更新日:2025年6月6日
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本県の2025年22週までの百日咳の届出累計は663例で,現在の方法で統計を取り始めて以降過去最多である2019年の728例に迫る多さとなっています。
全国的にも,最も届出数が多かった2019年の届出数を大きく上回って流行が拡大しています。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
2025年 |
|
鹿児島県 | 153 | 728 | 83 | 3 | 5 | 7 | 7 | 663 |
全国 | 12,117 | 16,850 | 2,794 | 704 | 494 | 1,000 | 4,054 | 22,351 |
最新の発生状況は,毎週発行している「鹿児島県感染症情報」で確認できます。
百日咳は百日咳菌による感染症で,患者の咳やくしゃみなどの飛沫によって感染します。
最初は風邪症状で始まりますが,次第に咳が強くなり,その後,激しい咳の発作(顔を真っ赤にしてコンコンと立て続けに激しく咳き込み,最後にヒューと音を立てて息を吸い込む)が続きます。
成人は,咳が長期にわたって持続しますが,典型的な発作性の咳を示さず回復に向かうので,百日咳の罹患に気づかず,乳児の感染源となっていることがあります。
乳児では重症になり,特に新生児がかかると無呼吸となり,致死的となることがあります。また,肺炎や脳症を併発することがあります。
百日咳にご注意ください(PDF:367KB)
<標準的なワクチン接種スケジュール>
2024年度以降,5種混合ワクチンを主に用いることとしています。
飛沫・接触感染予防として,手洗いや咳エチケット等の一般的な感染対策を心がけましょう。
百日咳は,5類感染症全数把握疾患に定められています。診断した医師は,7日以内に最寄りの保健所へ届け出なければならないとされています。
第2種の感染症に定められており,特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで出席停止とされています。
ただし,病状より学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは,この限りではありません。また以下の場合も出席停止期間となります。
百日咳とは(国立健康危機管理研究機構)(外部サイトへリンク)
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