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更新日:2020年11月20日

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【消費者庁】冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!-自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-

厚生労働省の「人口動態調査」によると,高齢者※1の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は高い水準で推移しており,近年では「交通事故」による死亡者数よりも多くなっています。
発生場所としては,家や居住施設の浴槽における事故が多く,11月~4月の冬季を中心に多く発生しています。
事故を防ぐためには,高齢者本人だけでなく,家族の方など周りの方も一緒になって入浴習慣を見直すことが大切です。
11月26日は「いい風呂」の日※2です。
これから冬にかけて,家の中でも冷え込みや温度差が生じやすく,事故が起こりやすい季節です。
この機会に,安全に入浴するための以下の点について確認しておきましょう。

詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。

(消費者庁ホームページ)冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!-自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-(外部サイトへリンク)

※165歳以上を高齢者として集計を行った。

※2一般社団法人日本記念日協会により認定された記念日。日本浴用剤工業会が登録。

事故を防ぐために

入浴中の事故は,持病がない場合や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。
「自分は元気だから大丈夫」と過信せず,「自分にも,もしかしたら起きるかもしれない」と意識することが大切です。
また,本人だけでなく家族や周囲の方が一緒に注意することが大切です。
さらに,寒さが厳しくなると温度差により事故のリスクが高まる可能性がありますので,気象予測情報からヒートショックのリスクの目安を示す「ヒートショック予報」等も参考にしながら,日々の対策を心がけましょう。

(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
高齢になると血圧を正常に保つ機能が低下するため,寒暖差などで急激な血圧の変動があると,脳内の血流量が減り意識を失うことがあり,これが入浴中に起こると溺水事故につながると考えられています。
暖かい部屋から,温度の低い脱衣所,浴室内に入ることで血圧が上がり,その後,温かい湯に入ることで血圧が低下します。
この急激な血圧の変動を抑えるために,入浴前には脱衣所や浴室を暖めておくことが大切です※3
居間や脱衣所が18度未満の住宅では,湯温42度以上の”熱め入浴”が増加する,という研究結果※4もあります。
部屋間の温度差をなくすために居室だけでなく,家全体を暖かくすることが重要で,二重サッシにするなど,断熱化も有効です。
浴室に暖房設備がない場合は,「湯を浴槽に入れるときにシャワーから給湯する」,「浴槽の湯が沸いたところで,十分にかき混ぜて蒸気を立て,蓋を外しておく」などして,できるだけ浴室内を暖め,温度差が小さくなるように工夫しましょう。
また,血圧の変動を抑えるため,湯につかる前にかけ湯を入念に行いましょう。
※3暮らし創造研究会効果・効能研究部会によると,脱衣所・浴室を暖めることで,入浴時の最高血圧変動幅が小さくなり,入浴死が起こりにくくなる可能性が確認されています。http://kurashisozo.jp/result/index_03.html
※4国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査中間報告会」から
(2)湯温は41度以下,湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
42度で10分入浴すると体温が38度近くに達し,高体温等による意識障害で,浴槽から出られなくなったり,浴槽内にしゃがみ込んだりして溺水してしまうおそれがあります。
湯の温度は41度以下,湯につかる時間は10分まで目安にし,長時間の入浴は避けましょう※5
※5「気をつけて冬のお風呂の死亡事故」厚生科学指定型研究入浴関連事故研究班日本法医学会・日本温泉気候物理医学会・日本救急医学会
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
入浴中には湯で体に水圧がかかっています。
その状態から急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり,圧迫されていた血管は一気に拡張し,脳に行く血液が減り,脳が貧血状態になることで一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽内に倒れて溺れる危険がありますので,浴槽から出るときは,手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。
特に,熱い浴槽内から急に立ち上がった時に,めまいや立ちくらみを起こすような方は注意が必要です。
(4)食後すぐの入浴や,飲酒後,医薬品服用後の入浴は避けましょう。
食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することがありますので,食後すぐの入浴は避けましょう。
また,飲酒によっても一時的に血圧が下がります。
飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
体調の悪いときはもちろんのこと,精神安定剤,睡眠薬等の服用後も入浴は避けましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて,意識してもらいましょう。
入浴中に体調の悪化等の異変があった場合は,周囲の人に早期発見してもらうことが重要です。
そのためにも,入浴前に周囲の方に一声掛けてから入浴するようにしましょう。
また同居者は,高齢者の入浴中は動向に注意しましょう。
長時間入浴している,音がしない,突然大きな音がした,などの異常に気付いた場合には,ためらわずに声を掛けましょう。

事故発生時の対応方法

浴槽でぐったりしている人(溺れている人)を発見したら可能な範囲で対応しましょう。
1.浴槽の栓を抜く。
大声で助けを呼び,人を集める。
2.入浴者を浴槽から出せるようであれば救出する(出せないようであれば,蓋に上半身を乗せるなど沈まないようにする。)。
直ちに救急車を要請する。
3.浴槽から出せた場合は,肩をたたきながら声を掛け,反応があるか確認する。
4.反応がない場合は呼吸を確認する。
5.呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始する。
6.人工呼吸ができるようであれば,胸骨圧迫30回,人工呼吸2回を繰り返す。
できなければ胸骨圧迫のみ続ける。
いざというときのために,救命講習を受けるなど,応急手当を覚えましょう。

消費者ホットライン

(局番無し)188
最寄りの消費生活相談窓口につながります。

 

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