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更新日:2022年7月11日

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建物形状や開口部による室内の風道の確保

対策の概要

適切な換気で快適な室内空間をつくりだす

気温と湿度の高い夏を快適に過ごすためには、住宅内に空気の流れを起こし、たまった湿気や熱気を室外に放出することが大切です。そのために、気温差や気圧の変化に基づく空気の流れを理解し、建物形状や間取り配置の工夫、開口部の位置や大きさへの配慮により、室内に風の流れを生みだします。また、開口部や風楼、換気口等、建物の部分部分の設えも重要なポイントとなります。
更に、高気密、高断熱住宅では、室内空気を清浄に保つためにも自然換気とともに効率のよい換気設備システムによる住宅全体の計画換気が不可欠です。特に、小風量の常時換気は室内上下の温度むらや部屋間の温度差を抑え、新鮮な空気を計画的に供給することが可能です。
平面形状による風の流れ

図3-14平面形状による風の流れ
「建築設計資料集成」より作成



風の卓越方向に開口部を設けたり、間取りの工夫、庇や衝立(ガイドベーン)の設置によって、室内に新鮮な外気を導き入れることが重要です。また、開口や間仕切りの位置により室内の風速分布が変化し、通風効果が左右されます。室内空気のよどみが発生しないように間仕切りの位置を決定することが重要です。
断面形状による風の流れ

図3-15断面形状による風の流れ
「建築設計資料集成」より作成



建物に風があたると風上では正の、風下では負の圧力が生じます。窓があればこの圧力差が通風の起動力となります。(風の縮流効果)また、同じ風圧であっても建物の形状によって圧力差が生じ、室内に空気の流れが生まれます。特に上下に開口を設けると室内空気の温度差によって空気の流れが生まれます。(煙突効果)

主な手法

●室内の通風経路の確保

よくあるご質問

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