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伝統的工芸品

国指定伝統(でんとう)的工芸品の3品目

伝統(でんとう)的工芸品とは、昔ながらの伝統(でんとう)的な技術(ぎじゅつ)と材料でつくられる、日常(にちじょう)生活の中で使い続けられてきた工芸品のことをいいます。

鹿児島県には、経済産業(けいざいさんぎょう)大臣の指定を受けた「国指定伝統(でんとう)的工芸品」が、本場大島紬(ほんばおおしまつむぎ)、川辺仏壇(かわなべぶつだん)、薩摩焼(さつまやき)の3つあります。

本場大島紬(ほんばおおしまつむぎ)

1,300年の歴史を持ち、絹織物(きぬおりもの)の最高傑作(けっさく)といわれています。

30数工程(こうてい)もある緻密(ちみつ)な手作業により、図案から織り(おり)上がるまで1年以上かかるものもあります。大島紬(おおしまつむぎ)独自(どくじ)の技法(ぎほう)「テーチ木泥(どろ)染め(ぞめ)」は、7世紀中頃(なかごろ)から行われていた古代染色(せんしょく)の技法(ぎほう)を取り入れたものです。緻密(ちみつ)な絣(かすり)模様(もよう)や、軽くて暖かく(あたたかく)、しなやかで着くずれしないなどの優れた(すぐれた)特徴(とくちょう)があります。

※昭和50年に国の伝統的工芸品に指定されています。

川辺仏壇(かわなべぶつだん)

磨崖仏(まがいぶつ)や、かくれ念仏(ねんぶつ)など、昔から仏教(ぶっきょう)と密接(みっせつ)な関係があった南九州市の川辺(かわなべ)町。ここで作られる川辺仏壇(かわなべぶつだん)は、豪華(ごうか)さと堅牢(けんろう)さを併せ持つ(あわせもつ)仏壇(ぶつだん)として人気があります。

作業は木地(きじ)、宮殿(きゅうでん)、彫刻(ちょうこく)、金具(かなぐ)、蒔絵(まきえ)、塗装(とそう)、仕上げという7工程(こうてい)に分類され、ほとんどが手作業で行われています。

※昭和50年に国の伝統的工芸品に指定されています。

薩摩焼(さつまやき)

薩摩焼(さつまやき)は大きく「白薩摩(しろさつま)」と「黒薩摩(くろさつま)」に分けられます。

気品がある白薩摩(しろさつま)は藩主(はんしゅ)の御用(ごよう)窯(かま)から発展(はってん)したもので、象牙色(ぞうげいろ)の表面に貫入(かんにゅう)といわれる細かなヒビが入っているのが特徴(とくちょう)です。
一方、黒い光沢(こうたく)を持ち素朴(そぼく)な温もり(ぬくもり)を感じさせる黒薩摩(くろさつま)は、庶民(しょみん)のための生活の器としてつくられ、暮らし(くらし)に溶け込んで(とけこんで)います。

1590年代に朝鮮(ちょうせん)に出陣(しゅつじん)した島津(しまづ)家第17代当主の島津義弘(しまづよしひろ)が、陶工(とうこう)を連れて帰ってきたことが始まりだといわれています。

※平成14年に国の伝統的工芸品に指定されています。

県指定伝統(でんとう)的工芸品の32品目

鹿児島県では、薩摩切子(さつまきりこ)や竹製品(たけせいひん)、錫製品(すずせいひん)など32品目の工芸品が県の指定を受け、昔ながらの材料、技術(ぎじゅつ)・技法(ぎほう)で大切につくられています。

【県指定伝統的工芸品(指定順)】

加世田鎌(かせだかま)・加世田(かせだ)包丁

蒲生(かもう)和紙

種子鋏(たねばさみ)

刀剣(とうけん)

宮之城(みやのじょう)花器(かき)

御座敷(おざしき)すだれ

薩摩切子(さつまきりこ)

薩摩(さつま)糸びな

(たいぐるま)

香箱(こうばこ)

初鼓(ぽんぱち)

鶴田(つるだ)和紙

薩摩弓(さつまゆみ)

種子(たね)包丁

伊集院(いじゅういん)の太鼓(てこ)

帖佐(ちょうさ)人形

屋久杉製(やくすぎせい)挽物(ひきもの)

屋久杉製(やくすぎせい)無垢物(むくもの)家具(かぐ)

屋久杉(やくすぎ)小工芸品(しょうこうげいひん)

薩摩(さつま)つげ櫛(くし)

大漁旗(たいりょうばた)

五月幟(ごがつのぼり)

太鼓(ちぢん)

垂水(たるみず)人形

薩摩(さつま)深水刃物(ふかみずはもの)

サンシン

竹製品(たけせいひん)

薩摩(さつま)錫(すず)器

甲冑(かっちゅう)

つづら工芸

奄美(あまみ)の芭蕉布(ばしょうふ)

坊津(ぼうのつ)ガラガラ船(ぶね)・唐(から)カラ船(ぶね)

知っている?いろいろなマーク

マーク

説明

鹿児島県シンボルマーク

鹿児島県の豊か(ゆたか)な自然や新たな息吹(いぶき)を象徴(しょうちょう)する「風」と「波」をモチーフに、鹿児島県の頭文字「K」を表しています。

かごしまの農林水産物認証(にんしょう)マーク

鹿児島県が定めた安心・安全な基準(きじゅん)を守って生産していると認め(みとめ)られた野菜やくだものなどの農林水産物についています。

薩摩(さつま)焼酎(しょうちゅう)認証(にんしょう)ブランドマーク

鹿児島県産のサツマイモと水を使い、県内で製造(せいぞう)・容器詰め(ようきづめ)された「薩摩(さつま)焼酎(しょうちゅう)」だということを証明(しょうめい)しています。

鹿児島県伝統(でんとう)的工芸品マーク

鹿児島県指定の伝統(でんとう)工芸品であることを表しています。一定の水準(すいじゅん)を満たした32品目(令和3年8月現在)が指定されています。

ふるさと認証(にんしょう)食品「E(イー)マーク」

鹿児島県産の特色ある材料や伝統的(でんとうてき)な製法(せいほう)を用いて、県内で作られた食品について、基準(きじゅん)に合格したものについています。さつま揚げや漬物(つけもの)、焼酎(しょうちゅう)などがその代表的なものです。

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