更新日:2023年1月24日
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県では,おおむね10年という中長期的な観点から,鹿児島の目指すべき姿や施策展開の基本方向等を示す「かごしま未来創造ビジョン」を平成30年3月に策定し,南薩地域振興局では,この「かごしま未来創造ビジョン」を補完し,地域における特有の課題や取組方針を示す「南薩地域地域振興の取組方針」を平成31年3月に策定し,各般の施策に取り組んできました。
今般,新型コロナウイルス感染症の拡大,デジタル化の進展,SDGsの推進やカーボンニュートラルの実現など,社会経済情勢が大きく変化してきており,これらへの対応が重要になってきたことから,令和4年3月に「かごしま未来創造ビジョン」の改訂が行われたところです。
このことから,「地域振興の取組方針」についても,南薩地域特有の課題を踏まえながら,改訂後の「かごしま未来創造ビジョン」に沿って今年度中に見直しを行うこととしております。
「地域振興の取組方針」見直しに当たり必要な助言等をいただくため,標記の有識者会議を次のとおり開催しました。
1開催日時:令和4年6月28日(火曜日)
2場所:南薩地域振興局第2・3会議室
3出席委員等
公益社団法人枕崎市医師会会長尾辻和彦
南薩地区校長協会副会長鬼塚富貴子
一般社団法人鹿児島県建設業協会加世田支部支部長桑畑昭三
枕崎市漁業協同組合専務理事白窪義広
NPO法人頴娃おこそ会理事長中村浩美
南さつま農業協同組合理事西明美
南さつま商工会議所副会頭西浩二
公益社団法人指宿市観光協会理事西浩二(代理出席)
南薩地域振興局長竹内文紀
4議題
⑴「かごしま未来創造ビジョン」南薩地域懇談会の設置について
⑵「かごしま未来創造ビジョン」及び「地域振興の取組方針」の改訂について
⑶南薩地域の現状・課題について
⑷意見交換
5会議資料会議資料(PDF:930KB)
6公開・非公開の別公開
7傍聴者なし
【有識者からの主な意見】
・少子高齢化が進む中で,どの分野においても人材確保・育成が課題。地域には後継者がいない。医師も高齢化し,看護師の確保も困難で,地域医療の維持が課題。
・為替等の関係で外国人労働者が日本で働く魅力が薄れており,その確保が難しくなる。
・適正な価格で販売し,可処分所得を上げることが地域の雇用につながり,地元就職率の向上にも結びつくのではないか。
・景観や防災上の問題からも空き家対策が課題。
・域外居住者が何を望んでいるかをしっかり把握すれば,観光客の増加や移住の実現につながるのではないか。
・自殺死亡率が県平均を上回ってる年代が多く,周囲のフォローなどの対応が必要。
・子どもたちの保護者の中には支援が必要な方がおられる。支援が必要な保護者については,教育分野だけでなくあらゆる分野と連携した対応が必要。
「地域振興の取組方針」見直しに当たり必要な助言等をいただくため,標記の有識者会議を次のとおり開催しました。
1開催日時:令和4年10月20日(木曜日)
2場所:南薩地域振興局第2・3会議室
3出席委員等
公益社団法人枕崎市医師会会長尾辻和彦
南薩地区校長協会副会長鬼塚富貴子
一般社団法人鹿児島県建設業協会加世田支部支部長桑畑昭三
枕崎市漁業協同組合専務理事白窪義広
NPO法人頴娃おこそ会理事長中村浩美
南さつま農業協同組合理事西明美
公益社団法人指宿市観光協会理事細川ゆり
南さつま商工会議所専務理事本坊佳彦(代理出席)
南薩地域振興局長竹内文紀
4議題
⑴見直しに係る意見について
⑵「南薩地域地域振興の取組方針」(素案)について
5会議資料会議資料(PDF:1,968KB)
6公開・非公開の別公開
7傍聴者なし
【有識者からの主な意見】
・安心して子どもを産める環境や周産期医療体制を整え,出生率をいかにしてあげるかがポイントになるので,「結婚,妊娠・出産,子育ての希望がかなう地域社会づくり」については,重点的に取組方針を整理してほしい。
・観光従事者の満足度が向上しなければ観光客の満足度を向上させることはできない。各事業者においても取組方針の5つの柱に沿って取組を進めていくことが,従事者の満足度の向上,ひいては観光客の満足度の向上に繋がる。
・周遊コースや体験メニューといった売る物を整えた上で,SNS等での情報発信等による売り方を整える必要がある。売る物と売り方を段階的に整えていくことが,今後の具体的なアクションプランづくりには重要である。
