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ホーム > くらし・環境 > 住まい > 空き家について > 令和4年度「空き家を地域の宝に!~利活用アイデア学生コンペ~」の作品集完成!

更新日:2023年6月7日

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令和4年度「空き家を地域の宝に!~利活用アイデア学生コンペ~」の作品集完成!

 

募集内容

鹿児島県内に実在する空き家を対象として,学生による地域住民等を交えた「空き家の利活用」に係るワークショップを実施し,地域の活性化を目的とした空き家の利活用に関する企画提案を募集

募集期間:令和4年6月16日(木曜日)~令和4年7月8日(金曜日)

審査

一次審査会:令和4年7月20日(水曜日)

最終審査会:令和5年3月15日(水曜日)

一次審査を通過した3グループについて,公開プレゼンテーション及び審査委員による審査を行い,表彰作品を決定

一次審査通過グループ

  • Enokidayoshida(学校:第一工科大学)

  • かごだんSTEP展開プロジェクト(学校:鹿児島大学)

  • けんたんトレジャーガールズ(学校:県立短期大学)

受賞グループ

最優秀賞

ごだんSTEP展開プロジェクト(学校:鹿児島大学)

優秀賞

Enokidayoshida(学校:第一工科大学)

提案内容の紹介

・かごだんSTEP展開プロジェクト(1ページ)(PDF:4,316KB)

・かごだんSTEP展開プロジェクト(2ページ)(PDF:2,697KB)

・かごだんSTEP展開プロジェクト(3ページ)(PDF:4,779KB)

・かごだんSTEP展開プロジェクト(4ページ)(PDF:951KB)

講評

今回の「空き家利活用」の学生コンペは、若い世代の力を活かしてどのような提案がされるか楽しみな企画でした。事前に提出された企画提案書と4~5回のワークショップの報告書をもとに行われた二次審査のプレゼンテーションは、パネルや模型を用いるなど、周到に準備されたわかりやすい意欲的な提示内容で、地域の人々と世代を超えて地域活性化に取り組む姿を実感できるものでした。アイデアの独自性、地域との関係性、実現性、継続性についての審査結果は、下記のとおりです。

「かごだんSTEP展開プロジェクト」の提案は、鹿児島市内に民間企業が早期に開発した団地にある空き家を対象に、鹿児島大学の院生1人と学部生5人が取り組んでいるものです。団地の有志団体「せごだん」や一級建築士、行政スタッフと共に行った地域活動や子どもも交えたワークショップのほかに、街路での人々の行動観察等を通して、地域の課題を把握・整理し、試行錯誤を繰り返し丁寧に計画されたものです。対象空き家を地域住民が気軽に集まれる場所・「せごだん」の活動拠点に位置づけ、高い擁壁による街路と空き家内部との不連続性の解消を図り、喫茶店(子ども食堂も開く)である隣家との動線も考慮するなど、周辺との関わり方もよく考えられた計画で、実現が待たれます。審査委員全員の評価も高く、空き家活用計画の進め方における好事例といえます。

「Enokidayoshida」の提案は、現在霧島市横川支所が管理している猪俣医院の母屋と書斎の2棟の空き家活用計画で、地域活性化も目指しながら第一工科大学の3年生2人が地域の方々や行政スタッフとの交流を重ねながらまとめたものです。子ども図書館、会議・団らんの場や横川町活性化に携わる人々のシェアハウス、管理人室を設ける等の計画は興味ある提案です。さらなる細部の検討を進めるとともに、実施予定だった住民へのアンケート結果を反映した今後の活動を期待しています。

「けんたんトレジャーガールズ」の提案は、対象が南九州市頴娃町の空き家で、県立短期大学の1年生4人が、地域住民や空き家再生活動を行っているNPO法人頴娃おこそ会、株式会社オコソコ等と交流しながら意欲的に取り組んだものです。変幻自在という考え方をE(i)ver-changingというキャッチコピーにし、プレゼンテーションの場で模型を用い改修案を提示されましたが、その改修案が企画提案書になかったのは残念でした。しかし、今後、地域のニーズをさらに明確に把握し、地域で活躍されることを期待しています。

ご応募いただきました方々の空き家利活用への取り組みに敬意を表しますとともに、今後の計画の進展を大いに期待しております。

「空き家を地域の宝に!~利活用アイデア学生コンペ~」審査会

委員長川惠子(鹿児島女子短期大学名誉教授)

よくあるご質問

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土木部建築課住宅政策室

電話番号:099-286-3740

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