更新日:2018年3月22日

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医療講演会

医療講演会

鹿児島県難病相談・支援センターでは,年1回,支援者向けの医療講演会を開催しております。

平成29年度医療講演会を開催しました

平成30年2月28日(水曜日)に畿央大学教育学部代教育学科越寛樹先生をお招きして,医療講演会『慢性の痛みを抱える患者のケアについて~認知行動療法の視点から~』を開催しました。当日は,44名の方にご参加いただきました。

日時 平成30年2月28日(水曜日)13時30分~16時20分(13時00分受付)
場所 ハートピアかごしま2会議室
対象者 行政職員(保健所及び市町村難病担当者),医療・介護従事者(医師,看護師,医療相談員,心理士,ケアマネージャー,ヘルパー等),難病患者・家族
内容

講演:「慢性の痛みを抱える患者のケアについて~認知行動療法の視点から~

講師:畿央大学教育学部現代教育学科教授越寛樹先生

 

講演『慢性の痛みを抱える患者のケアについて~認知行動療法の視点から~』

まず慢性的な痛みの捉え方(苦痛と苦悩に分けて捉える)や認知行動療法の考え方,アプローチの対象,方法,患者さん本人に主体的な問題解決者になってもらうための関わりの工夫などに関する話があり,その後,デモ映像を見ながら慢性的な痛みに対する認知行動療法の進め方やポイントについて具体的に学びました。

また,慢性的な痛みに対する認知行動療法を行う前提として重要である基本的なコミュニケーションスキルについての話もあり,参加者のみなさんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

【アンケートから(抜粋)】

  • 苦痛と苦悩のとらえ直しで介入の方向性が整理できる感じがしました。
  • 実際にワークシートを使ってみたり,デモ映像を見ることでより“認知行動療法”について理解することができました。
  • 講師の説明がとてもわかりやすく,認知行動療法についての理解が深まりました。
  • 痛みのある方に対してのかかわり方がわからなくなってきていたので,良い機会でした。
  • 認知行動療法の介入技法も参考になりましたが,場面場面で出てくるコミュニケーションスキルも参考になりました。

平成29年度医療講演会

平成28年度医療講演会を開催しました

平成29年3月3日(金曜日)に,玉名地域保健医療センターの摂食嚥下栄養療法科前田圭介先生をお招きして,難病医療講演会『災害時の食べる支援~要支援者に必要なこと~』を開催しました。60名の参加をいただきました。

日時 平成29年3月3日(金曜日)13時30分~15時30分(13時00分受付)
場所 ハートピアかごしま2階大会議室
対象 保健所及び市町村の職員,医師,歯科医師,保健師,歯科衛生士,栄養士,言語聴覚士,訪問看護ステーション看護師,各事業所介護支援専門員,医療ソーシャルワーカー,難病患者・家族等
内容 講話「災害時の食べる支援~要支援者に必要なこと~玉名地域保健医療センター摂食嚥下栄養療法科前田圭介先生

 

講話「災害時の食べる支援~要支援者に必要なこと~」

東日本大震災時のデータで,震災後5日目から肺炎が急増したとうデータがあり,H28年4月の熊本震災では,前田先生自ら自転車で肺炎予防啓発のチラシを配られたそうです。避難所をリサーチした結果,(1)高齢者はじっとして動かない(2)歯磨きもしていない(3)トイレの問題で水分補給を避けている(4)物資が弱者ほど届かない状況であり,要支援者ほど肺炎のリスクに直面していることを実感されたとのことです。

その後,有志のボランティアを集めて熊本震災摂食サポートチームの立ち上げに尽力され,物資の調達や自衛隊におかゆを炊いてもらうなどの働きかけを行われたそうです。

また,講義の中ではサルコペニア(全身の筋力減少と筋力低下)による摂食嚥下障害について説明され,予防として(1)リハビリ(2)栄養管理(3)口腔ケアが三本の柱であることを話されました。災害時の食支援は,口腔ケアだけではなく,多面的なケアが必要であり,様々な職種との連携や迅速な対応が必要であることをお話されました。

【アンケートから】

  • 隣の県で起こる災害で,自分はどう動けば良いのだろうと考えていました。実際の経験や必要なことを聞くことができて勉強になりました。
  • 初めて知る事や,改めて気付かされることがあり,食べる支援の大切さについて学ぶ事が出来た。被災地支援に関わることもあり,今後は”食べる支援の大切さ”という視点を持って,取り組んでいきたいと思いました。
  • すべてにおいて見聞を広げる講義でかつ,ユーモアもありとても楽しかったです。災害時に限定せず,通常の業務や他職種へ伝達していきたいと感じました。災害時には,他機関との連携・調整・共通認識を深める為に,自分にも役立つことができるかもしれないと思いました。
  • とても分かりやすい御講話でした。熊本震災を通して,必要なこと,求められることをご教示頂きました。今後に活かしていきたいと思います。
平成28年度医療講演会1 平成28年度医療講演会2

