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ホーム > 健康・福祉 > 医療 > 感染症 > 感染症情報 > インフルエンザについて

更新日:2024年4月12日

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インフルエンザについて

2023年第36週(2023年9月4日~9月10日)から新シーズン(2023/2024シーズン)になりました。

インフルエンザは毎年冬に流行を繰り返し,学校や高齢者施設等では集団感染が発生しています。

厚生労働省インフルエンザ総合対策(外部サイトへリンク)

インフルエンザについて

1ンフルエンザの主な症状

38℃以上の発熱,頭痛,関節痛,筋肉痛,全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて,普通の風邪と同じように,のどの痛み,鼻汁,咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を,御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等,重症になることがあります。

2ンフルエンザにかからないためには

インフルエンザを予防する有効な方法としては,以下が挙げられます。

1)ワクチン接種

インフルエンザワクチンは,発症をある程度抑える効果や,重症化を予防する効果があります。特に高齢者や基礎疾患のある方など,罹患すると重症化する可能性が高い方には接種の意義が大きいと考えられます。

定期接種対象者(65歳以上の方等)でインフルエンザワクチンの接種を希望される方は,お早めに接種をお願いします。

インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同日に接種することが可能ですが,新型コロナワクチンについては前回接種からの間隔等の要件があることから,必ず同日に接種できるわけではありません。同日での接種を希望される場合は,事前に医療機関にご相談ください。

  • 65歳以上の方のほか,60歳から65歳未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等

季節性インフルエンザワクチンに関するお知らせ(PDF:220KB)

2)外出後の手洗い等

流水・石けんによる手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり,インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

3)適度な湿度の保持

空気が乾燥すると,気道粘膜の防御機能が低下し,インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では,加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

4)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために,十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

5)人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら,特に御高齢の方や基礎疾患のある方,妊婦,体調の悪い方,睡眠不足の方は,人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には,ある程度,飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず,熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので,これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。

6)室内ではこまめに換気をする

季節を問わず,また,新型コロナウイルス対策としても,十分な換気が重要です。
一般家庭でも,建物に組み込まれている常時換気設備※や台所・洗面所の換気扇により,室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
※2003年7月以降に着工された住宅には「常時換気設備(24時間換気システム)」が設置されています。常時換気設備が設置されている場合には常に稼働させましょう。また,定期的にフィルタの掃除を行い,強弱スイッチがある場合は強運転にして換気量を増やすようにしましょう。吸気口の位置にもご注意ください。家具等でふさぐと効果が落ちてしまいます。
「常時換気設備」が設置されていない建物でも,台所や洗面所などの換気扇を常時運転することで最小限の換気量は確保できます。

<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は,対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また,窓が1つしかない場合は,部屋のドアを開けて,扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

【冬場における換気の留意点】
・窓開けを行うと,一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら,換気を行ってください。
・暖房器具の近くの窓を開けると,入ってくる冷気が暖められるので,室温の低下を防ぐことができます。なお,暖房器具の種類や設置位置の決定に当たっては,カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど,火災の予防に留意してください。
・短時間に窓を全開にするよりも,一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が,室温変化を抑えられます。この場合でも,暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば,十分な換気量を得られます。
・人がいない部屋の窓を開け,廊下を経由して,少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも,室温を維持するために有効です。
・室温を18℃以上に維持しようとすると,窓を十分に開けられない場合には,換気不足を補うために,HEPAフィルタによるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。

3ンフルエンザにかかったら

1.人混みや繁華街への外出を控え,無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。

2.咳やくしゃみ等の症状のあるときは,家族や周りの方へうつさないように,飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう

咳エチケット

インフルエンザの主な感染経路は,咳やくしゃみの際に口から排出される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
たとえ感染者であっても,全く症状のない(不顕性感染)例や,感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気がつかない軽症の例も少なくありません。したがって,周囲の人にうつさないよう,インフルエンザの飛沫感染対策としては,次のことなどを守るよう心がけてください。
1.普段から皆が咳エチケットを心がけ,咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
2.咳やくしゃみが出るときはできるだけ不織布製マスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は,ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い,顔を他の人に向けないこと
3.鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て,手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと

 

3.安静にして,休養をとりましょう。特に,睡眠を十分にとることが大切です。

4.水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。

5.高熱が出る,呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

また,小児,未成年者では,インフルエンザの罹患により,急に走り出す,部屋から飛び出そうとする,ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあります。自宅で療養する場合,インフルエンザと診断され治療が開始された後,少なくとも2日間は,小児・未成年者が一人にならないよう配慮が必要です。

4ンフルエンザにかかったら,どのくらいの期間外出を控えればよいか?

一般的に,インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。そのため,ウイルスを排出している間は,外出を控える必要があります。

排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが,解熱後もウイルスを排出すると言われています。排出期間の長さには個人差がありますが,咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には,不織布製マスクを着用するなど,周りの方へうつさないよう配慮しましょう。

参考までに,現在,学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日(幼児にあっては,3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし,病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは,この限りではありません)。

厚生労働省インフルエンザQ&A(外部サイトへリンク)

鹿児島県版ポスター

インフルポスター

PDF(PDF:420KB)

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保健福祉部感染症対策課

電話番号:099-286-2724

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