閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和6年12月南薩地域の現地農業情報

更新日:2025年1月16日

ここから本文です。

令和6年12月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

集落営農法人「土里夢たかた」で飼料作物の検討会を開催!

11月28日に南九州市高田の研修館で,土里夢たかた組合員及び関係機関等21名が参加し,組合が今年度取り組んだスーダングラス不耕起栽培の実証結果と,次年度実証する極短穂茎葉型WCS用稲専用品種「つきすずか」の実証内容等について検討しました。省力化が図られ収量も問題なかった不耕起栽培は,次年度は排水対策も行って継続実証すること,「つきすずか」は栽培・収穫実証と収穫物の成分分析等を行い,地域導入を検討することが決まりました。今後も農政普及課は取組を支援します。

新規就農者を対象にした茶部門別研修の開催

11月29日,就農5年目までの新規就農者を対象に,松元機工株式会社で茶園管理機械の点検・整備,農作業安全などの研修を開催しました。茶園管理機械の適切な操作・整備は,農作業事故防止や機械の使用年数延長に繋がるため,参加者は真剣な眼差しで講師の説明を受けていました。農政普及課は,有機栽培技術や秋冬期防霜について情報提供を行いました。指導農業士からは今後営農を続けていく上で,仲間づくりの重要性や技術習得に向けた姿勢等について助言がありました。

南薩地域青年農業者会議で5名が発表

12月12日,金峰文化センターで南薩地域青年農業者会議が開催され,南薩管内の農業青年クラブや関係機関等61名参加し,4名のプロジェクト発表と1名の意見発表が行われました。各青年農業者からは(1)早期水稲の直播栽培の実証,(2)大豆の除草試験,(3)甘藷の施肥改善,(4)野菜における減農薬の実証結果の発表があり,また,意見発表では就農してから変化した農業への思いを熱く語られました。今後の展開は,2月の県農業青年会議へと進んでいきます。引き続き農政普及課は課題解決を支援します。

新規就農者を対象にした畜産部門研修の開催

11月29日,南さつま市白川地区現地ほ場にて,今年度の新規就農者畜産部門の研修を指導農業士の現地就農トレーナー研修として行いました。今回は対象が1名(WCS用稲生産・販売部門で経営開始)で,その新規就農者が行っている早期栽培のWCS用稲収穫後の有望飼料作物選定の試験状況等について,指導農業士を交えて現地検討しました。また,新規就農者が今後予定している肉用牛生産経営開始に伴う資金借入計画についても助言をいただきました。今後も農政普及課は定着に向けて支援します。

南九州市流通部会が小売茶の品質を確認

12月10日,南九州市茶業振興会流通部会は,知覧茶の規格統一のため知覧文化会館で審査会を開催しました。会員が千円で販売している小売茶44点の品質を県茶生産協会技術アドバイザー,農業開発総合センター茶業部と農政普及課が審査・評価しました。本年は一番茶期の天候不良で難しい製造でしたが,出品された小売茶はいずれも味,香りともに良好でした。しかし,一部には保管管理の不具合等で劣化した品もみられました。引き続き良質茶生産と,適切な保管管理等に努めることを確認しました。

「加世田のかぼちゃ」は大玉傾向で高値販売!

令和6年産抑制かぼちゃの出荷は,11月29日から始まり12月19日でほぼ終了しました。今年産は台風10号の被害によるまき直しや,病害虫の被害等から出荷遅れや品質の低下が懸念されましたが,4L(5玉)~3L(6玉)の大玉中心で,A品率も40%と高かったことや,外国産の輸入量が少なったこと等から,価格は350~400円/kgと高単価で取引されました。今後は,1月から定植が始まる春かぼちゃの生産に向けて,取り組みを強化します。

南さつま市新規就農者の経営発展に向けた現地巡回指導を実施

南さつま市は,11~12月にかけて近年の新規就農者15人(野菜,作物)を対象に,就農・定着状況や青年等就農計画の到達状況の確認のため,関係機関・団体及び地区指導農業士会と合同で現地を巡回指導しました。新規就農者の生産管理に対する課題や,経営の悩み等に対し,それぞれの立場から助言しました。特に,指導農業士らの助言は,経営発展に向けて意識を高め,新規就農者にとって非常に参考となるものとなりました。

