更新日:2023年12月13日
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7月21日に吉野の軟弱野菜生産者ほ場で,吉野・吉田地域の生産者25人を対象に,糖含有珪藻土を活用した土壌還元消毒法の現地説明会を開催しました。当日は,実証農家に実際の消毒作業を実演してもらいながら,一連の作業手順を説明しました。その後,消毒中のハウスの還元臭の確認や還元状態を確認するジピリジル反応の実演を行いました。軟弱野菜では夏期の立枯病が課題となっているため,今回の消毒方法に対する生産者の期待は高く,とても有意義な研修となりました。
地域計画策定の本年度先行モデル地区の鹿児島市喜入瀬々串地区では,7月11日,担い手農家(農家3人)が集まり,現況地図で農地活用の現状把握と今後の計画等を検討しました。また,引き続き農地活用に向けた,新規品目導入(トレビス)に向けて検討しました。今後は,地域内の他の担い手農家の意向や主な地権者,公民館長等の意見,現在実施中のアンケートの結果をもとに再度農地活用計画の検討する予定となっています。地域の合意形成が図られるよう,今後も話し合い活動を支援していきます。
5月に農業開発総合センター内ハウスで,ドローンを利用した遮光塗布剤の少量散布を実証しました。結果,梅雨期間中でも遮光効果が持続することが確認できました。その結果を踏まえ,7月25日,吉野の軟弱野菜生産者の約12aのハウスで,ドローンによる遮光塗布剤の少量散布の実証ほを設置しました。生産者からは「動噴に比べて作業が非常に楽だ」と好評でした。今後,ハウス内の気温と照度を測定し,少量散布の有効性を検討していきます。
6月30日と7月7日に日置庁舎で延べ19人の新規就農者等を対象に,農業基礎研修会を開催しました。農政普及課の普及指導員が講師となり,病害虫防除・畜産・土壌肥料・農業経営の4分野の講義等を行いました。初日の冒頭に指導農業士会会長から「苦しい就農時期をどのように乗り越えるかが,将来を大きく左右する。汗をかき,知恵を出して頑張ってほしい」との助言がありました。受講者からは「今後も現地検討や専門的な研修会を開催してほしい」との意見がありました。
7月4日,吹上町の生産者ほ場で,JAソリダゴ部会が夏期に向けた現地検討会を開催し,部会員7人とJA・経済連・農政普及課3人が出席しました。夏期に発生する株枯れや重要害虫のコナジラミ対策や降温対策を情報提供し,部会員間で情報交換をしました。また,盆出しの出荷予定量も検討し,相対取引の参考としました。この夏期をいかに乗り切るかで,年末に向けた出荷量の安定確保が決まるため,対策の実践を十分に支援していきます。
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