 

平成27年度医療講演会を開催しました

平成28年2月25日(木曜日)に,国立病院機構静岡富士病院の溝口功一先生をお招きして,難病医療講演会~災害時の対応について~を開催しました。

日時 平成28年2月25日(木曜日)13時00分~16時15分(12時30分受付)
場所 ハートピアかごしま2階大会議室
対象 難病患者・家族,保健所及び市町村担当保健師,訪問看護ステーション看護師,各事業所介護支援専門員,医療ソーシャルワーカー
内容 講話(1)難病とその生き方難病相談・支援センター所長福永秀敏先生

講話(2)災害に対する難病患者の自助について国立病院機構静岡富士病院院長溝口功一先生

 

講話(1)「難病とその生き方」

難病の場合,治療法もないためなかなか解決の糸口を見いだすことが難しいが,幸せのかたちは人それぞれで「病気のあなたでも,そのまま,大切な存在だよ」と伝えていくことが大切という話がありました。

【アンケートから】

  • 福永先生の今までの難病患者の方々に向き合ってこられた姿勢がとてもよく伝わってきました。私たち支援者も頑張っていかなければと身の引き締まる思いでした。
  • 難病ときくと考えてしまうと思っていたが,話をきくこと,向き合うことが大事だと思いました。
  • 共感・寄り添うこととよく言われるが,「一緒に悩み,できることを一緒にやっていく」それでいいんだという気持ちになった。
  • 難病であることを受け入れたうえで,自分自身も幸福感を高めるような生き方をしていきたい。

講話(2)「災害に対する難病患者の自助について」

東日本大震災の在宅難病患者の状況についての報告から,災害後3日間は被災地の病院は外傷などの救急患者が多く,難病患者への対応は困難になる。そのため,災害が起きた時は,即避難ではなく,自宅で3日以上(可能ならば1週間)過ごせるような災害対策が必要であることを話されました。

また,災害時は患者さんはもちろん,支援者も被災者になる。「もし災害が起きたときにはどうしますか?」ということを患者さん自身に問いかけ考えてもらい,必要なことを準備・訓練しておくことが非常に大切だということを話されました。

【アンケートから】

  • 病院に避難することを一番と思っていたのだが,非常用バッテリー等必要なものを備え,自宅で生活できるように一緒に考えていってみようと思いました。
  • 自身も被災者であることを念頭に何ができるのか準備していくいいきっかけになったと思います。
  • 鹿児島には桜島がある。去年警報レベルが上がった時にどのようにしていいか分からなかったが,今回の講演は非常に勉強になりました。
  • 災害について日頃から家族と話し合い,自分自身のこととして考えたい。今日は勉強になりました。

 

平成27年度医療講演会福永所長

講演(1)

「難病とその生き方」福永秀敏先生

平成27年度医療講演会溝口先生

講演(2)

「災害時における難病患者の自助について」溝口功一先生

 

平成26年度医療講演会を開催しました

成26年8月30日(日曜日)に,国立病院機構南九州病院神経内科の内田裕一先生をお招きして,医療講演会を開催しました。21名(患者5名,家族・付き添い5名,医療関係者その他10名,難病支援ネットワーク会長)の参加をいただきました。

ANCA関連血管炎」は聞き慣れない病気ですが,血管に障害(血管炎)を生じる病気の総称です。ソチオリンピックのノルディック・ジャンプ団体で銀メダルを取ったメンバーの一人である竹内択選手は,この一種である「チャーグ・ストラウス症候群」(現在は「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」という名前になっています)だと告白しています。

講演会では,この病気の説明に始まり,いろいろな症状や早期発見の仕方,治療法に至るまで,非常に詳しくお話をいただきました。ご自分の経験された2名の患者さんの経過を説明し「患者それぞれで治療は異なる」ということばが印象的でした。講演の後,数名から質問があり,丁寧に答えていただきました。

難病相談・支援センターとしても,このような希少難病の患者さんの集まり(サロンや交流会,医療相談など)を今後とも計画していきたいと思いました。

(アンケートから)

  • とてもわかりやすい講演内容でした。
  • 初めて聞く病名で興味深かったが,症状も多いため病名がわかるまでが心配。
  • 実・症例を交えての講演で,今後この病名の方をみることがあれば,この知識を生かしていきたい。
  • 医療従事者ですが,直接疾患を持つ人の意見を聞くこともでき,患者さんの気持ちをもっと考えながら関わっていかないといけないと感じました。
  • 早期受診が大事だと思った。
  • 患者さんの相談窓口や患者会があるといいと思う。

など多くのご意見やご感想をいただきました。ありがとうございます。

 

 

 

 

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