ホーム > かごしまキッズサイト > かごしまの産業を学ぼう! > 食産業
ここから本文です。
鹿児島県の主な産業は農業です。日本一の農産物がたくさんある鹿児島県は、平成21(2009)年の農業産出額(がく)が全国で第4位、九州の中では第1位でした。
平成22(2010)年のサツマイモの収穫量(しゅうかくりょう)は34万7,500トンで日本一。ソラマメの収穫量(しゅうかくりょう)も5,410トンで日本一です。
南国の温暖(おんだん)な気候を利用して4月上旬(じょうじゅん)から始まる新茶は、日本一早い「走り新茶」として有名で、鹿児島県は国内有数のお茶の産地でもあります。平成22(2010)年の荒茶(あらちゃ)生産量は全国第2位。「かごしま茶」は、さわやかな香り(かおり)、コクのある味が特徴(とくちょう)です。
また、さまざまな柑橘類(かんきつるい)やトロピカルフルーツも生産されています。平成21(2009)年の品目別作付面積は、タンカン・パッションフルーツが全国第1位、キンカン・ビワが第2位、マンゴーが第3位でした。
そのほか、奄美(あまみ)や南薩(なんさつ)地域を中心に、キク、ユリ、グラジオラスなどの花き(かき)生産も盛んに行われています。平成21(2009)年産の品目別作付面積は、グラジオラスやソリダゴ、レザーリーフファンが全国第1位、スプレーギクが全国第2位、ユリ・フリージアの球根生産が全国第3位と、全国でも有数の花の産地です。
鹿児島県は、温暖(おんだん)な気候や広大な畑地に恵まれ(めぐまれ)ています。このような地域の特性を十分に活かして、鹿児島県の畜産は、全国有数の規模(きぼ)に発展(はってん)しています。
平成22(2010)年の鹿児島県の畜産産出額(がく)は全国第2位で、鹿児島県の農業産出額(がく)の約6割を占めています。黒毛和種の肉用牛の飼養(しよう)頭数、豚の飼養(しよう)頭数、ブロイラーの飼養(しよう)羽数は、いずれも日本一です。
鹿児島県には、南北600キロメートルにわたる広い海域(かいいき)と、水深(すいしん)200メートル以上ある深い錦江湾、そしてたくさんの離島があります。このように海に囲まれ、海の恵み(めぐみ)をたっぷり受けている鹿児島県は水産業も盛ん(さかん)で、日本一がたくさんあります。
平成21(2009)年のブリ養殖(ようしょく)生産量は全国シェアの23パーセントを占めており、7年連続日本一です。カンパチ養殖(ようしょく)生産量も全国シェアの55パーセントを占めて日本一です。これらのブリ類の養殖(ようしょく)生産量は17年連続日本一です。
また、鹿児島県はマグロ生産県でもあります。平成21(2009)年のクロマグロ養殖(ようしょく)生産量は全国シェアの35パーセントを占めて日本一。「まぐろラーメン」で有名ないちき串木野(くしきの)市は遠洋マグロ船の隻数が日本一です。
そのほか、平成22(2010)年のウナギの養殖(ようしょく)生産量は全国シェアの40パーセントを占めて日本一。平成21(2009)年のかつお節の生産量も全国シェアの69パーセントを占めてダントツ日本一です。
豊か(ゆたか)な農林水産物を使った食品加工業も盛ん(さかん)で、サツマイモを使ったお菓子(おかし)や、柑橘類(かんきつるい)の中で最大のボンタンを使った郷土(きょうど)菓子(かし)「文旦漬(ぼんたんづけ)」など、いろいろつくられています。大人たちが大好きな焼酎(しょうちゅう)も原料はサツマイモなどで、生産量は日本一です。
鹿児島県では、県内で生産された一定基準(きじゅん)以上の品質(ひんしつ)をもつ農畜産(のうちくさん)物を、生産できる産地を「かごしまブランド産地」として指定しており、平成24(2012)年3月末現在(げんざい)で、16品目24産地が指定されています。
指定された農畜産(のうちくさん)物には、「かごしまブランドマーク」を付けることができます。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください