切除は基腐病,尾部切除は乾腐病等の貯蔵病害を予防するために実施!
【種いも消毒】蒸熱消毒又は薬剤消毒を実施!
【貯蔵,選別】定温貯蔵庫等で保管!
ほ場の基腐病菌を「持ち込まない」対策の徹底ー基腐病対策は健全苗の確保からー
【種いも伏せ込み育苗】その種いもは健全ですか
苗床の低温は,種いも腐敗の原因となるので注意
【バイオ苗育苗】基腐病に弱い品種から強い品種に変更すると,発生の軽減が期待できる
サツマイモ基腐病対策のポイント(5)<1~2月の管理作業>(PDF:288KB)
基腐病に打ち克つために,発病株の抜き取り,苗消毒,排水対策を徹底!
【育苗】定期的な巡回で,発病株の早期発見・抜き取りを徹底しましょう
【植付】植付前には,必ず苗を消毒しましょう
【ほ場】排水対策を行い,ほ場が湛水しないような環境を作りましょう
サツマイモ基腐病対策のポイント(6)<3~4月の管理作業>(PDF:203KB)
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