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更新日:2019年9月10日

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天下御免の仮面神・薩摩硫黄島のメンドン

鹿児島県は本土の南端にあり,大和文化圏と琉球文化圏の交わるところに位置しており,かつ,多くの離島があることで,独自に形成された多種多様な民俗芸能が伝承され,民俗芸能の宝庫と言われています。

その中でも三島村・硫黄島に伝承されている「薩摩硫黄島のメンドン」を紹介します。

メンドン

 

硫黄島八朔太鼓踊り

旧暦8月1日と2日の両日にかけて硫黄権現(熊野神社)に奉納した後,集落の各所を踊ってまわります。

矢旗を背負い,鉦(かね)叩きと称される唄い手とそれを囲む十名の若者たちが太鼓を叩きながら掛け声とともに踊る勇壮な伝統行事です。

にぎやかな踊りが終わったところで,仮面神「メンドン」が現れ,暴れまわり悪霊を祓います。

由来ははっきりしませんが,朝鮮の役で島津義弘に従って,硫黄島から3人が従軍し,そのうちの長濱吉延(ながはまよしのぶ)が窮地に陥った義弘を助け,功績をあげて凱旋したことから,凱旋祝いとして,この踊りを奉納するようになったと言われています。

 

八朔太鼓踊り

メンドン

メンドンは竹かごを逆さにし,小さく割った大名竹を使い,大きな耳,鼻,目,眉,ケン(一本角)の形を作りつけ,それに紙を貼り重ね,耳と眉は渦巻模様,その他は格子柄に文様をつけます。

昔は,船底の防腐剤を塗って真っ黒にし,その上にレンガを砕いて作った絵の具で,色を付けていました。

メンドンを作るのは,14歳の男児の家で,かぶるのは踊りに出ない二才(にせ・25歳~34歳の青年)です。

手に持っている神木(スッベン木)で観客を叩き,悪霊を祓います。神社を出たり入ったりしながら,せわしく駆けまわり,翌日の夜中まで,島内各所に出没します。

翌日には,神社での奉納踊りののち,「叩き出し」といって,太鼓踊を踊りながら島内を一巡します。海岸に到着すると,揃って海に向かって悪いものを追い払います。

 

メンドンは「天下御免」で,メンドンに逆らうことは許されず,また,中に誰が入っているかを詮索することもできません。

「薩摩硫黄島のメンドン」について,詳しくは,三島村ホームページ(外部サイトへリンク)を御参照ください。

 

ユネスコの無形文化遺産へ登録

平成29年に「薩摩硫黄島のメンドン」として国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに平成30年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の構成行事の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されました。

ユネスコの無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」については「来訪神:仮面・仮装の神々」のユネスコ無形文化遺産登録についてを御覧ください。

よくあるご質問

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鹿児島地域振興局総務企画部総務企画課

電話番号:099-805-7206

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