更新日:2025年10月23日
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7月30日,南九州市川辺町のヘイスーダン不耕起播種ほ場で,ハーフソイラーによる排水対策を実施した試験区と無処理の対照区の収量調査を行いました。生草重量は試験区で4,113kg/10a,対照区で2,963kg/10aで,排水対策実施区の収量が多い結果となりました。6月20日のは種以降,7月は雨が多かったことから,ハーフソイラーによる排水対策効果と思われます。今後2番草も調査し,不耕起栽培による省力化とさらなる収量向上を支援していきます。
7月29日,大塚公民館で大塚地区のキク女性組織「Qooki」が外国人技能実習生を対象とした研修会を開催し,実習生36人を含む計50人が参加しました。外国人実習生は,自転車安全教室で自転車に乗る時のルール(講師:枕崎警察署),枕崎市のハザードマップや避難場所(講師:枕崎市総務課危機管理対策係)について学びました。動画やスライド,機材,スマートフォンを活用した研修で,実習生も分かりやすい内容となりました。今後も継続して研修を実施する計画です。
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7月28日,南九州市知覧文化会館で,枕崎市,南さつま市,南九州市を対象に「ニューファーマーの集い」が開催され,60人が参加しました。15人の新規就農者の内10人が出席し,就農の経緯や今後の農業への思いなどを語りました。野菜,茶,畜産,果樹等幅広い部門で就農しており,参加者からは「いちごの加工品を提供し,お客さんに喜んでもらいたい」などの抱負が聞かれました。今後,農政普及課は,パソコン簿記講座や現地指導等を実施し,新規就農者への支援をしていきます。
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8月19日,南九州市頴娃文化会館で,農作業安全講習会が開催され,農業者や関係者37人が参加しました。南九州市では,昨年,トラクタの転倒による死亡事故が発生しており,講習では事故事例と防止対策を中心に研修が行われました。また,VR機器による農作業事故体験研修は初めての人が多く,トラクタの事故体験では声を上げて驚く人もいました。農政普及課では関係機関と連携しながら,各種研修会でパンフレット配布等による農作業事故防止啓発活動を支援していきます。
8月18~19日に南九州市ひまわり館で,南九州市川辺地区の7集落営農組織に個別相談会を実施し,集落営農組織リーダー,関係機関等31人が参加しました。農政普及課から,各組織リーダーに各組織の経営分析結果を説明し,令和6年度の課題確認,今後の改善方策について検討しました。相談会では,労働力確保や大豆の単収向上に向けた栽培技術等についての意見が多く出されました。今後,各組織の課題解決に向けて関係機関・団体と連携しながら支援していきます。
8月4日,南九州市松山出張所でJA南さつま知覧さつまいも部会員11人が出席し,集出荷協議会が開催されました。同部会の計画として出荷量320t,販売金額66,200千円が提案されました。これから出荷される普通掘り・貯蔵さつまいものうち,蒸熱処理した「べにはるか」を新たなブランドとして出荷することになりました。農政普及課はヒルガオハモグリガ防除,基腐病対策について情報提供を行いました。今後もブランド産地の維持・拡大に向け支援していきます。
8月8日,南九州市JA南さつま塗木選果場にて品評会が開催され同さつまいも部会員6人がさつまいもを12点出品しました。今回の品評会は,部会活動の活性化,選果・選別の徹底,箱詰め技術の向上を目的としたもので,部会役員と関係機関が厳しい審査を行い,上位3点を決定しました。生産者は14人と減少していますが,農政普及課は「鹿児島のさつまいも」としてのブランド産地の維持・拡大に向け支援していきます。
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7月31日,南薩地域振興局本庁舎にて南薩地域堆肥コンクールが開催され,牛ふん堆肥6点,混合堆肥1点,鶏ふん堆肥1点の合計8点の出品があり,外観審査(臭気,形状,色相)が行われました。審査は農政普及課と関係機関職員など9人で行い,それぞれの堆肥を項目ごとに合議制で点数をつけて評価しました。その結果,評価の高かった牛ふん堆肥3点,鶏ふん堆肥1点を県のコンクールに出品することとなりました。県コンクールでの入賞が期待されます。
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8月5日,大浦干拓の「なつほのか」再生二期作実証ほで,一期作目の収穫を行いました。ロボットコンバイン(汎用,自脱)の実演も兼ねており,生産者や関係者ら約40人が参加し,無人での収穫作業や高刈りの様子など収穫作業を視察しました。生産者の再生二期作への関心は高く,施肥方法や今後の水管理など多くの質問がありました。二期作目の収穫については10月下旬~11月上旬頃を予定しています。水田の高度利用に向けて,農政普及課は水稲再生二期作の取組を支援していきます。
指宿地区では,新規就農者の技術や経営管理の早期習得を目的に,市と県が連携して研修会や圃場の個別巡回など,多様な支援を展開しています。本年度は新たな試みとして,各講座の中に先輩農業者の実際の体験を紹介する時間を設けました。講師の指導農業士からは,農業が軌道に乗るまでの苦労や,人とつながりを持つことの大切さ,資料には書かれない細かな技術など,自らの経験に裏打ちされた講話がありました。新規就農者からは,座学と実務の両面を併せて学ぶことができたと好評で,今後とも研修効果を高める取組を進めていきます。
8月20日に指宿市ふれあいプラザなのはな館で,ファームコネクト指宿と農政普及課の共催で「よか・余暇ライフの集い」を開催し,会員や若手女性農業者等17人が参加しました。集いでは,県よろず支援拠点の新地氏を講師に直売所やマルシェ販売で,スマホ活用によるチラシ等の作成を学びました。演習を通して参加者同士の交流が図られ,今後の若手女性農業者育成へつながりました。今回は託児の環境が整い,参加者からは好評でした。今後も女性農業者の経営参画につながるよう支援していきます。
8月22日にJAいぶすき東部ブロック本部会議室で,JAいぶすきと農政普及課の共催で「エコオクラ定例会」を開催しました。前川会長をはじめとした農家7名が参加し,オクラのPR活動について意見交換をしました。本グループは,減農薬(IPM)栽培を行う活動を始めてから10年以上経過しています。これまで,Aコープ伊敷店や唐船峡でのPR販売・アンケート等を実施しており,来月は東京でIPMオクラの販売を予定しています。購入者からの評価も高く,知名度も上がってきているため,今後も活動を積極的に続けていきます。
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