更新日:2021年4月2日
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介護給付の適正化とは,介護サービスを必要とする方を適切に認定し,その方が真に必要とする過不足のないサービスを,サービス提供者が適切に提供するよう促すことです。
介護給付の適正化のために各市町村が行う適正化事業は,高齢者が可能な限り,その有する能力に応じて自立した尊厳ある日常生活を営むことができるようにするとともに,限られた資源を効率的・効果的に活用するための取組です。
鹿児島県の要介護(要支援)認定率は,全国に比べて高い水準で推移しており,一人当たりの介護給付額もまた,全国平均より高くなっています。さらに今後も,後期高齢者の増加に伴い,介護給付費が増加することが見込まれているため,介護保険料が大幅に上昇することも懸念されています。
効果的で適切なサービスを確保し,その結果としての費用の効率化を通じて,介護保険制度への信頼を高め,持続可能な制度の構築に資する取組である適正化事業について,本県では,市町村及び鹿児島県国民健康保険団体連合会を始め,事業者や関係団体等と一体的に取り組めるよう,連携を図りながら推進していきます。
鹿児島県では平成16年から「介護給付適正化運動」を,平成20年度からは四期にわたり,国の指針に基づく「鹿児島県介護給付適正化計画(プログラム)」を策定し,県と市町村が一体となった取組を推進しています。
介護給付の適正化の一層の推進を図るため,令和3年3月に「第5期鹿児島県介護給付適正化プログラム」を策定しました。
「第5期鹿児島県介護給付適正化プログラム」では,「ケアプラン点検」に全保険者が取り組むよう,また,「住宅改修」について専門職による施工前点検の体制構築が図られるよう,毎年度,実施状況及び目標の達成状況に関する調査や,未実施保険者の阻害要因の把握・分析を行い,それぞれの状況に応じた目標設定や実効的な取組・手法等を検討します。
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