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更新日:2022年12月23日
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鹿児島県指宿市山川成川曲り道の標高約40mの舌状丘陵上にある。弥生時代中期から古墳時代の埋葬遺跡である。
発掘調査によって,348体の埋葬人骨と隼人族独特の墓制である細長い自然石を立てた立石土壙墓が十数基発見された。土器は,弥生時代中期の須久式,山ノ口式および古墳時代の成川式土器であり,墓域全体に,おかれている。鉄器は剣,刀,鏃などほとんど武器類で装身具は見あたらない。死者の埋葬にあたって,特別な取り扱いをした例がなく,墓地を営んだ集団の階層分化が進んでいないことを示している。
展示では,これらの土器や鉄器が並んでおり,当時の埋葬の様相を想定できる。
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