太陽エネルギーのアクティブな利用

対策の概要

太陽の光と熱のエネルギーを活用する

鹿児島県の豊かな日射量を活かして、クリーンな太陽エネルギーを積極的に利用しましょう。太陽エネルギーのアクティブ利用には太陽光発電システム、太陽熱利用給湯システム、光と熱双方を活用した複合ソーラーシステム等があります。
太陽光発電システムは、屋根等に設置した太陽電池を用いて太陽光を電気に変換して使用するシステムです。太陽光発電システムには、表2-1に示す通り独立系と連系系があります。現在住宅で使用されているものの多くは売電が可能な連系系です。

種類	概要	特徴	適す使用方法
独立系	電力会社と関係なく独立 （商用電力から切り離し）	非常時に使用可能 ○バッテリーの管理が必要 ○バッテリーが入ることで 効率は連系系よりは落ちる ○天候に左右され蓄電池が ないと夜間は使用ができない	商用電力がない場所、設置コストが かかる離島等で有効 ○屋外照明等電源を引かずに設置が可能
連系系	電力会社と電線を介して繋がっている （商用電力と連系）	余剰電力の売電が可能 ○基本的には停電になると使用 できないが、最近ではバッテリー を抱えて停電時に対応できる商品 も出ている	一般住宅用

表2-1独立系と連系系

図2-7戸建て住宅のエネルギーシミュレーション「e-デザイン倶楽部資料」より作成

連系系は昼間、余った電力を電力会社に売電することが可能で、夜間や雨天日等、電力が不足した時は電力供給が受けられます。

主な手法

●太陽光発電システム
●太陽熱利用給湯システム
●太陽熱集熱壁内循環システム