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更新日:2022年7月11日

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2 豊かな太陽エネルギーを活用して暮らす

背景と課題

地域性が現れる気象条件

鹿児島県は南北約600kmという非常に広範囲の県土を持つため、地域ごとにその気候的な特徴があり、太陽エネルギーの取得状況も異なります。例えば、県内各地域の年間日照時間を見てみると、鹿児島市が最も多く1,900時間に達する一方、最も少ない名瀬市では1,339時間で、561時間もの差があります。
また、温度変化を見てみると山沿いの大口で最も寒暖の差が大きく、最寒月の最低気温平均値と最暖月の最高気温平均値の差が32℃にもなります。逆に沖永良部では、その差が16.8℃で大口の半分程度です。
まずは、地域ごとに異なる気象条件を確認し、その場所に有効な太陽エネルギーの活用技術を取り入れることが大切です。
最低気温の月平均値

図2-1最低気温の月平均値
出典:気象庁「1979~2000年気象庁観測所、アメダスデータ」より作成



名瀬や沖永良部等の島嶼部では、冬期の最低気温が10℃以上と温暖ですが、本土では山沿いの大口で0℃を下回るほか、いずれの地域でも5℃以下となり暖房機器が必須となります。
日照時間の積算値

図2-2日照時間の積算値
出典:気象庁「1979~2000年気象庁観測所、アメダスデータ」より作成



夏期の日照時間は、島嶼部で圧倒的に多くなっているのに対し、本土では梅雨時期を中心に少なくなっています。一方、冬期は逆転し、曇天日の多い島嶼部で非常に少なくなっています。このように、鹿児島県では島嶼部と本土の気候特性が大きく異なります。
年間日照時間と温度変化の範囲1
年間日照時間と温度変化の範囲2

図2-3年間日照時間と温度変化の範囲
出典:気象庁「1979~2000年気象庁観測所、アメダスデータ」より作成



グラフは、県内各地域の年間日照時間と年間温度範囲を示しています。山間地や沿岸、盆地等、地勢によって気象が異なり、地域性が現れていることが分かります。

対策


→04太陽エネルギーのパッシブな利用
→05太陽エネルギーのアクティブな利用

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