南九州市の花き生産者が実需者と花き情勢について学ぶ

12月2日,南九州市花き振興会は,南九州市川辺支所で花きの販売・流通の情勢を学ぶため県内大型スーパーセンターの担当者と意見交換を行いました。今年度の花きの入荷(夏場の高温や多雨等で切花等の入荷量が少なかったこと等)や販売状況(需要の高い花き等)を中心に検討しました。生産者からは「管内で栽培されているクルクマ,テッポウユリ,ストック等を実需者と連携して販売・PRをしても良いのではないか」という意見がありました。新たな試みとして今後も支援します。

南九州市花き振興会研修会1 南九州市花き振興会研修会2

周年菊研究会と八女電照菊部会青年部が交流

11月28日,枕崎市大塚地区の若手生産者組織「周年菊研究会」は,大塚公民館で「八女電照菊部会青年部」との意見交換会を開催しました。関係機関を含め27人が参加し,それぞれの取組や課題について共有,検討しました。病害虫や労働力確保対策,経費の高騰をどのように単価に反映できるかなどについて活発に意見を交換しました。お互いに刺激を受け,情報交換ができる仲間をつくることができました。今後も農政普及課では,若手生産者の技術向上,仲間づくりを支援します。

周年菊研究会とJA八女青年部との交流会1 周年菊研究会とJA八女青年部との交流会2
周年菊研究会とJA八女青年部との交流会3 周年菊研究会とJA八女青年部との交流会4

枕崎市,南九州市のさつまいも生産者が基腐病対策技術等を学ぶ

12月10日にJA南さつま枕崎支所,12月11日に枕崎市市民会館,12月13日に本坊酒造知覧蒸留所でサツマイモ栽培講習会が開催され,計約100名の生産者及び関係者が参加しました。農政普及課からは,サツマイモ基腐病の次年度対策として体系防除の説明や今年度行った基腐病対策実証ほ結果や,最近問題となっている茎根腐細菌病の発生状況等を説明しました。生産者からは茎根腐細菌病に関する質問が多く,活発な議論となりました。農政普及課は今後もさつまいもの生産安定に向けて支援します。

指宿市

かぼちゃのうどんこ病抵抗性品種「グラッセ」の食味を評価

12月17日,南薩地域振興局指宿庁舎で,かぼちゃの減収要因であるうどんこ病の抵抗性品種「グラッセ」の甘みやほくほく感などを評価する目的で,食味調査を実施しました。「グラッセ」と指宿での主力2品種の計3品種について県,市役所,農協関係者約40人が評価しました。今回は収穫直後の調査でしたが,貯蔵後の変化を見るために翌年1月には第2回食味調査を実施予定です。調査結果は関係者に情報提供し今後の指宿産かぼちゃの品種選定の参考とします。

観葉のまち指宿へようこそ!多様な働き手を受け入れる

繁忙期に働き手を確保したい農業者と,農業体験したい希望者とのマッチングを通じて労働力不足を解消することを目的とした農業労働力確保対策モデル事業が実施され,指宿市では5戸の観葉植物農家が7人の県内外からの応募者を受け入れました。5日間の滞在期間中には市内観光や住民交流会等の催しもあり,「指宿,観葉植物がより好きになった」と喜びの声が聞かれ,農家も笑顔で感想を話していました。今回の取組が継続的な労働力の確保に繋がることが期待されます。

経営者クラブ員が健康管理について学ぶ

12月10日,指宿こころの宿で農業経営者クラブいぶすき支部の主催の家族研修会が開催され,クラブ員,関係機関・団体併せて19人が参加しました。研修会では,指宿保健所の保健師を講師として,近年クラブ員の健康面が問題となっているなか「健康寿命をのばすために」と題しての講話と,無理なくできるストレッチなどの指導がありました。研修会後は,クラブ未加入の指導農業士も参加し,関係機関を交えた情報交換会を開催しました。

観葉女性部Ms.の会観葉植物を使った体験で消費者交流

12月7,8日指宿市ふれあいプラザなのはな館で開催された「グリーンフェスタいぶすき」で観葉女性部Ms.の会8名が,観葉植物を使った消費者体験を実施しました。指宿の観葉植物を知ってもらい,親しみを持って触れる機会を通して暮らしの中で愛でてほしいと,研修で得た知識・技術を活かした「ミニコンテナ観葉」と「観葉植物を使った寄せ盛り」の2体験で約160名に育て方や特長等を語り交流の場となりました。参加者からは好評で,観葉植物の愛好者を増やす機会となりました。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

南薩地域振興局農林水産部農政普及課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?