・南薩観光の本質は,「何もないところで海を見るだけで癒やされる」といったところにある。新しい物をつくったり,近代的に整備したりするのではなく,今あるものをストーリー立ててどう伝えていくかというPR力が求められている。
・生まれてくる子どもたちに対して手厚い支援ができる体制を整備するためにも保育士不足への対策が必要である。
・幼少期から地域に触れさせ,地域を再認識し興味を持たせる取組が必要である。
・外国人が職種を選ぶ時代になっており,賃金に限らず,衣食住と医療の支援など他県と異なる特色のある取組が必要である。
・肥料や飼料が高騰しているので,遊休農地で飼料をつくるなどの取組ができればいいが,地域を牽引するリーダーがいないと新しい作物栽培にはなかなか取り組めない。
・海岸漂着物は海外製のプラスチック製品が多い。ただ批判するのではなく,SNS等でその国々の人たちと繋がりを持ち,現実を伝え,お互いに責任をもって取り組む働きかけをしていければよい。
・地域の課題を踏まえ必要な取組についてわかりやすくまとまっている。取組方針に沿って継続的に取り組まなければならない。
「地域振興の取組方針」見直しに当たり,地域の有識者から意見をいただくため,標記懇談会を開催します。
1開催日時:令和5年1月18日(水曜日)午後2時から午後4時まで
2場所:南薩地域振興局本庁舎3階第2・3会議室
3内容
⑴「南薩地域地域振興の取組方針」(案)について
⑵人材確保に向けた取組について
4公開・非公開の別公開
5傍聴者の定員15名
6傍聴手続
会議開始30分前(午後1時30分)から会場において受付を開始しますので,希望者は「「かごしま未来創造ビジョン」南薩地域懇談会傍聴要領」に御承諾の上,傍聴者名簿に住所,氏名を記入してください。
傍聴の受付は先着順に行いますので,定員になり次第,受付を終了します。
WEBでの傍聴の受付は行っておりません。
「かごしま未来創造ビジョン」南薩地域懇談会傍聴要領(PDF:69KB)
「地域振興の取組方針」見直しに当たり必要な助言等をいただくため,標記の有識者会議を次のとおり開催しました。
1開催日時:令和5年1月18日(水曜日)
2場所:南薩地域振興局第2・3会議室
3出席委員等
南薩地区校長協会副会長鬼塚富貴子
一般社団法人鹿児島県建設業協会加世田支部支部長桑畑昭三
枕崎市漁業協同組合専務理事白窪義広
NPO法人頴娃おこそ会理事長中村浩美
南さつま農業協同組合理事西明美
南さつま商工会議所副会頭西浩二
公益社団法人指宿市観光協会理事細川ゆり
南薩地域振興局長竹内文紀
4議題
⑴「南薩地域地域振興の取組方針」(案)について
⑵人材確保に向けた取組について
5会議資料会議資料(PDF:2,141KB)
6公開・非公開の別公開
7傍聴者なし
【有識者からの主な意見】
1「南薩地域地域振興の取組方針」(案)について
・取組方針(案)について修正意見はなし。
・「南薩には地域で子どもを育てる環境がある。地方で子育てをすることの良さをPRする必要がある。」
「観光振興について,南薩地域が一体となって取り組むという内容になっており,南薩地域としてまとまっ
て観光圏を築いていくということに将来性を感じる。」といった意見が出された。
2人材確保に向けた取組について
取組方針案を踏まえ,人材確保に向けて南薩地域において必要な取組について,意見交換を行った。
・若者の価値観の変化に伴い,短期間のいわゆるリゾートバイトのような形式で働く人が多くなっている。
このような人たちと企業をマッチングする取組を考えてはどうか。
・地元の新卒高校生,大学生への取組だけでなく,UIターン者向けや中学生や小学校高学年への取組も必
要である。
・各職種で,自分たちの仕事の魅力を積極的に発信する取組が必要である。
・パンフレットの作成だけでなく,実際に生徒と対面する取組が必要である。
・雇用形態が求職者の希望にあっているか,それぞれの企業等が見直す必要がある。
・30年,50年先を見据えて,外国人労働者を地域でどう受け入れ,育てるかということを考える必要があ
る。
・県外からの求職者は住宅の確保が課題であり,空いている公営住宅には独身者であっても入居できるよう
に,要件の緩和をしていただきたい。
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