更新日:2010年4月15日

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原子力安全対策

 本県では,川内原子力発電所1号機が昭和59年から,2号機が昭和60年から出力89万kWで営業運転を行っています。発電所の安全確保については,設計・建設・運転の各段階において国の厳しい規制・監督が行われていますが,県としても発電所周辺地域の住民の安全の確保と環境の保全を図るため各種の安全対策を積極的に講じています。

●原子力安全対策の推進

県では,川内原子力発電所に係る安全対策として,県,薩摩川内市,九州電力(株)の三者で昭和57年に締結した安全協定を厳正に運用するとともに,関係の市町村や団体と安全対策等について協議するために「原子力安全対策連絡協議会」を開催するなど,関係機関と連携を図りながら安全対策に最善を尽くしています。

●環境放射線の監視

 川内原子力発電所周辺地域の住民の安全の確保と環境保全を図るため,発電所の操業前の昭和56年から環境放射線の監視を継続して実施しています。
調査には空間放射線量の測定と環境試料の放射能分析があり,調査結果は3か月毎に取りまとめて公表しています。
平成19年度における調査結果は,これまでの調査結果と比較して同程度のレベルであり,異常は認められませんでした。

(1) 空間放射線量 

ア  3か月間(91日換算)積算線量の測定は47地点で実施し,その結果は0.10~0.15ミリグレイ(前年度まで0.09~0.17ミリグレイ)でした。
イ  シンチレーション検出器による線量率の連続測定は12地点で実施し,月平均値は26~46ナノグレイ/時(前年度まで25~48ナノグレイ/時)でした。
 

(2) 環境試料の放射能


放射性核種分析は,海洋試料41試料,陸上試料115試料,合計156試料を,137Cs(セシウム-137),60Co(コバルト-60),90Sr(ストロンチウム-90),131I(ヨウ素-131)等について実施しました。
調査結果は,137Cs,90Srが一部の試料で検出されましたが,60Co,131I等は調査した全ての試料で検出されませんでした。
なお,検出された137Cs,90Srは,過去の核実験の影響が残っているものと考えられますが,これまでの調査結果と同程度のレベルでした。


■環境試料の放射能調査結果

試料名 単 位 137Cs 90Sr

平成18年度まで

平成19年度

平成18年度まで

平成19年度

試料数 測定値 試料数 測定値 試料数 測定値 試料数 測定値
海洋試料 海産生物 Bq/kg生

663

ND~0.53

21

ND~0.12
395
ND~0.77

13

ND~0.05
海水 mBq/l

316

ND~13

12

ND~2.1

108

ND~10

4

1.3~1.7
海底土 Bq/kg乾土

212

ND~3.4

8

ND~1.3

108

ND~1.2

4

ND
陸上試料 植物 Bq/kg生

723

ND~3.4

27

ND~0.29

313

ND~24

11

ND~1.3
畜産物(牛乳) Bq/l

208

ND~0.31

8

ND~0.011

57

ND~0.082

2

ND,0.024
陸水 mBq/l

497

ND~16

20

ND

157

ND~11

6

ND~1.1
陸土 Bq/kg乾土

323

ND~110

12

ND~13

118

ND~13

4

0.4~0.9
浮遊じん mBq/m3

475

ND~1.9

24

ND

-

-

-

-
降下物 MBq/km2.月

500

ND~9.8

24

ND

-

-

-

-

環境放射線調査のしくみ

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