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更新日:2022年7月11日

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15 住まいと生活環境を適切に守り、育む

背景と課題

住宅の維持管理の大切さ

環境面からも経済面からも評価される居住環境を維持するためには、住宅を居住に適切な状態に保つための手入れが必要になります。
丈夫な住宅を建てたとしても、何も維持管理を行なわなければ、長持ちさせることはできません。定期的な点検や補修を行なうことによって、建物を長持ちさせその資産価値を保つことが可能になります。そのためにも、住宅を供給する側が、定期的に巡回を行い、点検や補修のアフターケアを実施できる体制づくりが大切になります。
その際に、重要なことは、いかに維持管理が容易な住宅になっているか、また、維持管理の履歴を把握しているかです。
こうした維持管理や修繕は、今後の住宅産業の主要な業務になると言われています。建設を終了した時点で完了ではなく、実際の暮らしの中で必要に応じて少しずつ手を加えて行くこと、それを支える仕組みづくりが大切です。

緑の維持管理の大切さ

豊かな住環境を形成する重要な要素に緑の豊かさが挙げられます。そして、この豊かな緑は、市民や事業者が、緑の保全や創造、その管理に加わって初めて実現されるものです。
鹿児島県でも、このような緑に関する活動が徐々に広がりを見せています。特に、市街化の進展によって緑の減少が顕著な都市部では、行政による緑化事業とあわせて、市民や事業者による取り組みが重要になります。
緑豊かな環境を維持するためは、絶えず成長する植物の生態や管理作業の容易さに配慮することが必要となります。外構計画や植栽実施の段階でどれだけ管理の視点を考慮しているかによっても左右されます。植栽地や環境に適合しない植物を植えてしまうと、育成管理に大変な労力を強いられることになり、場合によっては、植物を枯らせてしまう結果になります。
その様な点に十分注意しながら屋外環境を整え、目的とする効果が得られる環境づくりを、生きものとのふれあいを楽しみながら継続していけることが理想です。

身近な緑、まちの緑を楽しみながら育てる

平成8年度鹿児島市「公園及び緑化に関する市民アンケート」では、身近に緑を感じる場所として自宅の庭が公園や広場の緑と同程度に評価されていますし、市内の緑化を進める上で効果的な場所としても個人住宅の庭や道路沿いがあげられています。また、川内市の市民アンケートでは、花と緑の豊かなまちづくりのために参加できる活動の第一位に自宅敷地内の緑化の充実が上げられており、緑が減少する都市部における市民の住宅地の緑化に対する関心の大きさを示しています。
住まいの近くで緑を感じる場所はどこですか

図15-1住まいの近くで緑を感じる場所はどこですか
川内市「緑の基本計画」より作成

市民が住まいの近くで最も戻りを感じる場所は「身近な山」で、次いで多いのが「街路樹」、「自宅の庭や広場」、「近所の生垣」となっています。
自宅敷地内の緑化の充実

図15-2自宅敷地内の緑化の充実
川内市「緑の基本計画」より作成

市内の緑化を進める上で効果的な場所は

図15-3市内の緑化を進める上で効果的な場所は?
川内市「緑の基本計画」より作成

更に、豊かな居住環境の形成に向けて、緑に限らず様々な取り組みがなされつつあります。その一例として鹿児島市では、次のような環境の保全や改善に係わる市民活動が行われています。

○歩道緑地管理団体(259団体)による街路樹管理
○商店街通り会(101団体)による花壇やプランター設置
○公園愛護団体(100団体)による公園の清掃や除草
○環境イベントの開催やリサイクル活動等の環境問題全般に関する活動,br>○河川の美化清掃や自然観察と調査等
○野鳥観察や昆虫の研究と会報誌作成等

対策

→37住まいの適切な維持、修繕
→38緑の育成管理

よくあるご質問

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