更新日:2025年8月1日
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松元地区では茶の収穫が昨年より1週間ほど遅れましたが,霜や病害虫の被害もなく,色,味,香り良しの3拍子そろった新茶になりました。昨年より茶の取引価格も上がり,生産現場も活気に満ちていました。さらに,海外需要の高まりにより,JAS有機茶やてん茶が高値で取引されていることから,松元地区では多くの茶園を有機栽培に移行し,てん茶工場も2工場建設する予定です。一般茶園も米国+台湾向け管理暦に基づき管理するなど,生産者は輸出に向けて更なる技術向上に励んでいます。
5月19日,振興局会議室にて「都市近郊型“お手軽ツーリズム”チャレンジ事業」の第1回実行委員会を開催しました。地域振興推進事業を活用し,農村の振興と所得向上を目的にターゲットをインバウンドとした日帰りの農村体験ツアーの構築や受入体制づくりを目指すものです。実行委員は管内3市から推薦された農業者と関係者17名で組織し,今回は取組内容の説明と,外部講師によるツーリズムの研修会等を実施しました。今後,先進地調査やインバウンドへのアンケート調査等を行っていきます。
農政普及課では,軟弱野菜の夏期生産安定を図るため,糖含有珪藻土を活用した土壌還元消毒の普及に取り組んでいます。これまで,室内研修会や現地研修会で生産者への周知と技術定着を図ってきましたが,今回,初めてインスタグラムを活用した情報発信に取り組みました。インスタグラムで発信することで,生産者がほ場で手軽に情報を確認でき,環境にやさしい農業に取り組んでいることを消費者にPRすることができます。今後も生産者や消費者にとって有意義な情報を発信します。
4月24日,園芸振興協議会日置支部野菜技術部会を開催し,関係機関・団体から18人が参加しました。会では,令和6年度活動実績の課題をもとに,令和7年度計画を再検討し,高温化対策や低コスト・省力化対策を強化しました。また,室内検討後には,甘藷後作利用による加工用ばれいしょ実証ほ場(畑かん整備地区)で現地検討会を実施しました。管内初の取組で生育も順調なことから,予定時間を超える活発な情報交換が行われ,今後の普及に期待が寄せられました。
5月8日,JAさつま日置伊集院支所にてJAさつま日置ゴーヤー部会設立総会が開催され,生産者,関係者39人が出席しました。今回,北部地区ゴーヤー部会,郡山レイシ部会,南部レイシ部会が統合され,JAさつま日置ゴーヤー部会が新たに発足したものです。これにより,さつま日置管内産ゴーヤーの効率的な集荷・出荷システムが構築されるため生産体制が強化され,品質向上と消費者への安定的な供給が期待されます。
5月1日,JAさつま日置吹上支所で,JAソリダゴ部会総会が開催され,部会員,関係機関22人が参加しました。令和6年度生産販売実績は,夏場の高温の影響等もあり,本数854千本(前年比71%),金額45,222千円(前年比81%)でした。市場や実需者からは高い評価を得ていますが,需要を満たせる数量を確保することが課題です。令和7年度は,新規栽培者が加わり,やる気のある若手が部会長に選任されたこともあり,計画的な栽培支援により「稼ぐ力の向上」に繋げていきます。
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