王子遺跡棟持柱建物跡
鹿屋市王子町にある弥生時代中期の集落遺跡。標高約72mで笠野原台地縁辺部の畑地に立地する。1981年からの発掘調査の結果,ベッド状の張り出しをもつ住居など,さまざまな形状の竪穴住居27,掘立柱建物跡14(棟持柱を有するもの6),溝2などが見つかった。土器は,在地の山ノ口式土器の甕(かめ)・壷(つぼ)・鉢(はち)を中心に,北部九州や瀬戸内の影響を受けた土器が一緒に出土している。また,磨製石鏃(ませいせきぞく),砥石(といし),樹皮布叩石(じゅひふたたきいし)などの石器や鉄製品も出土している。
この中から,神殿や集会場として使用されたと考えられる棟持柱建物を2分の1の縮尺で想定し復元している。
展示に関する情報
現在展示してあります(大型模型)
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