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ホーム > 産業・労働 > 食・農業 > 農業技術 > 農作業の安全 > 農作業事故防止対策について

更新日:2024年4月12日

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農作業事故防止対策について

業の機械化が進展する一方で,農業機械による農作業事故の発生が後を絶たない状況にあります。
県では,農作業死亡事故が平成26年から令和5年までの10年間に年平均で12.4件発生しています。過去10年間の農作業死亡事故のうち,農業機械による事故が約8割,このうち乗用型トラクタが5割を占めています。
トラクタ等農業機械作業の安全性を確保するために,次の安全対策を励行し,安全作業を徹底してください。また,65歳以上の高齢者の事故件数は約8割を占め,高齢者が事故に遭う機会が多い状況ですので,特に注意してください。

<特に注意すること>

1.安全フレーム等の安全装置は,必ず規定の位置で使用する。安全フレームは運転中は必ず立てておく。
2.シートベルトは,作業中及び道路走行中にも必ず着用する。
3.作業中及び道路走行中はひも付きのヘルメットを着帽する。
4.道路の路肩やほ場の畦畔部は崩落しやすいので,運転に注意する。特に,雨天時や降雨後は地盤がゆるんでいるため,厳重に注意する。
5.危険を伴う狭い道路や急な坂道,狭いほ場等では必ず安全を確認し,無理な運転は避ける。特に,農道からほ場への出入り口付近の転落事故が多いため,注意が必要である。
6.作業に出かける際は,必ず家族等に行先と帰宅予定時間を告げておく。さらに,緊急時の連絡手段(スマートフォンや携帯電話を,作業中を含めて常時携帯する等)を確保しておく。
7.体調不良や高齢等で作業が困難な場合は,農作業受委託組織等に作業を委託する。

<道路走行中>

8.道路走行中は,左右のブレーキは必ず連結しておく。
(片ブレーキは圃場内のみとする)
9.道路走行中は前輪倍速装置を解除する。
10.対向車を避けるときは,路肩に寄りすぎないようにする。
(雨天時は特に注意する)
11.坂道,でこぼこ道,カーブの多いところでは速度を落とす。
12.高速走行中の急旋回や,坂道,傾斜面での急旋回は転倒の恐れがあるので絶対行わない。
13.坂道や傾斜面の途中での変速操作やクラッチ操作は,暴走の危険があるので絶対に行わない。
14.急な坂道や傾斜面での急発進は,後方転倒の恐れがあるので絶対に行わない。

<ほ場内>

15.ほ場内で旋回する際は,畦畔に寄りすぎないようにする。
(雨天時は特に注意する)
16.溝やぬかるみからの急脱出は,後方転倒の恐れがあるため絶対に行わない。
17.ほ場での作業は,横転を防ぐため,15度以上の傾斜地では作業しない。

<ほ場への出入り>

18.畦畔を超えてほ場に出入りする場合は,直角に出入りし,段差が大きい場合は十分な強度のある「あゆみ板(ブリッジ)」を用いて低速で運転する。
19.ほ場の出入り口が急傾斜の場所では低速で運転する。
20.ほ場の出入り口付近は,路肩が弱く,狭くて急な坂道や傾斜面が多いため,安全を確認した後,機械を運転する。

<トラクタ等の積み降ろし>

21.トラックへのトラクタ等の積み降ろし作業は,十分な強度のある,高さの4倍以上の長さの「あゆみ板」を用い,低速のバック走行で積み込み,前進で下りる。積み降ろしの途中では,変速操作及びクラッチ操作は行わない。

<点検・整備等>

22.点検・整備・清掃時は必ずエンジンを停止する。
23.トラクタの動力取り出し軸及び回転部等の安全カバーは,点検整備等で取り外したら必ず元に戻しておく。
24.作業機を上げた状態で点検整備や清掃を行う場合は,必ず油圧ロックをかける。
25.トラクタと作業機の間に入っての点検・整備・清掃等は絶対にしない。

 

安全啓発用資料

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

農政部経営技術課

電話番号:099-286-3155

窓口でのお問い合わせは行政庁舎11階までおこしください。

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