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更新日:2025年11月20日

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令和7年10月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

農業大学校畜産学部の農家留学研修中間検討会の開催

9月29日より始まった農業大学校畜産学部農家留学研修(11月7日まで)の中間検討会を10月20日に行いました。今年度は,肉用牛科2人,酪農科2人が研修中で,当日は,担任の先生2人と学生4人,農政普及課が合同で研修先の農家を巡回しました。学生が,研修先の農家概要と作業内容を説明し,研修先の受入農家が研修状況を伝えるという形式で行いました。受入農家からは「飼料作関係の機械作業を上手に行ってくれて助かっている」という声がありました。研修は11月7日まで続くので,農政普及課は農家と学生を引き続きサポートしていきます。

ミツロウを使った加工体験開催

10月15日に南九州市のはちみつ西垂水養蜂園で,女性農業経営組織南薩きらりネットが「農業の魅力あふれる体験講座」を開催し,女性農業者や消費者16人が参加しました。最初に動画でミツバチの飼育管理やはちみつ採取等について説明があり,次にミツロウを使ったラップやハンドクリーム作成のワークショップを行いました。交流会では,南薩きらりネットの紹介や講座の感想等について意見交換を行い,女性農業者組織の活動や養蜂について理解が深まりました。今後も農政普及課は,女性農業者組織活動の支援していきます。

加世田と頴娃のピーマンの一元出荷開始

10月10日にJA南さつま加世田ピーマン部会臨時総会が,南さつま市で生産者,JA・市等関係機関の約40人が出席して開催され,JAいぶすき頴娃ピーマン部会の加入が承認されました。これまで両ピーマン部会では,一元出荷のために,選果基準統一や出荷方法等を整理しており,今シーズンからはJA南さつま野菜集荷場で一元出荷を開始することが決まりました。農政普及課では,ピーマンの生産振興のために今後も部会活動を支援していきます。

若手生産者がキク産地愛知県で高温・病害虫対策を学ぶ

9月25~26日に枕崎市大塚地区の若手キク生産者組織の会員など6人が,全国有数のキク産地である愛知県を視察研修しました。東三河農業研究所,JAひまわりやJA愛知みなみの現地ほ場で,輪ギクやスプレーマムの高温対策や病害虫対策の取組(頭上散水と循環扇の併用や遮光剤の塗布等による高温対策,赤色LEDによるアザミウマ類対策,農薬の感受性等)について,活発に意見交換を行うことができました。今後農政普及課では,研修会等で情報提供し,花きの安定生産を支援していきます。

愛知県1 愛知県2

若手キク生産者組織が需要期8月~9月出荷実績を検討

10月14日,枕崎市大塚公民館で周年菊研究会がキクの需要期である8月~9月出荷の実績検討を行いました。夜間のハウス内被覆の開放や,昼間の適正な日射量管理(過剰な遮光をしない)で,計画的な出荷が行えたことを確認しました。その他,農業開発総合センターの普及情報課,花き研究室や,農政普及課から,高温対策(バイオスティミラント,遮光方法,遮熱資材の活用等)について情報提供し,活発な情報交換が行われました。今後,管内の研修会でも実証結果や県内外での事例を紹介し,花きの高温対策技術の普及を図っていきます。

普通期水稲「あきの舞」現地検討会を開催

9月29日,南九州市川辺町の普通期水稲「あきの舞」ほ場で現地検討会を開催しました。会には生産者や市,JAなど20人が参加しました。ほ場で「あきの舞」の生育状況を確認するとともに,農政普及課から収量や高温耐性について説明を行いました。多収で高温登熟性が優れる「あきの舞」への生産者の関心は高く,複数の生産者が次年度「あきの舞」を導入する意向を示しました。今後は「あきの舞」の試食会を開催し,生産者へ食味特性等の周知を図っていきます。

極早生温州みかん「ゆら早生」の出荷開始

9月22日,ゆら早生の出荷目揃会がJA南さつま果樹選果場で開催されました。満開日は昨年より10日程度遅れ,生理落果が多かったものの,取扱数量は台風後の裂果や夜蛾の被害が多かった昨年と比較すると前年実績比157%となる20.9tの出荷を計画しています。果実肥大も順調で,品質も良好に仕上がっている状況です。今後も関係機関・団体一体となって生産者支援,消費者へのPRに取り組んでいきます。

 

指宿市

全国の担い手が一堂に会し,交流を深める

10月23~24日,「第27回全国農業担い手サミットinかごしま」南薩地域交流会を開催しました。23日は指宿フェニックスホテルで情報交換会を行い,フラダンスのアトラクションや南薩の特産品・農産物全12品目を商品とした抽選会などで交流を深めました。24日は指宿市で,野菜産地を巡るコースと施設園芸を巡るコースで現地研修会を行い,全国一の生産量を誇るスナップえんどうの産地化の取組や,全国有数の生産額を誇る観葉植物の温泉熱を活かした取組などの紹介をもとに活発な意見交換が行われました。

指宿地域の果樹生産者が合同研修で意見交換を行い,幅広い考え方に触れる

10月27日,JAいぶすき管内のかんきつやびわ等の果樹生産者27人と関係者が参加し,合同の研修会が開催されました。鹿児島市喜入町や開聞町等の現地視察では,省力化や鳥獣害,日焼け果対策等,活発な意見交換がなされました。室内研修では経済連から果樹情勢の報告と鳥獣害対策,農政普及課からは高温下における栽培技術の留意点や病害虫対策等を,データに基づき説明しました。また,果樹経営で増えつつある第三者継承についての情報提供も行いました。果樹部門で品目横断的な研修は難しいため,農業者からは多様な視点で学ぶ機会となったと好評でした。

指宿市農業機械士会による農作業事故防止啓発パレードを実施

10月28日,「秋の農作業事故ゼロ運動」に合わせた農業機械事故防止啓発活動として,指宿市農業機械士会によるトラクターパレードが行われました。今年は指宿で農作業中の死亡事故もあったため,1件でも事故を減らそうとの思いから,過去最多の12台のトラクターで,農作業事故の未然防止・安全対策の徹底を呼びかけました。パレード中は沿道の子どもが手を振るなど注目を集めていました。機械士会会長船迫氏は「毎年恒例となったパレードで,地域の農作業事故防止に貢献していきたい」と話していました。

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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